tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

初夏に霧にも風にも負けず白銀?の伊豆大島ハイキング旅

2020年7月3日(金) 雨 25度

PM8:15退社-PM9:15竹芝港到着ーPM10:00竹芝港出航

天気予報によると梅雨前線が活発となり西日本では記録的な大雨が予測される中、船が就航するのか不安の中で旅行日を迎えた。

PM5:00に東海汽船に就航することを確認すると、残業を早く切り上げPM9:15分に竹芝港に到着。家族と待ち合わせて、入場受付までロビーで待機。周りを見回すと、釣りの道具を持っている人、学生の小集団、中高年者の1人旅・・と老若男女であふれていた。とはいえ、ロビーは広いので3密にはなっていなかった。

 受付(体温チェック含む)を終え、今日お世話になる東海汽船130周年を記念して25年ぶりに6月25日にリニューアルした新サルビア丸に乗船。

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 船内は、まだおニューで清潔感があふれバリアフリー化しておりエンジン音や揺れ防止の改善が図られていた。ハイブリッドエンジンで燃費がよく小笠原までいけるそうだ。

 PM10:00東京竹芝港出航。部屋は2段ベットの特2等室。仕事の疲れとともにふかふかベットと適度な揺れに誘われ、就航してすぐに就寝。
 AM3;30頃、トイレで目が覚めると、東京湾を出て房総半島館山沖を通過しており、東京湾外に出て雨の影響もあって船の揺れを感じた。
 しばらく読書をしてから、6階のレストランで夜明けの太平洋の海を眺めた。AM5;00には伊豆大島がはっきりと見えてきた。

 

2020年7月4日(土)曇り雨 28度

AM6:00 伊豆大島 岡田港入港ーAM6:30 路線バス AM7:00 大島温泉ホテル着ーAM10:00 樹海コース散策ーAM10:50裏砂漠ーPM12:00大島温泉ホテル着ーPM1:10大島温泉ホテル(送迎バス)発ーPM1:50 岡田港着ーPM2:40分岡田港出港ーPM7:05東京竹芝港入港ーPM8:30自宅

小雨が降っていたが、強風も止みAM6:00島北部の岡田港に無事到着。下船すると、今日参加するツアー主催者のお出迎えがあり、早速、始発の路線バスに乗り、今日のツアー参加者とご対面した。
メンバーは、中高年の男性の1人参加と家族づれ、中年夫婦、女性の1人旅と老若男女千差万別。
目的地の大島温泉ホテルは三原山の中腹にあり、標高500メートルにあるため、海岸沿いの大島一周道路にある初春には椿で覆われる椿トンネルを通過し、都立大島公園からアジサイレインボーラインで急こう配の坂を上っていった。
車窓からはアジサイの彩花が出迎えてくれ癒された。

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 標高が増すにつれ強風となり三原山ハイキングができるのか車内に不安な雰囲気が漂った。山の天気は下界とは違い天候は移ろいやすい・・。

バスが大島温泉ホテル(標高500m)に到着すると、ガイドの方からの今日の行程の説明後、待望の温泉と朝食にありついた。
心身ともにリフレッシュして、ハイキングの出発の準備をしていると、風が強くなり、三原山のお鉢巡りは安全第一で中止となり、AM10;00までホテル内で待機となった。
さらに、帰りは高速船に乗る予定だったが、天候悪化のが予想されるため欠航となり、帰りも新サルビア丸に乗船することになった。
参加者の中には、このまま帰宅の途につくのかという不安が漂った。しかし、日頃の行いがいいのか、雨は止み風に負けない温泉ホテルルート(樹海コース)に変更してハイキング決行となった。

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 周りの景色は霧で視界がほとんどないが、樹海(木漏れ日の森)は、風も道もほとんどぬかるんでいなく順調に歩けた。

 樹海を抜けて木がなくなると、強風にさらされた。いつか森となる道と名づけられ、もともと火山灰地だったがやせた土地にも耐えられる植物が生え、今では緑の覆われ、いつか、森になるのだろう。

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 霧で視界は開けないが、さらに足を進めると、黒い奇岩がにょきっと突き出たエリア(ジオロックガーデン)となった。この辺りは1986年の中腹からの割れ目噴火で降り積もったマグマのしぶきが溶岩流に運ばれ変形して1日でできたそうだ。
自然の力おそるべし・・。

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そしてついに、分岐点となる裏砂漠風の丘に到着。といっても遮るものは何もなく、風との戦い。何度も吹き飛ばされそうになったが、天然の霧(ミストサウナ)を浴びて気持ち良かった。晴れていれば、視界一面黒い火山灰で覆われた砂漠を見ることができたのだろう。
 風の通り道で植物の種を吹き飛ばすため黒い砂漠景観が保たれているとのこと。日本国土地理院では、唯一砂漠と認められている土地とのこと。とはいえ、年々植物が生えてきて、砂漠面積が減ってきているとのこと。
この景観を観光の目玉の1つとしているため悩ましいとガイドさんは語っていた。
 しばらく記念写真を撮ったりしてから、元来た道を戻った。
強風に体が慣れたのか、帰りの木漏れ日トンネルは天国。わずか2時間のハイキングで天国と地獄を堪能した。
 

 ホテルにPM12;00予定通り到着。霧にまみれずぶぬれになったのですぐに温泉に入ったことは言うまでもない。
 その後、昼食に海鮮丼をいただきお腹も満たされ、心地よい疲れにいざなわれ思わずソファーの上で仮眠。
 すると、集合時間のPM1:00となり、お世話になったホテルでお土産を購入して、ホテルのバスで岡田港に向け出発。
 当然のごとくバスの中では夢の中にいざなわれた。
 岡田港にPM1:45に到着。就航まで約1時間あったので、館内の火山資料館を見学しつつ、実家に絵葉書を投函した。
 
 PM2;40銅鑼が鳴り出航。三原山のお鉢巡りや絶景は拝めなかったが、帰りの船の中では、今日の天然のミストを浴びながら歩いた貴重な体験が夢に出てきたことは言うまでもない。
 そして、夢はそのうち伊豆大島のいい思い出へと変わることは間違いない!
 PM7;05 東京竹芝港に到着。暮れなずむ夕日に映える東京湾ベイブリッジに出迎えられこの旅が終わりを迎えることを実感した。

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 青い空と海と黒い大地と緑のコントラストは次回伊豆大島を訪れるときの楽しみにとっておくとしよう。

 

伊豆大島

東経139度21分から28分、北緯34度40分から48分。東京から約120km、伊豆半島からは約25kmという位置にあり、面積は約90㎢で伊豆諸島最大の島。大島は海底からそびえる活火山(伊豆大島火山)の陸上部分で、標高758mの三原山は山頂のカルデラ内にできた中央火口丘にあたる。2007年に日本の地質百選に選定され、さらに2010年には関東ではじめての日本ジオパークに認定された。また、椿油や高級炭材で知られる椿や、都はるみの名曲「あんこ椿は恋の花」で知られる「あんこ姿」は島のシンボルにもなっている。人口約6000人、中心地は元町。伊豆諸島の中では平地率が高く、開発が最も進んでいるが、島の97%が自然公園法によって開発が規制されているため、自然景観と生態系が十分に保護されている。

 

(参考)

大島観光協会

伊豆大島の楽しみ方発見サイト『伊豆大島ナビ』

日本唯一の砂漠『裏砂漠』|伊豆大島ナビ(今回のハイキングコース)

3代目「さるびあ丸」いよいよ就航!|伊豆大島ナビ

東海汽船株式会社 | 伊豆諸島へ行く船旅・ツア