tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

盛秋や 霧に包まれ白粉の 伊豆大島の お鉢お預け

2020年11月6日(金) 晴 20度

PM7:45退社-P8:50竹芝港到着ーPM10:00竹芝港出航

天気予報によると明日は曇りのち雨。午前中は雨に降られるか降られないかといったところ。4か月ぶりの大島三原山のお鉢巡りベンジ?を果たすべく日程を調整して参加にこぎつけた。

 伊豆諸島は台風の通り道のため心配していたがどうやら一時的な低気圧の影響のようだ。

  前回同様 家族と待ち合わせて、入場受付までロビーで待機。周りを見回すと、釣りの道具を持っている人、学生の小集団、中高年者の1人旅・・と老若男女であふれていた。とはいえ、ロビーは広いので3密にはなっていなかった。

 受付(体温チェック含む)を終え、東海汽船130周年を記念して25年ぶりに6月25日にリニューアルした新サルビア丸に乗船。

 

 船の甲板にはカップルや学生の小集団が占拠し思い思いに東京湾の夜景見物を堪能していた。

 PM10:00東京竹芝港出航。部屋は2段ベットの特2等室。仕事の疲れとともにふかふかベットと適度な揺れに誘われ、就航して東京湾の絶景に酔いしれた後 日頃の行いを信じて三原山の雄姿を夢見ながら就寝・・。
 AM3;30頃、トイレで目が覚めると、東京湾を出て房総半島館山沖を通過しており、東京湾外に出た。
 しばらく読書をしてから、甲板で夜明けの太平洋の海を眺めた。AM5;00には伊豆大島がはっきりと見えてきた。

 

2020年11月7日(土)曇り雨 22度

AM6:00 伊豆大島 岡田港入港ーAM6:30 路線バス AM7:00 大島温泉ホテル着ーAM8:50 路線バス乗車ーAM9:05 三原山頂口ーAM9:30山頂口ジオパーク展ーAM9:45 山頂遊歩道散策ーAM10:30 三原神社- AM10:45 三原山展望台(753m)ー AMジオロックガーデン・再生の一本道(いつか森になる道)ー木漏れ日トンネルーAM11:40 大島温泉ホテル着ーPM1:40大島温泉ホテル(路線バス)発ーPM2:10 岡田港着ーPM2:40分岡田港出港ーPM4:20 東京竹芝港入港ーPM5:40自宅

 朝日は拝めなかったが、AM6:00島北部の岡田港に無事到着。下船すると、今日今日参加するツアー主催者のお出迎えがあり、早速、始発の路線バスに乗り、ツアー参加者とご対面した。
メンバーは、今回も中高年の男性の1人参加と家族づれ、中年夫婦、女性の1人旅と老若男女千差万別。
目的地の大島温泉ホテルは三原山中腹の標高525メートルにあるため、海岸沿いの大島一周道路にある初春には椿で覆われるトンネルを通過し、都立大島公園からアジサイレインボーラインで急こう配の坂を上っていった。
  標高が増すにつれ霧が峰となり三原山ハイキング(お鉢巡り)ができるのか車内に不安な雰囲気が漂った。山の天気は下界とは違い天候は移ろいやすい・・。

バスが大島温泉ホテル(標高525m)に到着すると、ガイドの方からの今日の行程の説明後、待望の温泉と朝食にありついた。

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 今日は宿泊客も多いためバッティングしないよう朝食後に温泉。心身ともにリフレッシュして、ハイキングの出発の準備をしていると、霧が晴れず視界不良のため安全第一でお鉢巡りは中止。

 それでも風雨がないので、舗装道路である山頂遊歩道で三原山山頂までは行くことになり AM8:50ホテル出発。
 お鉢巡りがなくなり時間に余裕があったため山頂口の近くのジオパーク展に寄りスタッフの方から三原山の噴火の様子や島の成り立ち地形などについてブラタモリに負けず劣らずの解説をしていただいた。

 

 火山や地層について学び ジオパークを感じて散策できる喜びが増した。

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 ところでが周りの景色は霧で視界がほとんどないため、映像で見たイメージを膨らませながらガイドさんの話を聞いた。マスクをつけソーシャルディスタンスを保ちながら山頂まで約200mの急こう配を上るため途中こまめに小休憩をとった。伊豆諸島の島々が見渡せる絶景が疲れを癒してくれるはずがだったのだが残念。

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そうこうしているうちに山頂付近にある三原神社に焼く40分で到着。

 ここは知る人ぞ知るパワースポット神社。1986年の噴火の際山頂から流れる溶岩がこの神社を避けたため現在も鎮座している。この旅の無事と家内安全コロナウイルスの終息を祈願した。

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 その後火口付近の展望台まで10分程度歩いたが期待していた風景は濃霧のため見えず・・。

 

ガイドブックの写真を思い浮かべてしばし想像をめぐらせた。イメージトレーニングになったかな(笑)。

 三原山の標高は語呂合わせで名古屋(758M)と覚えて帰ってくださいというガイドさんの解説が記憶に残った。

 元来た道を戻り お鉢巡りの外周コースとの分岐で大島温泉ホテル目指して下山した。ここは砂利路で滑りやすいため下を見ながらゆっくり歩を進めた。

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 ガイドさん曰く毎回絶景に見とれて足をすくわれ転倒する人がいるが今日は視線を足元に集中できるのでけが人はでないだろうと言っていた。捨てる神あれば拾う神ありで予想通りけが人なしだった。途中温泉コースとテキサスコースの分岐点付近で視界が晴れてこの時季限定の黄金色の薄の大群をお拝見できたのは日頃の行いがよかったからかな。それがこれだ!

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 さらに足を進めると岩がにょきっと突き出たエリア(ジオロックガーデン)となった。この辺りは1986年の中腹からの割れ目噴火で降り積もったマグマのしぶきが溶岩流に運ばれ変形して1日でできたそうだ。自然の力おそるべし・・。

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薄の景色にしばし酔いしれ しだいにこもれびトンネルに入り視界が遮ぎられた。

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椿の木に覆われているがあちらこちらの幹に縞模様がついているのは台湾リスの仕業。

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 噴火で大島動物園から脱走し繁殖しているとのこと。前歯が延びるので成長する歯を削るためと幹の甘い樹脂を吸うためとのガイドさんのためになるワンポイント解説があった。そうこうしているうちに無事大島温泉ホテルにAM11:40到着。わずか2時間のハイキングで今回も天国と地獄を堪能した。

 濃霧の中を散策したため気が付くと髪はびしょびしょに濡れていた。残念ながら温泉は正午まで清掃中のため先に昼食のふなっこ善をいただいた。運動の後のご飯で食が進みあっという間に平らげた。

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すぐに温泉に入り汗を流した。露天風呂から三原山の雄姿は拝めなかったが温泉にゆったりつかりストレスフリーで極楽湯をしばし堪能した。

 お世話になった大島温泉ホテルでGO キャンペーンのクーポン券を利用して食事の際に使用した唐辛子醤油を購入。

 お腹が満たされ温泉に疲れも出て帰りのバスではおのずと夢の中にいざなわれた。

 岡田港にPM2:10到着。就航まで約30分あったので、館内の火山資料館を見学した。

YOUはどこから来た 何がよかったなど興味深い展示がたくさんあって待ち時間があっという間に過ぎた。それがこれだ!

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 PM2:35銅鑼が鳴り出航。

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三原山のお鉢巡りや絶景は拝めなかったが、帰りの船の中では、天然のミストを浴びながら歩いた貴重な体験が夢に出てきたことは言うまでもない。
 そして、夢はそのうち伊豆大島のいい思い出へと変わることは間違いない!
 PM4:30 東京竹芝港に到着。暮れなずむ夕日に映える東京湾ベイブリッジに出迎えられこの旅が終わりを迎えることを実感した。

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 青い空と海と黒い大地と緑のコントラストは次回伊豆大島を訪れるときの楽しみにとっておくとしよう。

次回は3度目の正直となるかはたまた2度あることは3度あるとなるか。神のみぞ知る・・。

 

この旅の感想を一句

盛秋や 霧に包まれ白粉の 伊豆大島の お鉢お預け

 

伊豆大島

東経139度21分から28分、北緯34度40分から48分。東京から約120km、伊豆半島からは約25kmという位置にあり、面積は約90㎢で伊豆諸島最大の島。大島は海底からそびえる活火山(伊豆大島火山)の陸上部分で、標高758mの三原は山頂のカルデラ内にできた中央火口丘にあたる。2007年に日本の地質百選に選定され、さらに2010年には関東ではじめての日本ジオパークに認定された。また、椿油や高級炭材で知られる椿や、都はるみの名曲「あんこ椿は恋の花」で知られる「あんこ姿」は島のシンボルにもなっている。人口約6000人、中心地は元町。伊豆諸島の中では平地率が高く、開発が最も進んでいるが、島の97%が自然公園法によって開発が規制されているため、自然景観と生態系が十分に保護されている。

 

(参考)

★ 大島観光協会

★ 伊豆大島の楽しみ方発見サイト『伊豆大島ナビ』

★ 東海汽船株式会社 

★ ブラタモリNHK

164 〜なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?〜」