お金に困らない人生設計を考える・・
今年の目標にFP(ファイナンシャルプランナー)2級を取得すると宣言した。退路を断って資格試験の勉強をするのだが、ただの暗記に終始して資格のための資格では自己満足に過ぎない。試験なので多少の割り切りは必要だが、その先を見据えて学習をしないと宝の持ち腐れになってしまう。
今週末に大学入試センター試験が行われるが、せっかく今まで他のことを多少犠牲にしつつ貴重な時間を学習にあててきたのだから、試験が終わったから終わりではなく、是非、興味のある分野を中心に他の本を読むなどして知識を深めて実学に結びつけていってもらいたい。
そうはいっても数学や古文なんか役に立たない・・と思ったあなた。私も高校時代そう思っていたが、日本の文化や歴史や古人の教え、身近なところでは和歌(恋愛)などを知る上でも参考になるし、数学も建築などの分野、企業会計(就職活動にも効果絶大)、経済、統計分析など実学に応用が利くものや確率など世の中の現象を数学的に分析できたりと応用範囲は広い。
私も、試験がきっかけであるが、せっかく学んだ知識なので世の中に活かしていけたらと思っている。
もともとこの資格を取得しようと思ったきっかけも、仕事(生活相談)で敵買うなアドバイスをするために必要性を感じたからだが、試験勉強では知識が問われる事が多く、実際の問題解決にはこれらを組み合わせていかなければならない。
FPは、お金に関する知識だけでなく、いくつかの選択を示し、メリットデメリットを説明しつつ顧客の状況にあったプランを作成するのも大きな任務だと思っている。2次試験では、事例問題はあるが、出題範囲が限られているので、実際の相談内容をカバーしきれない。
そこで、先輩に学ぶべく、巷にあふれる本の中から、各家庭の人生設計で問題となる項目について問題となる事例について年代別にわかりやすくまとめてある本、「お金に困らない人生設計」を読んでみた。
特に、資産形成、住宅、教育、介護、年金、相続など生活していくうえで避けては通れないようなものを事例を交えて筆者の見解を述べている。あくまでも、一般的な立場に立った提案(アドバイス)なので、個々の状況によってそれが絶対正しいとはいえないが、基本を知る上ではとても参考になる。
高齢の親御さんの介護やなくなられた場合の遺産相続(資産持ちの場合)なども、きょうだいで争いになることもしばしば見うけられる。
どういうところに相談に行けばいいのか知っておくのはもっとも大切だが、相談側もある程度の知識を持っておかないといざというときに自分たちで判断ができない。
電車の中でも、簡単に読める本なので、読んでみて、将来の人生設計について考えてみるのも悪くはないのではと思う。
(目次)
20代 早いうちから資産形成できる環境を作ろう
30代 生活レベルを上げず、収入を上げるしくみをつくる
40代 新しいことをせずに、今ある資産をうまく運用する時期
50代 家族関係を見直し、相続、介護をマネジメントする
60代 子どもや年金に頼らず生きる
30代 生活レベルを上げず、収入を上げるしくみをつくる
40代 新しいことをせずに、今ある資産をうまく運用する時期
50代 家族関係を見直し、相続、介護をマネジメントする
60代 子どもや年金に頼らず生きる
(参考)
ライフプランの盲点についてわかりやすく説明してくれる本