tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

人権意識を持つことの重要性について(様々な障害について知ることが共生社会への第一歩)

 先日、地元自治体が主催の「障碍者サポーター養成講座(初級編」に参加した。

 参加の目的は、仕事やライフワークのボランティア活動でさまざまな障がい者と接する機会があるが、相手に対して適正な対応ができているのか不安が生じているため、正しい知識と対応方法を学びたいと考えたから。

 講師からは、今日の講義の目的として次の2点が挙がった。

①障害の特性を知ること、そして理解を深め、その方に合った対応(行動変容)につなげること。

差別や偏見のない人権が尊重されただれ一人取り残さない社会(共生社会)の実現のためには、一人でも多くの方が、相手を知ることであり、今回習ったことなどを様々な媒体や機会を通じて情報共有(普及啓発)していくこと。

 そのためには、まず、正しい知識(さまざまな障がい者の特性を知ること)がないと始まらない。

  まず、アイスブレイクとして、日本に居住する人の約1割の左利きの方が日常生活で困っていることを受講生グループで話し合った。ちなみに、グループ内(4人)には左利きは1人もいなかった。

 相手(左利き)の立場を想像し、駅の自動改札や昔のドアノブの位置が右利き(多数派)に便利で、左利きには不便やはさみやスポーツ用具など道具も左利き用が少なく購入するのも一苦労との意見が出た。

 講師からは、右利きの方の隣に座り食事をすると手がぶつかってしまうことがあり、お互いに食事しづらいことや習字や横書きのテストの解答用紙などは、左利きだと手が汚れたり、書きづらいなどが挙がった。

 

 また、左利きで得することは、スポーツでは、有利に働くことが多いとのこと。普段の生活で、多数派は少数派について考えているようであまり考えていないことを痛感した。

 知ることの基本は、まずは、直接相手から聞くこと。それが難しい場合は、書籍やDVDやインターネット、講習会などから信頼できる情報を得ることだろう。

 今回の講習では、基本的な各障害の特性についての解説と日常生活で起きる障害による困りごと(グループワークで、買い物、公共交通機関の利用を想定して、各障碍者の立場で考えて、困りごとを洗い出し、対応方法を討議)について考えた。

 講師が知的障害者、精神障がい者の通所施設の相談員ということもあり、特に、知的障がい者、精神障がい者を中心に、現場の声や日常生活での対応方法について学んだ。

 受講生から出た意見は、買い物編では、人の視線が気になり人込みの中に行くこと自体が精神的に負担で疲れる。

 いろいろな商品があって、頭の中が混乱してしまい、購入場所にたどり着けない。(買い物ができない)。

 おつりの計算が難しく、お札を出してしまい財布が小銭でいっぱいになるや自動レジの操作がわからず会計ができないなど。

 

 具体的な場面でも、知識が乏しく、障がい者の立場が理解できないと、買い物レジや銀行の行列など空いた機械にスムーズに移動できず、列の後ろがつかえてしまい、列の後ろに並んでいる方から罵詈雑言が生じるそうだ。実際にそういった場面に出くわしたり見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。

 

 少数派について正しい知識や理解が伴わず、多数派の思い込みや誤解(誤認識)がフェイクニュースとして広まってしまうと、差別や偏見を助長され、人権が踏みにじられた少数派にとっていきにくい世の中(だれ一人取り残さない共生社会とは真逆)になってしまう。現代では、SNSなどで簡単に情報発信できるメリットがある一方、相手のことを考えず、誹謗中傷なども安易に情報拡散され、新たなネット被害(いじめなどでの登校拒否や最悪、自殺にまで追い込まれる状況になっている)が生じている。

人権にかかわる教育や普及啓発はネットリテラシーの向上も含め、学校教育だけでなく大人に対しても必要不可欠。

 表現の自由憲法で認めれれているとはいえ、誹謗中傷は、人権侵害で憲法違反でもある。

 基本的人権は、人が生まれながらに持っている「人間らしく生きる」ための権利であり、憲法11条では、「誰にも奪われないこと」、第13条では、「すべて国民は,個人として尊重される。・・・立法その他の国政の上で,最大の尊重を必要とする。」、97条では、「永久に守られるべきもの」と定義している。

 「個人の尊重」には,すべての個人が互いを人間として尊重するという意味が含まれ、その実現のためには、お互いの違いは特性であり(受容、理解)で他者とつながろうとすることが大切だと思う。決して少数派に対する差別や偏見、その結果として生じる排除ではない。

 

 人権意識を持つことの重要性を再認識しつつ、ふだんの生活でも、常識や固定観念にとらわれず、誰しも認知のゆがみがあることを自覚して、正しい情報、理解をしていくよう常に自分に言い聞かせて、物事を判断し行動していくようにしたいと強く思った。

 当初の講義の目的にあるように、人権意識を持つことの重要性を1人でも多くの方に知ってもらうことが、差別や偏見がない共生社会の第一歩だと認識し、このブログで知らせることが一助となればこれ幸い。

  

(参考)

 

 

 


 

 

 

 

日の出山登山の絶景と青梅梅郷に乾杯!

  朝夕はまだ肌寒い日が続き、日中は早春特有の三寒四温を繰り返している。
  3月20日(水)は、東京都心でも雪が数センチ積もるなど、寒波の影響で都心の桜開花予想日も少し伸びそうな状況である。

 翌日からは、寒波もさりお天気も回復して、日中は汗ばむ陽気に様変わり。

 職場でリフレッシュ休暇をいただけたので、陽気に誘われ、久しぶり(コロナウイルス感染拡大前の伊豆大島三原山登山以来)の家族日帰りプチ登山を決行した。
 近年、地球温暖化の影響か、冬でもえさを求めて、里山で熊などが目撃され、また、体力的な心配もあったが、東京近郊で、山頂からの眺望に恵まれアクセスしやすく登山者に人気のある日の出山登山(標高902m)に決定した。
 また、青梅梅郷が登山口であることも大きな決め手となった。この時季、梅も満開で、日頃のストレス解消や登山後の疲れた体を癒すオアシス(桃源郷)も満喫できる。 
10年ぶりの日の出山登山と青梅梅郷。一昔(10年ひと昔・・)と比べて、山頂からの眺めや伐採後の梅の成長などう変わっているかも楽しみ。

 このブログに記載することで、今後の登山等の参考にもなればこれ幸い。

 
 3月22日(土) 快晴 22℃

 AM5:00 起床ーAM7:00 家を出発ーAM8:10 日向和田駅到着ーAM8:40 青梅梅郷入口ーAM9:00 青梅梅郷登山口ーAM10:15 琴平神社ーAM10:40 梅ノ木峠ーAM11:40 日の出山山頂(902m)ーPM12:10 下山(同ルート)ーPM1:00 梅ノ木峠ーPM2:00 琴平神社ーPM2:30 青梅梅郷登山口-PM3:00 青梅梅郷出発ーPM3:20 日向和田駅ーPM4:30 帰宅

 

 前日に登山の準備をして、早寝(PM9:00就寝)に就寝した。久しぶりの登山で興奮して熟睡はできなかったが、360度の展望から下界を見渡し、下山後に青梅梅郷(桃源郷)で転寝しているている姿が夢に出てきた。夢から覚め、安全に登頂下山する決意がみなぎった。

 入念に持ち物(特に着る物、着替え、食料、登山靴、安全グッズ(笛、ラジオ、マスク)など)を確認し、しっかり朝食をとって、朝の習慣となっているラジオ体操をして体をほぐし、いざ出発。

  西武線は都心から逆行のため貸し切り状態だったが、乗り継いだJR青梅線では登山客らで車内は混んでいた。
  目的地(青梅梅郷の最寄り駅)の日向和田駅で下車し、観梅するであろうご夫婦の船頭に導かれ、途中、多摩川の絶景や街道沿いの梅木の彩花と甘酸っぱい梅香に迎えられ、飽きることなく青梅梅郷に到着。

 ここでしばし休憩がてら、まだ人気もまばらなので絶好のシャッターチャンス。自然と梅郷の色鮮やかなコントラストを背景に記念写真を撮った。

 園内をくまなく周遊したい衝動にかられたが、これから長距離の登山が控えていたので自重して、先を急ぎ10分ほどで登山口に到。
 ここで道中唯一の水飲み場で水と登山者が使用後置いていってくれた木杖を調達。この後の登山で大きなサポートとなったことは言うまでもない。

 鳥居をくぐり、しばし上り坂が続いたと思ったら、ゆるやかな勾配で九折の道が続いた。周りはスギ林で、花粉が心配だったが、ほぼ無風で、マスクもしていたのかそれほど影響はなかった。
 登山者のブログなどでは、ロングコース(約5km)なので、梅郷ルートを選択する人は少ないと書いてあったがその通りだった。家族での登山のため、休憩を取りながら、遅い人のペースに合わせて登山したが、途中5組程度の登山者に追い越されただけだった。
 登山開始から1時間で、琴平神社に到着し、この登山の安全と山頂での絶景に会えることを祈願した。

 しばし、ここからの景色(遠方の山や下界の様子)を眺め、疲れを癒していざ出発。

 ここからも、九折のコースが続き、急坂がなかった分、歩行距離が延び心臓よりも足に負荷がたまってきた。途中、ベンチが置いてある休憩スポットマッサージや水分補給しながら歩き、途中北側斜面では、一昨日降った残雪があり、杉林の単調な景色から解放され疲れが吹っ飛んだ。それがこれだ!

 約1時間で、梅ノ木峠(つるつる温泉から通ずる舗装された林道の終点)に出た。しばらく舗装された道を歩くとまた林道に入り、日の出山山頂に向け尾根道を歩いた。
 

 杉林は続いたが、植生も笹や季節外れ?の薄が生えていたり、コースもところどころ変化に富んでいた。

 尾根道のため所々細く、歩道脇は急斜面の谷になっており、足元に注意しながら進んだ。途中から、日の出山山頂から下山してくる登山者とすれ違った。おそらく、正午ごろ青梅梅郷到着を目指して、昼食と考えているのだろう。余計なことは聞かず(余裕もなく)、登山者の共通挨拶「こんにちは」をお互い交わし、健闘を誓いあった。
 山頂が近づくにつれ傾斜が増し、最後はお約束(登山あるある)の急勾配の心臓破りの登りが待っていた。山頂から聞こえる歓声を我々へのエールだととらえて、モチベーションにして最後の力を振り絞った。

そして、石垣が見え、ついに頂上に正午少し前に到着。

   

 すでに頂上は登山者でごったがえし椅子はがすべて満席。
 しばし、自分の足で登ったという達成感(充実感)に浸るとともに、360度の眺望に癒され塚らが吹っ飛んだ。正午でおなかもすいていたので、用意してきたおにぎりを方張り、気分は最高!!

 山頂をよ~く見渡すと、皇太子殿下(現天皇陛下)が、穂の出さん登頂をした記念の植樹木が天高く聳え立っていた。それがこれだ!

 「ヤッホー」と叫びたかったが、人が多いので自重し、約束の標高の柱をバックに家族写真を撮った(登山客同士で写真の撮り合いをした)。
 ここにも一部残雪があり、ある登山者が手のひらサイズの雪だるまを作って、標高の柱の上に乗せてくれた。我々も真似をしてもう一体作って、ペアにして記念写真を撮った。ふと、韓国ドラマの冬のソナタのワンシーンが頭に浮かんだのは、私だけか?

 周囲の山々や下界や御岳山(御岳山やその界隈も見渡せた)を眺め、登山したもののご褒美である目の前の景色を満喫し、足を入念にマッサージし、正午に下山開始。

 帰りは、御岳山への尾根道コース、つるつる温泉方面(五日市)ルートなどがあるが、今回は、桃源郷で疲れをいやすことを目的にしているので、行きと同じルートを選択した。
 同じ道なので道に迷うこともなく安心だが、このルートで下山する登山者は少なかった。
 
 ♪行きはよいよい帰りは恐い♪ の童謡「とうりゃんせ」ではないが、ハプニングが待ち受けていた。1つは、下りのほうが足を踏み外さないか神経やふだん使わない足の筋肉を使い、足腰に負担がかかり気力体力を消耗した。
 これはある程度予想していたが、もう1つは、突然の笹の音で気が付き熊や猪か・・と防衛本能が働き身構え立ちすくんでしまった。それがこれだ!

 近年、奥多摩や青梅近辺でも目撃情報があるようだが、まさか野生のカモシカに至近距離で出会うとは・・。

 シカ科ではなくウシ科に属し、草食動物で、笹や広葉樹の葉などを餌にしており、人に危害を加えることはほとんどないとのこと。
 とはいえ、標高が低い人どおりのある山道付近で見かけるとは想定外だった。
 安全対策で笛を出すという発想に至らず、スマホを取り出して撮影をしたことが、果たしてこれでよかった(もし熊や猪に出会ってしまったらどうしていた)のか振り返り、自問自答した。

 そして、琴平神社を通過し、ひたすら緩やかな九折の道を下り、PM2:00、登山道入り口の鳥居に無事到着。
 登山のおともで、登山の安全を守ってくれた杖と水の恵に感謝し、元あった場所に杖を戻し、水分補給して、いざ桃源郷(青梅梅郷)に向け出発。
  
 下界に降りてきて気付いたが(山道は杉林に覆われ日陰で薄手の上着を着てちょうどよかった)、気温は20以上に上昇し汗ばむ陽気。上着を脱ぎ、日向ぼっこしながら梅郷の正門前に着くと・・人影がまばらだった。

 天候にも恵まれ行楽日和で青梅梅郷も見ごろを迎えているのになぜという疑問で、脳内がはてな?で埋め尽くされた。園内は比較的閑散として浮いたので絶景の休憩場所が確保でき疲れた体には好都合ではあった。

 梅鑑賞は後にして、休憩と小腹がすいていたのでおやつを食べてから、再度、ゆっくり園内の丘陵を歩き、頂上から園内の梅を見渡した。

 2014年の梅の木伐採前(園内に約25000本の梅の木が埋め尽くされた青梅梅郷の姿)を知るものとしては、まだまだ発達段階ではあるが、2016年から植樹した梅の木は地元の方々のたゆまぬ努力のおかげで着実に成長してきており、近い将来、伐採前の状態に復興していることは夢物語ではないと確信した。

 それまで、7つの習慣などを励行し、健康に留意して、青梅梅郷が復興した姿を見てられるよう充実した日々を過ごしていきたいと心に誓った。

 当初の目的通り桃源郷の中で転寝ができ、夢心地の気分を味わいつつ、帰りの電車の中でもその続きを見て、我が家でも夢の中で最終章(日の出山登頂までの絶景や桃源郷の青梅梅郷での夢気分)を堪能したことは言うまでのない。
 
(参考)

過去の私のブログ(青梅梅郷) 
まるわかり!登山初心者がまず準備するべき服装&持ち物 | YAMA HACK[ヤマハック]

7つの習慣は第2の天性

www.omekanko.gr.jp

 

(7つの)習慣は第2の天性!

タイトルの諺のように、良い習慣は人生を豊かにしてくれることは経験的に実感している方も多いと思う。

昔から、健康維持では、早寝早起き、質の高い睡眠、朝食はしっかり食べる,栄養のバランスのとれた食事、1日○○歩ウォーキング・・など。その習慣をサポートするために、各種メディアでも健康食品や健康グッズなどは、景気に左右されず一定の売り上げもあるようだ。

 何か事をなすには健康ファーストで、皆、自分なりに充実した人生を過ごしたいという願望はあるのだろう。

 とはいえ、健康であっても、より豊かな人生が送れるかは、別の話。人間は1人できままに生きていく(亡くなる)のは難しい。自立とともに、人類は一定のルールや倫理のもと助け合って社会を築き、生活基盤を整備している。国家レベルでは社会保障(医療、介護、年金制度ななど)しかり。

 個人レベルでは、良好な人間関係、恩師や親友の存在、教養、趣味、社会貢献などは、時代が変われど人生を豊かにする要因だと思う。

 より充実した人生を送るための手法は、巷にはあふれる本や雑誌などで特集しているので、そちらを参考にして自分に合った方法を模索してみるのも一考だろう。

 その中でも、名著といわれる人生本の1つに、自分の運命を自分で切り開くための方法を過去200年間の成功事例を研究したスティーブンゴディー氏の著書「7つの習慣」があるが、聞いたことがあるだろうか。

 私は、以前から新聞広告や書店などで目に止まり気になっていたが、分厚い本で、難しそうなので敬遠(後回しに)してきた。難しい内容の著書は、子どもでもわかる〇〇や漫画でわかる〇〇などの本にとりあえず目を通すのが、1つの習慣となっている。もう1つの習慣(教養を磨く)でもある週末の近隣図書館通いが功を奏し、「13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン」を手に取り読んでみた。すると・・

 期待通り(以上)の効果(成果)を生み出してくれた。薄い本で、心理的ハードルも低く、カラーで絵や図表も多く、タイトルどおり子どもでもとっつきやすい工夫がされており、内容(要旨)も理解しやすい。

 より充実した幸せな人生を送りたいと思っている方には、入門書としておすすめ!!

 

 ビブリオバトルではないが、本の魅力を一部紹介する。人生の分岐点(進学、就活、転職、第2,3の人生)、幸福な生活への追求(ウエルビーイング)などの指針の参考になれば幸い。内容の概要を、感想を交えて記しておく。

 

 7つ目の習慣、「刃を研ぐ(自分磨き)」は、私的成功・公的成功をさらに押し進めるための習慣として、人格を磨き、健康、知性、お金、人間関係が充実していることが、基本となると主張している。

 そのための方針が、第1の習慣から第3の習慣は、私的(個人の内面を磨く)の成功、第4の習慣から第6の習慣は、公的(社会や良好な人間関係)の成功に関することであり、前者(個人)が後者(社会や人間関係)を支える基礎となっている。

 

    第1の習慣 主体性である
    第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
    第3の習慣 最優先事項を優先する
    第4の習慣 Win-Winを考える
    第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
    第6の習慣 シナジーを創り出す
    第7の習慣 刃を研ぐ

 

私なりの結論は、7つの習慣は、「成功体験を分析し、自分の幸福感を充実させる人格を磨くための方針。」だと認識した。 

 

○著書の理解を深めるためのキーワードを確認しておく。

パラダイムシフト
ものの味方。
例 犬を見て、かわいいと思う方もいれば、咬まれた危険がありトラウマで怖いと感じる方もいる。

うまくいっていない場合、自分の者の見方で判断し、行動し、その成果となるサイクルがうまくいっていないので、ものの見方を変える必要がある。その時は、誠実、公正、貢献、可能性、成長などこうありたいという願いに近づけたいと思ったときはがパラダイムシフトのタイミング。

 

立ち位置を変える
視野を広げてみないと、目の前にとらわれ過ぎて思い込みが勝って、自分がどういう立場(状況)にいるか気が付かない。

例 錯覚を利用しただまし絵など。

 理想の自分からほど遠い時ほど、いったん立ち止まって、視点を変えて物事を俯瞰する、専門家に相談する、人の意見を聞くなどすることで、自分が今おかれている現状を変えるきっかえとなる。

 

インサイドアウト
インサイドは、自分の内面、アウトサイドは周りの環境や相手を意味する。
自分の中でものの見方を変えて環境や相手に影響を与えていくこと。

まずは自分から変わる。

例 プレゼン
×うまくいかないのは周りが理解力がないからだと考える。
○自分から、説明責任を果たし理解してもらえるよう働きかける。

 

まとめ
パラダイムシフトで見方を変える。
思い込みを少なくし、正しい姿をとらえる。

インサイドアウトで自分の内側から変える。

⇒自分の行動は変えられるが、人の行動は自分では変えられない。自分の内側から変え、周りに影響を与えていく。

✕ アウトサイド・イン    例:行きたい学校があったが、親から言われた世間体のいい学校に進学した。自分には合わず中退し、親のせいにして殻に閉じこもってしまい、周りも困惑している。

インサイド・アウト    例:親にも相談したが、熟考して自分で納得した進路選択をした。自分には合わず中退したが、自分で受け止め、失敗を生かして、前向きに次の目標に進み、周りも応援してくれるようになった。

 

①主体的である
主体的な行動は人間の特性。
刺激、一時停止(一度立ち止まって主体的に考える)、行動の流れ。
アンガーマネジメントなどでは、6秒違うことを考え冷静になってから行動すればよかったものを、感情に任せて行動すると事態が大きくなってしまった経験があるだろう。

主体的に行動して人生の主人公になるために、自分の力で変えられることである影響の輪(今日やること、友達との付き合い方など)に力を集中し、自分では変えられないこと(過去の失敗を後悔するなど)には、時間とエネルギーを注いでも、状況はよくならない。

 影響の輪が大きくなれば、自分の未来をコントロールしてよいものに変えていくことがしやすくなり、モチベーションが上がる。進路、結婚・・・最後は自分で考え自分で決める。

 

②人生の終わりを思い描くことから始める

 まずはゴールを決めて正しい方向に向かおう。理想形が定まらないと、何のために行動しているのかわからなくなってしまう。
先にゴールを決めて、そこから逆に道をたどれば、「いま、なにをすればよいか」がわかる。原則を中心にして役割やゴールを定め、いくつかある選択肢を一歩引いて眺め、
全体をバランスよく考え、自分で選択をすることができる。


例 原則:誠実(自分の気持ちや周りの人たちと誠実に向きあう)
大谷選手が高校時代に活用した9マス目標管理シートなどを活用すると、目標(ゴール)とゴールに近づくための手法が明確になり主体的に取り組むモチベーションも向上すると思う。

まとめ
人生(短期、中期、長期)その時点でのゴールを決めることで、自分の人生を引っ張っていくことができる。自分の中心になる原則を決める。

 

③大事なことを最優先する。

時間には限りがあるので、優先事項を見える化することから始める。
例えば災害時では、生命の危機にある中、人手も足りない中で、お互い協力しつつ、優先事項(ルール)を決めて行動できるかが重要課題。
自分の人生も同様。9マス目標管理シートでもあれもしたいこれもしたい・・と悩むが、試行錯誤や失敗しながらも、どれが目標に近づくのに有効か考え判断する力が重要。

7つの習慣③では、重要度緊急度を4つに分類(①重要かつ緊急②重要だが緊急でない③重要でないが緊急④重要でなく緊急でもない)する。

①では、期限がある、契約・約束、生命にかかわる緊急事態(けがや病気の対応等)
②では、人生にかかわること、リスキリング、人脈、体調管理
③急に頼まれた雑用、付き合いの飲み会など
④暇つぶしのゲーム、意味のない長電話、LINEのやり取りなど

特に②を大切にし、対策時間を増やし、ほかの領域の時間を減らす努力をする。アサーティブに断ることや他人に任せることも重要。
 例えば、日常の家事、掃除、洗濯、介護、保育、なども人の力を借りることで自分の時間を省力化し、②の時間に充てることができる。

 

まとめ
・必要な時はアサーティブ(自己主張をすると同時に、相手の気持ちや考えを尊重する)に断る。
・人の力を借りる。

 

④WINWIN+NODEAL(取引しない)を考える。
私は、子どもの頃は(今でも多少)、負けず嫌いではあるが、その要因は、団塊ジュニア世代で、受験に始まり競争社会の価値観の中で育った環境が影響しているのかもしれない。
 勝つ者がいれば負けるものもいる。人生山あり谷ありだが、社会全体では、誰もが負けないまたは勝つことが理想。

 自分も相手も納得するWINWINになれば、相手を不幸にせず、自分の望みもかなえ、人生のゴールである幸せに近づくことができる。
 そのために必要なことは、思いやりと勇気と豊かな心(幸せになれるという信じる気持ち)と説く。

 また、理解に苦しむ結論になりそうな場合、話し合いを一端見送ることも勇気ある決断となる。停戦合意や領土問題など、今までの経緯もあり非常に難しい交渉となるが、真の目的、目標が何かをお互い共有して、どうすれば妥協(誰もが負けない)できるかがポイント。一方が優位に立つ結論は、長続きせず、元の木阿弥になることは歴史が証明している。

 相手への思いやりがなければ自分だけが得をする結果になり、自分が要求を我慢して築く関係も長期的には続かない。

 また、多くの人は、パイは1個しかなく誰かが1切れ食べたら自分の取り分が減るという欠乏マインドを持ってしまっているため、手柄を独占する発想や相手の取り分を減らす考えに至ってしまうらしい。

 

例題
お客様と商店主がWINWINになる商店街活性化イベントをしたい。

私の回答例
 お店の主力商品(お茶、コーヒー)のセールスポイント・活用などを専門的な立場で分かりやすく宣伝(講義、試食会など)する。お客(参加者)は、お店の品を1品以上を購入する。


⑤相手の話を聞く

まずは、相手がどう考えているかを知らなければ、相手との関係を築くことは難しい。
まずは相手を知ることが、自分の考え方と違うところをどう近づけるか考える基になる。
相手の考えを理解するには、相手の置かれている状況や立場を思いやり共感しながら傾聴する。カウンセリングでは、おうむ返し自分の言葉に置き換える、相手の気持ちを言葉に置き換える、相手の気持ちを汲み取り自分の言葉に置き換え気持に触れることを実践しているそうだ。私が学んでいる(手話)通訳でも同様のことがいえるだろう。

 つい自分のことを知ってもらいたいと自叙伝を前面に出してしまいがちになるが、これは自分の考えの押し付けにもつながるので、まずは相手の考えを聞くことが重要。

 人が理解したいのは信頼できる人で、自分がどうしたいのかどうなりたいのかを他人と分かち合うことは大きな力になる。また、何事もまずは信頼できる方(専門家や親友など)に相談することも重要。

 そして、次に自分を理解してもらう。
相手に伝えるのではなく伝わる(理解してもらう)ことが重要。
具体的に、難しい言葉は優しい言葉に言い換え(やさしい日本語やこの著書なども参照)、自分がどうしたいのか、どうなりたいのか相手と共有することがコミュニケーションの基本。

 

まとめ
・まずは聞き上手になる。理解する、理解してもらうの順番が大切。
ものの見方は異なるので相手の考え方を理解する。

・相手の心を開く。おうむ返し、自分の言葉に置き換える、相手の気持ちを言葉にする、自分の言葉に置き換えながら気持にも触れる。

 

シナジーを作り出す(自分と異なる能力を持った人と協力して相乗効果を得る)
 1人で考え込まないで、相手と相談し協力(協働)し、第3の答えを導くこと。

 相手の考えと折り合いがつかないとき、相乗効果を作り出すチャンスでもある。
まさに、ピンチ(失敗)が(成功)のチャンス。
 自分の意見と相手の意見が重なるところは妥協だが、視野を広げて新たな第3の領域を見つけ出すことで予想外の成果が表れることがある。

例1 奇数個のみかんを2人で平等になりように分けたい。


回答例1
 みかんをつぶしてジュースにして2等分する。
 みかんの種を植えて、数を増やして、2人だけでなく、多くの人にも分け与える。

例2 

9つある正方形の頂点を一筆書きで結びたい。

 

回答例

視点を広げて考えてみてください。
  
ただし、シナジーを作り出すには、未知の世界に飛び出すので勇気が必要。
投資同様、失敗や危険も潜むが、過去の経緯、データ、自他の知識・経験などから判断して(1~5を活用して)、ある程度、リスクも踏まえて行動することが大切。

 

 次に相手との信頼関係の下でのコミュニケーションが必要。

 心理的安全性(つまらないことでも意見できる、批判せず自由な意見が活発に言える雰囲気)がたもたれていることが重要。
信頼と協力がなければなりたたない。シナジーを邪魔しているものは、①話しにくい雰囲気 ②価値観の違い ③競争意識
これらを取り除くには、まずは自らが、7つの習慣に立ち返ることから始める必要がある。
 ビジネスシーンで、人は変えられないので、プロジェクトチームを立ち上げる場合などは、時には、人選(7つの習慣を身に着けているかたを選ぶ)も重要になるのかな。


 世界には自分の意見とそれ以外の意見しかないので、シナジーを作り出すチャンスでもある。
企業のイノベーションや発明なども、自由な発想で第3の案を考え行動(試行錯誤)して、より良い結果を導いていくのだろう。

 100円ショップ(最近は3コインズに始まりさらに創意工夫したお店が席巻してきている)などの商品を見ると、様々なアイデアを取り入れ創意工夫していることが伝わる。
まずは、成功例や失敗例から学ぶ(真似)ぶことから始める。

 

⑦刃を研ぐ
 7の習慣「刃を研ぐ」は、第1〜6の習慣を実践・実現するために、自分自身の価値を維持し高めていくための習慣。

 自分を作っている4側面(からだ、精神、知性、人間関係)について、日頃から管理し改善を図り、実行していくことが重要。

 まず肉体的側面では、自分自身の身体を普段からいたわり、大切にすることが述べられている。栄養バランスの取れた身体に良い食事を摂取し、定期的な運動を行い、リラックスのための休養を取ることが重要。

 精神的側面は、自分の人生を自ら導くために自分の価値観や目的・方向性を見つめ直し、心の栄養を与える習慣を指す。例えば日々の取り組みの中で、自分にとってのバイブル本を読むことや映画、絵画鑑賞、ヨガや瞑想すること、(ソロ)キャンプ、自分の生きる目的を考えること、日記を書くことなども有効な方法かと思う。

 私は、映画鑑賞と日記とジョギングとプチ旅行は、習慣化し、人生のパートナーとなった。

 4つの側面はすべてをバランスよく磨いていく必要があり、どれか1つでもおろそかにすれば、他の3つの側面に悪影響をもたらす。一方で、肉体を鍛えることが心の安定に繋がるように、1つの側面を磨けばその他の側面にも良い影響を与えられるため、毎日隙間時間を利用して刃を研ぐこと(自己研鑽)に時間を充てていくことを心掛けることが重要。


 また、「インサイド・アウト」の考えで、今の自分を取り巻く状況を客観的な事実を中心に、捉え直す。他人のせいではなく、これまでの判断や行動が今の状況を作り出していると考えてみたとき、あなたは「自分が人生の主人公であり、自分の人生は自分で切り開ける」ことを再認識できるかもしれない。

 

 さらに、自分が世の中に対して持つパラダイムや態度・行動を見つめ直し、自分が望む成功と達成できない理由を自分で把握する。世の中や他者と自分を比べて、今持っているパラダイムとこれから持つべきパラダイムを認識することで、自分と在りたい姿とのギャップを明確にし、課題を把握する。

 第1の習慣から順に『7つの習慣』をそれぞれ取り組み、徐々に日々の習慣としてくことが、当初の目的(より充実した人生を過ごす)の近なのかもしれない。

 

まとめ
・4つの要素(からだ、精神、知性、人間関係)を磨いてバランスよく基礎人間力をレベルアップする
・自分という(未来の)資産に投資(自分の価値を高めるために時間やエネルギーを注ぐこと)する

 

(参考)
7つの習慣(動画)

 

お正月は将来(人生設計)を考えるいい機会かも・・

 お正月やお盆のシーズンは、親族等が集まる数少ない機会。ここで、家族水入らずで将来のこと(親子の今後の人生設計など)について話すチャンス。

 とはいえ、いきなり、元気な親に対して、相続(財産など)、お墓、延命治療などについて話すのはハードルが高いかもしれない。(おめでたい時季に、まだまだ元気なのに縁起でもないことを・・という会話が展開されるのが想像できる・・)
 

 そこで、話のきっかけとして、○○家では、こんな話があって・・など、あるいは映画などを親子で一緒に見て、第3者の話題(事例)をきっかけに、私たちも考えておいたほうがいいと切り出すのはいかがだろうか?

 

 特に、延命治療や葬儀やお墓や相続などは、残された家族に後々負担が及ぶので元気なうちに話しておくのが一番。
 面と向かって話すのが難しい場合は、エンディングノートを活用するなど(まずは、話を切り出した本人が記載)して、親のことを知ることから始めるのがいいのかもしれない。

 すると、近い?将来に起こりうることが見える化し事前準備ができて、いざというとき対応が円滑におこなえ、慌てて対応しないで済む。

 

 まずは、現状と将来の高齢化について調べてみた。

 我が国の総人口は、令和5年10月1日現在、1億2,435万人。今年(2025年)は、団塊の世代が75歳以上になり2,008万人。総人口に占める割合は16.1%(6人に1人)が後期高齢者(75歳以上)。

 ちなみに65歳以上の人口は3,623万人で総人口に占める割合は29.1%。
 「65~74歳人口」は1,615万人、総人口に占める割合は13.0%で、「75歳以上人口」はで、65~74歳人口を上回っている。

 なお、令和5年には65歳以上の者1人に対して現役世代2.0人になっているが、今後、高齢化率は上昇するとともに現役世代の割合は低下し、令和52年(2070年)には、65歳以上の者1人に対して現役世代1.3人という比率で、2.6人に1人が65歳以上、約4人に1人が75歳以上となると想定されている。

 

 次に健康寿命と平均寿命(令和4年版男女共同参画白書)をみると、令和2年(2020)年の平均寿命は、女性87.71年、男性81.56年。健康寿命は、令和元年度(2019)年は、女性は75.38年、男性は72.68年。
 令和元年(2019年)時点で、平均寿命と健康寿命の差は、女性は12.06年、男性は8.73年の差がある。

 ただし、平均寿命の定義は、0歳の乳幼児が生存するだろうと考えられる平均年数のことを意味する。 平均寿命は、その年の死亡者年齢を平均したものではないことには注意。ちなみに、 平均余命は、ある年齢の人が、その後何年間生きることができるかという期待値のことを意味する。

 令和5年簡易生命表の概況(厚生労働省)によると、

75歳になった方の平均余命は男性12.13年(87歳)、女性15.74年(90歳)で、90歳まで生存する人の割合は男性26.0%、女性50.1%。これから技術革新などで医療や健康食品の開発など生活環境の向上が想定され、将来の平均寿命、平均余命はさらに延びるかもしれない。

  

 平均余命は、男性65歳は19.52年、女性65歳は24.38年、男性75歳は12.13年、女性75歳は15.74年となっています。主な年齢の平均余命は、男女とも各年齢において3年ぶりに前年を上回っている。

40年前(1983年)と比較すると、75歳の平均余命は男性3.39年、女性4.99年延びており、高齢期の備えの重要性が高まっている。健康寿命から平均余命までの間は、医療や介護が必要になってくることが想定される。

 要介護者等から見た主な介護者の続柄を見ると、同居している人が45.9%となっている。その主な内訳は、配偶者が22.9%、子が16.2%、子の配偶者が5.4%となっており、性別については、男性が31.1%、女性が68.9%と女性が多くなっている。

 要介護者等と同居している主な介護者の年齢について見ると、男性では75.0%、女性では76.5%が60歳以上であり、いわゆる「老老介護」が相当数存在していることが分かる。後もしばらくは(少子化対策が進まないと今後もずっと・・)少子高齢化が進むと想定され、老老介護や一人暮らし高齢者の割合がますます増加する可能性がある。

 

〇そこで、2000年に施行されて、25年たった国の社会保険制度である介護保険を利用することは必要不可欠となってくる。
 ここでキーワード。「介護は情報戦」。知っていると知らないでは、大きな差となる。

介護は、震災と同様、突然やってくる。
いざという時に、対応法を知らないと抱え込み、共倒れになってしまう危険性をはらんでいる。介護は1人で抱えない。専門家に相談するが大原則!!

 

○まずは知ること
自治体主催の講習会への参加

・公平中立の立場のため、委託事業者等からのしつこい営業などはない。

認知症

分類
認知症は大きく4種類に分類できます。 具体的には、アルツハイマー認知症、血管性認知症レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症の4つで初期症状や特徴、原因もさまざま。


〇介護(制度)について学ぶ(知る)
認知症サポーター養成講座(厚生労働省

 認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かく見守る支援者を養成する講座。
認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに取り組む。

 
認知症サポーターに期待されること

    1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
    2.認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
    3.近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。
    4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
    5.まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する


認知症を扱った私のおすすめ映画・本

〇映画

*要介護者・家族の心情がわかる(若年性認知症

明日の記憶 (2006 日本)

私の頭の中の消しゴム(2004 韓国)

 韓国ドラマ映画ファンは必見。今も輝くソンジェジン(愛の不時着でも大注目)主演の映画。

 無骨な大工のチョルスと建築会社社長の令嬢でちょっと天然なスジン。運命の出会いで結ばれたふたりは、住む世界の違いを乗りこえて幸せな結婚生活を始める。しかし、スジンは若年性アルツハイマー病に冒されてしまい、やがてふたりの愛の記憶まで失っていく。

 

〇映画(文部科学省推奨)

ケアニン~あなたでよかった~(2017 日本)

介護という仕事を通して働くことの意味や、人と人、地域との繋がりの尊さが描かれた映画。そうした日々の介護現場で働く人たちの姿を追いかけておくうちに自然と、人生に前向きになれる心温まる感動の物語。

 

ピア~まちをつなぐもの~(2019 日本) 

*在宅医療に懸命に取り組む、若き医師と仲間ピアたちが中心の命と希望の物

若手医師とケアマネジャーの二人の成長物語を中心に、介護福祉士訪問看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、リハビリ専門職などの多職種がチームとして連携しながら、在宅医療と介護、看取りに懸命に取り組む姿を描いている。

 

ケアニン~心に咲く花~(2020 日本)

 大規模介護施設の介護の現状と課題を描いた映画。小規模施設から大型の特別養護老人ホームに転職した介護福祉士の主人公の大森圭。しかし、「多くの利用者に対応するため」という目的の元に、効率やリスク管理を優先する運営方法に、大きな戸惑いを隠せないでいた。そんな中、認知症の老婦人・美重子が入所してくる。美重子を自宅で介護してきた夫の達郎は、施設を信用できず、担当の圭にも厳しくあたる。それでも、友人の美容師を施設に呼んで美容サロンを開催するなど、美重子や利用者のために奔走する圭。しかし、その行動も職場のチームワークを乱していると上司や理事長から叱責されてしまう。そんな折、圭は達郎のある「願い」を知ることになる―。

   

オレンジランプ(2023 日本)

若年性認知症(仕事との両立)とその家族の心情を描いた映画。

あなたの大切な人が認知症になったら? あるいは、あなた自身が認知症になったら?
39歳で認知症と診断されながら、10年後の現在も会社勤務を続けつつ、認知症本人のための相談窓口の活動や自身の経験を語る講演などを行っている丹野智文さん。本作は、認知症とともに笑顔で生きる丹野智文さんの実話に基づく物語。

 

 

〇ドラマ

大恋愛~僕を忘れる君と (2018 日本)

若年性認知症を描いたドラマ。若年性アルツハイマーにおかされる女医と、彼女を明るく健気に支え続ける元小説家の男の10年にわたる愛の奇跡を描く王道の純愛ラブストーリー。

 

〇本

 ・恍惚の人(有吉佐和子 1982 日本)

 認知症、介護、少子高齢化、嫁姑問題、老人の性、女性の生き方など、内容は少しも色褪せないどころか、そのテーマはかえって今日性が強くなっている。
「恍惚」を流行語に押し上げた小説。

 

 

〇相談すること

●まずは、早めに専門家に相談。
要介護者が居住しているの自治地域包括支援センターを調べ連絡する。

 

老老介護・認認介護、遠距離介護、育児と介護のダブルケアなどについて

最大の問題点は、介護者の体力的・精神的負担が大きいこと。 更衣や移乗、トイレ補助、入浴補助など、介護をするには想像以上に体力が必要で、 介護者側も高齢者となると、さらに負担は増す。 介護者側の持病が悪化したりケガをしてしまったりすることで、共倒れ状態になるのが最悪の事態。そうなることも想定して、早めに、地域の包括支援センター(要支援・介護認定されている場合は、ケアマネジャー)に相談することが重要!!

 

〇超高齢社会で起こっている介護の問題

   ・家族の介護負担増加と介護離職

 *家族の介護や看護を理由とした離職者数は、令和3年10月から令和4年9月までの1年間で約10.6万人だった。とりわけ女性の離職者数は約8万人で、全体の75.3%を占める。

  介護講座で必ず言われるのは、介護離職は、現役世代の収入減につながり、1日中一緒にいると精神的、経済的にきつくなり、共倒れや高齢者虐待につながる危険性も高まる。まずは、地域の包括支援支援センターに相談し、専門家の意見も聞きながら判断しても遅くない!!介護は長期戦で先が読めないので、将来の生活もイメージしてから重要な判断をすべきだと思す。

 ・老老介護・認認介護、ダブル介護(介護と育児)

   ・高齢者への虐待
   ・独居高齢者の介護や看取り
    ・成年後見人のトラブル

 ・社会保障給付費の増加に伴う国民負担の増加
    ・介護施設の人材不足

 

対策
老老介護、介護離職の解決策は、 専門家に相談することファースト!!
地域包括支援センターへ相談する
② その後、状況に応じて介護サービスの利用(要介護認定申請)を検討する
③要介護者、支援者の気持ちを中心に、在宅介護(デイサービスなどを活用)か施設介護化も含め、ケアマネジャーと相談して介護支援計画を立てて実行する。

④要介護者の状況に応じて、介護サービス(場合によっては、ケアマネジャーの交替)を見直す。


*介護支援が軌道に乗ってきたら・・

オレンジカフェ、息子娘の会などへの参加検討。

介護者は息抜きにもなるので、地域の支援者・当事者の集まりに参加することも検討してみてはいかがだろうか。ますは、地域包括支援センターが主催しているものがおすすめ。ピアカウンセリング、愚痴の共有などで精神的に楽になる。

 私も昨年、はじめて地元の会に参加してみたが、同じような境遇(中遠距の老老介護)の方がいて、お互いに共通の話題が多く、苦労話(あるある話)をしたり、経験談などを拝聴し、今後の親の介護で大変参考になった。

 

 

参考

認知症とは(認知症サポータ講座)

認知症施策(厚生労働省)

 認知症サポーターキャラバン

令和5年簡易生命表の概況(厚生労働省)

高齢化の現状と将来像

○令和6年版高齢社会白書(全体版)

令和6年版高齢社会白書(概要版)

13歳からわかる人を動かす

  自分だけではどうにもしがたいことで、人生において最大の悩みの1つに円滑な人間関係を築くことがあげられる。

 生活していくうえで、人とのかかわりがないと生きていくのは難しい。
人と人はお互い支えあっているもので(昭和時代の名作、3年B組金八先生では、人という字は、支えあって成り立っている。人間は、人と人の間をつないでいくもので、コミュニケーションがない1人では生きていけないことを示している)、健康で文化的な生活をするのは非常に難しい。(ぽつんと一軒家や無人島くらしを扱った番組もあるが・・)

 人とのかかわりは、時には煩わしいとはいえ、海外留学や1人暮らしや震災などの非常時には、コミュニケーションが通じること、人のありがたみや互助のありがたさが身に染みて感じることであろう。

 人生の一時期、ほぼかかわるのが学校のクラスメートや先生、そして家族。

 そして、多様な生き方が市民権を得て、今後、少子高齢社会を迎えるわが国では、非婚、離別死別も含め将来1人暮らしとなる方が急増すること想定され、孤独死なども社会問題となってきている。
 移民政策など社会的な政策はさておき、孤立無援を回避し、健康で文化的な生活を維持していくには、シェアすることが主流になってくるだろう。すでにふるさと納税、年金制度、健康保険制度や介護保険制度など社会保険制度は整備が進められてきているが、民間レベルでも、買い物のネット販売配達、ライドシェア、子ども食堂フリーマーケット、シェアハウスなど、互助の仕組みが加速していくと考えられる。

その手助けになるのが、技術革新。AIの発展により、機械が人間の作業の一部を肩代わりするものも増えてくる。家事、掃除、洗濯、人・モノを運ぶ運転、農業、事務、介護、運搬作業など・・。

とはいえ、エッセンシャルワークや幾通りもの解決案がある相談ごと、創作活動など感情が伴うものは、人が中心であり、人が動かないと、無秩序となり生活や社会も混乱していく。

 

 わが職場は、エッセンシャルワークに近い。管理職として、職員が持てる力を発揮してもらうために、どうやってモチベーションをあげ、チームワーク(人と人とのつながり)を高めて、職務に取り組んでもらえるかが最大の課題。

 常にミーティングで、職員の健康と安全作業とホウレンソウ(報告・連絡・相談)や心理的安全性(人権等には配慮しつつ、つまらないことをいっても批判されない雰囲気)の徹底を図っているが、職員のやる気を維持していくための方策については常に悩んでいる。

 また、家庭においても円満に生活していくために心掛けるべきことについて知ることで、コミュニケ―ション不足や摩擦やすれ違いが少しでも解消されるのではという淡い期待も抱きつつ、このお正月休みに、子供向けの簡単に読める本「13歳からわかる人を動かす(日本図書センター 藤屋伸二)」を熟読した。なお、夫婦関係、親子関係などは、「夫婦のトリセツ決定版(講談社α新書 黒川伊保子)」を参照。


要約すると
★人を動かす3大原則
①批判や避難をしない・・まずは相手の言い分を聞く
②相手の自尊心を満たす・・自己肯定感を高めてもらう
③相手の立場に立ち相手の利益を考える・・行動したことでの相手の利益を明確化する


★人に好かれるための6つの原則(コミュニケーションの基本)
①純粋な関心を寄せる・・まずは、自分が相手に関心を持っていることを伝わるように努める
②笑顔の価値を知る・・・言葉よりも相手への好意、共感、励ましが伝わる
③名前を覚える・・・・・相手を尊重するためのコミュニケーションの第一歩
④聞き上手になる・・・・自分の話に興味を持ってくれた人に信頼を寄せやすくなる  
⑤相手の関心ごとを話題にする・・自分のよき理解者と認めてくれる。まずは相手のことを事前に知っておく 
⑥心から称賛する・・相手に真意が伝わる

★相手を説得するための12の原則
①議論をしない‥まずは冷静に話し合う 
②相手の間違いを指摘しない 
③自分の間違いを認める・・攻撃する理由がなくなる 
④友好的に話す・・相手も心を開きやすくなる
⑤イエスと答えてもらえる話題から始める・・肯定的な流れで話をしやすい雰囲気を作る 
⑥先ず相手にしゃべらせる・・言いたいことを抱えたままでは相手の言葉を受け入れにくい
⑦結論は相手に出させる・・自分の考えだと思えば、高いモチベーションを持って自主的に動く
⑧相手の身になって感じる  
⑨共感を示す・・共感してもらえたと感じると攻撃的な気持ちがしずまる 
⑩美しい心に働きかける・・性善説に働きかける 
⑪サプライズを演出する・・相手の気持ちを盛り上げて行動にうつしやすくする
⑫競争心を刺激する・・自己肯定感(認められたい)を刺激して、行動に移しやすくする

★人を成長させるための9つの原則
①まず最初に褒める・・相手の心に余裕が生まれ、苦言も受け入れやすくなる  
②苦言は遠回しに伝える・・褒め言葉の後に、「さらに・・すると」で改善につなげる
③自分の失敗談から話す・・自分は完全ではないことを伝え、上下関係の壁を取っ払い親近感を抱いてもらう 
④命令をしない・・やらされ感で満たされ消極的になるため、別の言い方で自分からやる主体性を引き出す言い方にする
⑤相手の顔をつぶさない・・自尊心をつぶさない 
⑥小さなことでも見逃さずに称賛する・・人の成長に大きな力を発揮する(子どもの時を思い出す)
⑦良い面に期待する・・良い面を信じ、期待をかけるる  
⑧信じて励ます・・信頼が伝わるよう言葉や態度しめす
⑨喜んで行動してももらう・・相手がそうしたいと思うよう気もちを動かすことが行動につながる

 

参考

「13歳からわかる人を動かす(日本図書センター 藤屋伸二)」

「夫婦のトリセツ決定版(講談社α新書 黒川伊保子)」

将来の姿を見える化するために・・

業務改善を図るうえで、PDCAサイクルは定番。​ Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念で、自分自身の行動の改善にも役立つはず。

 昨年の出来事や行動を振り返りCA、今年のPDを考えてみた。過去を分析し、未来のなりたい姿を想定して、そのギャップである問題を洗い出し、課題としてカテゴリーして、できるところから改善を図っていく。自分に係ることを中心に時代に合った対応(行動)をしていくことも求められていると感じている。

 充実した人生を過ごすには、身体健康(生命)、世界平和、愛情・互助・人脈(人との緩いつながり)、サムマネーが大切だと痛感しているので、元旦に地元神社での初詣で、今より向上するよう祈願した。
 これからの人生100年時代、所得を増やすには、現役で働く総時間(期間)を増やす必要がある。時間を味方につけるには、長期間働ける健康時間を増やすことが必要不可欠。
 栄養のある食事(朝食をしっかりとる)、適度な運動(日々のラジオ体操、1日8000歩以上など)、休養(翌日に就寝しない、夜深ししない)、虫歯予防(食後に歯を丁寧に磨く)は毎日のことなので、持続可能な生活習慣となるよう意識して取り組んでいく。

2024年は、能登半島地震をはじめ、豪雨など国内で相次ぎ発生する自然災害がや夏の平均気温は昨年と並んで統計開始後で最高となり、その後も厳しい残暑が続くなど、とりわけ災害と気象に関する出来事が多い一年だった。

 一方、二大政党が政権交代した2009年以来15年ぶりに与党が過半数割れ米大統領選挙でトランプ氏が再選したことなど、先行きが不透明で日本の政治経済に影響もあり、外交手腕も問われてくる。

 日経平均株価がバブル期に付けた史上最高値を更新し、「失われた30年」が終焉するという論調、賃上げ率の過去最高の更新、マイナス金利の解消、フランス・パリで開かれた夏季五輪における日本勢の獲得メダル総数、金メダル数のいずれも海外開催では過去最多となったことなど、明るい話題もあった。そして、この年を象徴する漢字1字は「金」だった。果たして2025年は、私にとって、ウエルビーイングな充実した年にできるのか、乞うご期待!


将来について

 日本の人口の約5人に1人が75歳以上の後期高齢者となり、社会保障の負担増や労働力人口の減少などいわゆる「2025年問題」を皮切りに、日本国が沈没しないために少子高齢社会への持続可能な対応が求められている。

 将来、幸せな人生を過ごすウエルビーイング(「身体的な健康」「精神的な健康」「社会との繋がり」の3つの項目がバランスよく心身ともに満たされた状態のこと。)を実現するために生き甲斐にかかわること(健康、食生活、運動、労働・社会保障、金融・投資、キャリア、地域活動など)を研究して、普及啓発にかかわりたいと考えている。

2025年の展望と抱負

前回のブログでは2024年の振り返りを行った。それを受けて、未来に何が起きるか想定して、自分に係ることを中心に時代に合った対応(行動)をしていくことが必要だと感じている。

 充実した人生を過ごすには、身体健康(生命)、世界平和、愛情・互助・人脈(人との緩いつながり)、サムマネーが大切だと痛感しているので、元旦に地元神社での初詣で、今より向上するよう祈願した。
 これからの人生100年時代、所得を増やすには、現役で働く総時間(期間)を増やす必要がある。時間を味方につけるには、長期間働ける健康時間を増やすことが必要不可欠。
 栄養のある食事(朝食をしっかりとる)、適度な運動(日々のラジオ体操、1日8000歩以上など)、休養(翌日に就寝しない、夜深ししない)、虫歯予防(食後に歯を丁寧に磨く)は毎日のことなので、持続可能な生活習慣となるよう意識して取り組んでいく。

2024年は、能登半島地震をはじめ、豪雨など国内で相次ぎ発生する自然災害がや夏の平均気温は昨年と並んで統計開始後で最高となり、その後も厳しい残暑が続くなど、とりわけ災害と気象に関する出来事が多い一年だった。

 一方、二大政党が政権交代した2009年以来15年ぶりに与党が過半数割れ米大統領選挙でトランプ氏が再選したことなど、先行きが不透明で日本の政治経済に影響もあり、外交手腕も問われてくる。

 日経平均株価がバブル期に付けた史上最高値を更新し、「失われた30年」が終焉するという論調、賃上げ率の過去最高の更新、マイナス金利の解消、フランス・パリで開かれた夏季五輪における日本勢の獲得メダル総数、金メダル数のいずれも海外開催では過去最多となったことなど、明るい話題もあった。そして、この年を象徴する漢字1字は「金」だった。果たして2025年は、私にとって、ウエルビーイングな充実した年にできるのか、乞うご期待!


2025年の想定

 日本の人口の約5人に1人が75歳以上の後期高齢者となり、社会保障の負担増や労働力人口の減少などいわゆる「2025年問題」を皮切りに、日本国が沈没しないために少子高齢社会への持続可能な対応が求められている。

 

1月 米大統領就任式(20日)、「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ政権が発足
 

 

アメリカで第2次ドナルド・トランプ政権が誕生し、世界は再び予測不能の言動に振り回される。G7(主要7カ国首脳会議)など国際舞台での言動は大きな注目を集めるだろう。

世界は「トランプ2.0」一色の年になりそうだが、2024年のフランスに続いて、ドイツの総選挙でも与党の大苦戦が予想されており、欧州も政治が不透明。さらに中東情勢やウクライナなど出口がなかなか見えない状態が収束するか。日本にとっても、防衛、経済などに大きな影響を与えることであり、今後の世界情勢を注視していく必要がある。

 

 

2月 ドイツでおよそ20年ぶりとなる解散総選挙が実施
 オラフ・ショルツ首相による自由民主党(FDP)のクリスティアン・リントナー前財務相の罷免要求に端を発し、社会民主党SPD)、緑の党、FDPの3党連立政権が崩壊した。ドイツ連邦議会で2024年12月16日、首相の信任投票が実施され反対多数で否決された。この結果を受けて大統領に議会の解散を提案し、2月23日に20年ぶりとなる議会解散に伴う総選挙が実施される。

 


3月 マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」が運用開始

 政府としては、マイナンバーカードを起点に、デジタル化を加速して、行政サービス等の利便性の向上を図るのが主な目的なのだろう。

 これまで、カード取得率向上を図るため、ポイント付与などアメ政策を中心に行ってきたが、さらに踏み込み鞭政策(実質義務化)に踏み切った。2024年後半で約85%の取得率に達した。(国民)健康保険証のマイナンバーカード化、そして今回のマイナ免許証。健康保険証と免許証は日本国に住む大半の方が所有しており、移行期間を設けつつ実質義務化となっていく。

 今後、デメリットを1つ1つ解消する対策を図りつつ、各種申請や選挙なども安全性(情報漏洩、なりすまし防止など)を図り、操作も簡単にできるよう改善して、近い将来には、役所に行かないで用事が済む電子自治体になることを期待する。

 

一体化のメリット
①住所・氏名の変更手続がワンストップ化され、市町村に届け出れば警察への変更届出が不要となる(マイナ免許証のみ)

②更新時講習をオンラインで受講できる(優良運転者講習・一般運転者講習)

③居住都道府県外の公安委員会の窓口で行う免許証の更新手続(経由地更新)が迅速化され、経由地更新の申請ができる期間が延長される

④更新時の手数料が免許証と比べて安い

 

デメリット

①情報漏えいや悪用のリスク
②紛失すると長く運転できない
③併用なら2つとも更新が必要
④免許証の有効期限を確認しにくい

持続可能な経済の成長の阻害要因として、戦争が挙げられる。一刻も早い停戦とこれから戦争が起きないよう国連改革なども急務だと考える。
 5大国(戦勝国)の特権(拒否権)をなくし、安全保障理事会の機能を強化するなど加盟国が一丸となって本気で取り組む必要がある。
 国内交通インフラが進むことで、経済にも大きな恩恵をもたらす。人の異動(ビジネス・観光)、物資の異動で地域の活性化ももたらす。北陸新幹線京都までの延伸、リニアモーターカー北海道新幹線の札幌までの延伸(オリンピック・パラリンピック開催まで難しいか?)など日本の主要都市を結ぶ交通基盤の発達は、日本経済の活性化につながると思う。
 また、日本経済のデフレ脱却の鍵は、春闘での賃上げの動向を見極めながら、マイナス金利解除に動くかどうか。賃上げの成功が政権の命綱になるかもしれない。

 

4月 大阪府夢洲で「大阪・関西万博」が開幕(4月13日~10月13日)

 便利なサービスを提供するには、それを管理運営する人財の確保が不可欠であり、人を集めるには、より待遇を向上(働き方改革)していく必要がある。

 そのためには、IT(AIシステム活用)など技術革新が後押しをしていく。

 世界の技術者たちが英知を結集して開発したものが見られる万博が大阪で開催される。未来の働き方、生活がイメージできる絶好の機会。開催まで紆余曲折はあったが、無事開催し、将来の日本・世界のイメージが共有できたらうれしい。

 ただし、技術を間違った方向に使うと悲劇につながるため、我々人類の倫理も試されている。ウエルビーイングの実現を目指して、誰もが生活しやすい社会になるきっかけにしたい。

 

*自動運転、ドローン、シェアライド、在宅勤務の普及、医療介護ロボット、通訳機器など・・。
*国主催の情報通信審議会が、2030年代に実現したい未来の姿の実現に向けた行程イメージを参考。

その他

*育休取得状況の公表義務対象の拡大などを含む「育児介護休業法等の改正法」

*希望者全員への65歳まで雇用機会の確保が義務化「高年齢者雇用安定改正法」

 

7月 参議院議員の任期が満了。参議院議員通常選挙がそれまでに実施予定。
  衆議院議員選挙では、与党が過半数割れとなったが、参議院議員選挙での国民の審判はどうなるか。石破首相は、政策ごとに野党と協議し、法案成立にに向けて努力を積み重ねると公言。国(与党)は、103万円の壁はじめ、財務省だけでなく、専門家の意見も聞き、国民ファースト(主権)の実現のために政治判断をしていくことが、政治の信頼を回復することにつながると考える。

 

9月 東京・国立競技場で「世界陸上競技選手権大会」が開催
  新国立競技場で、世界新記録が出るか注目。パリオリパラ大会後の陸上における世界の祭典。新たな選手の活躍に期待。また、国際大会でボランティアスタッフも含めた大会運営が試され、11月に開催されるデフリンピックにもつながる大会となることを祈る。

 

11月 東京で「夏季デフリンピック競技大会」が開催
  デフリンピックボランティアに登録し、3年以上学んできた言語である手話および聴覚障碍者の権利獲得の経緯も踏まえ、未来に向けたユニバーサル社会の実現に向けた行動のきっかけとしたい。

 

12月 水星探査機「ベピ・コロンボ(「みお」を含む)」が水星に到着

 地元図書館でJAXAの職員の方から、学生時代から研究している彗星と水星についての講義を聴講した縁もあり、水星についての研究がさらに進むことが想定される。惑星を研究することで、宇宙の誕生、人類の誕生、資源の開発など、今までわからなかったことが科学的にわかることが、最大の魅力でありこれから人類と宇宙の共存へとつながるとのこと。

世界の国々が領土争奪戦争にならず、人類の共存共栄のために共同開発ができるかが問われている。
 

(出典)帝国データバンク

 

参考

★ NRI(野村総合研究所)未来年表