tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

命の重みについて考えてほしい

コロナウイルス感染拡大に伴い、観光業、飲食業をはじめ多くの事業所や企業の経営が困難になっている。

 政府や自治体も、個人や事業所への給付金支給などの対策をとってはいるが、申請方法が複雑だったり、審査に時間がかかり支給が遅れ、東京商工リサーチによると令和2年度の「新型コロナウイルス」関連倒産は、累計で792件に達している。

 それとともに、従業員(特に非正規)の解雇や雇止めなどで、生活困窮に追い込まれる方が急増している。昨年の夏の第2波では、女性の自殺率は37%上昇して男性(7%)の約5倍に上り、主婦の自殺も倍増。

 20歳未満の自殺は49%上昇したという。一般に経済状況の悪化時には男性労働者の自殺増につながるが、新型コロナウイルス感染症の影響下では、異なる傾向で、特に若い女性の自殺の増加率が上昇している。

 自治体では、国の給付金に追加して、追加給付や社会福祉協議会などでは貸付事業、SNSを利用した相談窓口やゲートキーパーの要請などで、孤立させない施策を行ってはいるが、現実は厳しい。

 いろいろな理由(病気、借金など)を抱えてると思うが、今生きることに悩んでいる方に、命の重みを考えてもらいたいと思い、先日まで自治体で開催されていた「ミニ・生命のメッセージ展」を紹介する。

f:id:tomohappiest:20210328194853j:plain

 展示会場に入るなり、犯罪被害等で命を奪われた方々の等身大のボードと遺品の靴、ご遺族からのメッセージが目に飛び込んできた。一人ひとりの素顔や遺された家族の綴ったメッセージが添えられ、靴は彼らの生きた証の象徴。

f:id:tomohappiest:20210328195723j:plain

 

f:id:tomohappiest:20210328195446j:plain


 世の中には、犯罪や社会の不条理のもとに生命を断たれていることに気づかされた。交通事故や虐待やいじめや犯罪が原因など・・。突然、他責により命が奪われる現実を、視覚化されたパネルや遺品を見て言葉を失った。

 また将来のある命を突然奪われた本人の無念さとともに遺族の方のやるせない気持ちがひしひしと伝わってきた。今ここに命があれば、自力で、あるいは自力が難しくても人とつながれば自分の思いを行動に移すことができる可能性がある。 

 多くの人々が現実を知り生命の重さを考える機会としてこの展示を開催しているとのこと。

 微力ながら、SNSで発信することで、今、現状が苦しくて生きることに疲れている方はもとより、1人でも多くの方に一人の命は地球よりも重いことを伝えたいと思い、主催団体に許可を取り、この展示を紹介することにした。

 f:id:tomohappiest:20210328195320j:plain

 

【参考】 

★いのちのミュージアム

 

www.mhlw.go.jp

 

www.mhlw.go.jp