職場の理不尽
多くの会社では、人事異動の内示が終わり、来年度に向け新体制での役割分担などが固まる時期だろう。
我が職場でも、席位置から仕事の役割分担、引継ぎなど矢継ぎ早に決まっていった。
国会議員や官僚の批判をしている我々サラリーマンの世界でも既得権益が幅を利かせているように感じる。
通常その職場に残留する方のほうが仕事に精通しているはずなので、困難な仕事(なかなか進展しない事業や面倒な残務処理など)は、残留者の中から選定すべきだと思うのだが、立場の弱い新人(他部署からの異動者)に負かされる(押し付けられる)傾向にある。
先を見越した人材育成や今までの経験や職務能力を判断しての適材適所な役割分担ならわかるが、どうも係りの中の声の大きい人(年配者や経験年数の長い人など)の意見に流されて部署もあるようだ。
自分さえよければいい?といった既得権益から離れ、今の立場からしがらみのない第3者の立場にたって職場の状況を見たときに、どうすれば次年度以降、人が変わっても仕事がうまく機能していくかで職務分担を考えるべきだろう。係長を中心に上司が客観的な目で判断していってほしい。
このことは、政治や官僚組織にも当てはまる。それぞれの象徴の既得権益にこだわり、政治家も票のバックボーンでもある組織の意見になかなか反対できない構図がある。
既得権益や私利私欲に走るのではなく、物事を俯瞰(離れたところから第3者の立場で見る)して、将来の日本のことを考えて行動して欲しい。
政治家、官僚、専門家、党派を超えていろいろな知恵を出し合い方策を検討し、国民に説明責任を果たしてもらいたい。
身近な組織から日本国のことへと飛躍しすぎたかな。
★異動後(現在も)に、人間関係など日常の職場で起こるデリケートな問題で悩んでいる方も多いだろう。なかなか相談しづらく1人で悩んでいてもなかなか先に進まない。そんな時、朝日新聞のbeのコラム「職場の理不尽Q&A」が参考になった。同じような悩みを抱いている人がいると共感できたり、いくつかの解決策を実践してみたらうまくいったものもあったり。(なかにはそれができたら悩まないといった解決策もあるが・・) 初めて職場が変わる方などにはお勧め。