tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

Eテレについて

 NHKの教育テレビ(Eテレ)の番組が、一昔前と比べてとても親しみやすくなった。
 学生の頃は、権威のある教授が難しい内容を語る教養番組のイメージが強くて近寄りがたいイメージがあり、語学番組くらいしか見なかった。ところが、ここ数年、アナウンサーのキャラクター同様、庶民にも近くそれでいて共用が楽しく番組が増えてきた。
 
 その中で、会社の星(新人ビジネスマンが関心を抱く内容をを討論する)、オイコノミヤ(経済に関連付けて解説する)は、気楽な気分で楽しめる。
 
 会社の星では、住宅に関する賃貸VS購入の損得問題、オイコノミヤでは、結婚の損得(効用)について取り上げていた。たいていの方は1度はぶつかる関門だろう。
 
 ゲストコメンテーター(その道の専門家)が、ゲストに考えさせながらわかりやすく解説してくれる。
 
 番組の内容を要約すると、35年間、月11万円返済のローンを組んだ場合に、3000万円の家を購入した場合、家賃11万の賃貸に済んだ場合を比較すると、ほぼ同額の支出となるそうだ。(ローンの利率の変動や繰り上げ返済をしない場合)
 仮に35年間で同額支払うとすると、あなたならどちらを選ぶか・・。
 
 賃貸
メリット
・固定資産税などの税金、管理費、修繕積立金など住宅の維持管理にかかる支払いがない
・環境の変化などに応じて身軽に引越しができる
 
デメリット
・資産がないので老後の居所が心配(大家は高齢者には、不確定要素が多いため貸したがらない)
・リフォームなどがしずらい
 
 
購入
デメリット
・固定資産税などの税金、管理費、修繕積立金など住宅の維持管理がかかる
・環境の変化などに応じて身軽に引越しができない
 
メリット
・資産を配偶者や子などに残せ、老後の居所も安定
・老後の家の心配がない
 
 結論は、その人のライフスタイルや価値観が大きく影響を与えるので、人それぞれ結論が異なるだろう。
 ただ、どちららにしても、メリット・デメリットを知った上で、決めないと後悔先に立たずとなってしまうだろう・・。
 参考までに、「年収×5+頭金=無理なく購入できる住宅価格」だそうだ。
 この番組は、生活に密着した話題を考えるきっかけにはなるるだろう。 
 
 
 オイコノミヤでは、メインの又吉(吉本のお笑いピース)が素朴な疑問を経済学者にぶつけ、考えながら学ぶというスタイルをとっている。
 今回は結婚について。
 昔は、親の決めた相手と結婚するとかお見合いが主流だったのが、今では圧倒的に恋愛結婚など自由恋愛が主流となった。出会いがの機会が多いのだから、未婚率がなぜ増えるのか疑問に思う方もいるだろうが、経済的、身体的、家族環境、信条などいろいろあるのだろう。
 現在では、男性の5人に1人、女性の10人に1人は未婚のまま生涯を終えるそうだ。もちろん、独身主義を貫く人、精を入れない人などもいるが、いろいろな事情で結婚したくてもできないといった人も増えている。
 
 少しドライには感じるが、経済学的に結婚のメリットデメリットを考えると・・
 
メリット
・時間コストの節約
1人より2人で生活したほうが、家事、育児など分担してお互いの時間を節約できる(夫婦が協力的にできた場合)
 
・金銭コストの節約
 規模の経済で、食費、光熱費、家賃(ローン)など1人より複数人のほうが1人当たりのコストが節約できる。
 シェアハウスや企業の合併なども同様だろう。
 
・幸福度
 こればかりは、感情(効用)が支配するので数字で表すのは難しいが、タイの経済学者が2人の平均値が年間47万円と算出した。
 金銭で計ること自体がナンセンスではあるが、あなたは金銭にしたらマイナスと思ったか、お金では計れないほどもっと幸福だと思ったかで家庭状態がはわかるのかな??
 
デメリット
・自由な時間、金銭の使い道の自由度やお小遣いが少なくなる(結婚は墓場・・と昔の人はいっていたような)
・その他
 
番組冒頭の、結婚式にお金をかける理由は何かという質問に
 
・親や本人のみえ
・一生に1回?の晴れ舞台だから
 
という声が聞こえそうだが、見方を変えると「離婚抑止効果」だそうだ。
再婚するにもお金がかかるので、離婚を躊躇する?から。
 
主張絵へ賛否はどうあれ、経済学的にものを見る視点が養われる番組だと思う。
 
 
 (参考)