フィギュアスケート花盛り(女子編)

　
久しぶりの投稿で少し緊張しています(笑)。
　
　いつのまにか、冬季オリンピック(バンクーバー)が近づいてる。
　前回のトリノでは、荒川選手がトリで、優雅で堂々とした雰囲気を存分に発揮して、金メダルを獲得。
　特に、フリープログラムで選んだ曲のイタリアの作曲家プッチーニによる歌劇「トゥーランドット」は今でも印象に残っている。

(トリノオリンピックでの荒川選手のフリーの演技)
http://www.youtube.com/watch?v=EMQHf3Rh8Jw
　
　開会式のときに、パバロッティが歌っていたのは前触れだったのかと思わせた。また、エキシビジョンで使用したケルティック・ウーマンの「ユー・レイズ・ミー・アップ」も優雅なムードに浸れるいい曲だと思う。
　また、イナバウアーもその年の流行語大賞になったような・・。
　華やかさとは裏腹に、村主選手がメダルに届かなかったのも印象に残っている。彼女は、バンクーバー出場に向けて、選手生命最後の戦いに挑んでいる。
　若い選手が台頭してきて(トリノでも浅田選手が年齢制限で出られなかったが、もし出場していたら・・)、3名の出場枠に残れるかわからないが、4年間の集大成を見せてほしいと思う。
　安藤選手も前回は、初出場の重圧と4回転ジャンプにこだわって実力が発揮できなく、一時期スケートが嫌になった言っていた。今回は選手として最も油の乗った時期でもあり、ジャンプだけでなく表現力にも磨きをかけている。
最大の課題は、崩れた時に気持ちを切り替えて演技が続けられるかだろう。メンタル面が強くなれば、日本代表はもちろんオリンピックでもいい戦いができるだろう。
　中野選手は前回ドーナツスピーンを持ち味にシンデレラガールとして最後まで代表争いをしたが、残念ながらオリンピックにはいけなかった。彼女にとってもおそらく今回が最後のオリンピックになるだろう。スピンやスパイラルなどは高い技術だが、村主選手同様、体が硬いのとジャンプの姿勢など細かなところを修正していかないと代表の座も遠のいてしまうと思う。
　彼女のスケートに向き合う姿勢やひたむきな努力には頭が下がる。
　４大陸選手権に出た鈴木選手は、摂食障害を乗り越え、復活してきた選手。まだ演技に荒さが残るが、スケートを滑れることへの感謝や楽しさを一番理解している選手だと思う。結果はともかく、全日本選手権ではスケートの楽しさを後輩たちに伝えていってほしい。
　そして、今回のグランプリシリーズではジャンプが決まらずスランプに陥ってしまった浅田選手だが、向上心が強し彼女の負けん気の強さで全日本選手権ではトリプルアクセルを決めてほしい。実力、表現力、体の柔軟性では世界でもトップクラスであることは間違いない。失敗を成功に生かせる選手だと思うので、巻き返しを期待したい。

教訓：失敗は成功への最大のヒントである。
　　　普段からの努力が自分の実力を発揮する糧となる。