もう来年度に向けての就職活動も盛んになってきているのだろうか。
私にとっては10年くらい前の出来事だったが、100年に1度の不況といわれ、ハローワークでの有効求人倍率も0.5台と仕事がしたくても見つからない方が急増している。
特に、派遣切りに合った若い方が目立つ。今後の日本の将来をになう人たちなので、出生率、納税、年金制度、介護などのことを考えると個々人の最低限度の生活を維持していくための今そこにある危機であることはことはもちろんのこと、将来の世代の日本の社会制度への影響は計り知れない大きな問題だと思う。政府には景気対策とともに格差是正のための政策を確実に実行してもらいたい。
人間は生きていくためには、衣食住の環境は欠かせない。衣は、リサイクルできるようなものが各家庭から資源ごみとして出されている。これらを、発展途上国だけでなく路上生活の方々への援助として役立てないだろうか。 食も、コンビニなど飲食店から出されるまだ食べられる賞味期限切れのものなどを施設などに寄付することなど企業の社会貢献の1つとしてできないだろうか。
おそらくＮＰＯや福祉事務所でのこれらの需要はあると思う。
また、国と各自治体は、学校の統廃合による廃校などを利用し、住むところを確保して、衣食住を確保するかわりに人手不足の産業（農業や漁業など）の活性化のために技術習得をかねてボランティアで一定期間働いてもらって、働きながら自立へのステップとしていくことも考えられるのではと思ったりする。
どれくらいの需要があるのか、施設の維持管理や経費などクリアーする問題はたくさんあるが・・。
昨今の社会経済情勢で、＊マズローの5段階欲求説の生理的要求や安全に対する要求が満たされていない人が増えていることは確かな事実だろう・・。
あなたは今どの段階にいますか？
＊心理学者のＡ．Ｈ．マズロー（Ａ．Ｈ．Ｍaslow）が提唱した人間の欲求についての理論。
マズローによると、人間の欲求は５つの階層で説明ができ、ある階層のレベルの欲求を満たすと、１段階上の欲求に駆られるとする。階層の底辺から、『生理的欲求』『安全に対する欲求』『愛情の欲求』『尊重の欲求』『自己実現の欲求』の順となる。
１．『生理的欲求』：食欲，睡眠欲など生きるうえで必要不可欠となる欲求
２．『安全に対する欲求』：危機回避や健康維持など、未来に対しての不安から自分の身を守りたいとい う欲求
３．『愛情の欲求』：人から良く思われたい，嫌われたくないなど集団に対する帰属感を含んだ欲求
４．『尊重の欲求』：社会的ステータスを築きたい、人から認められたいという欲求。
５．『自己実現の欲求』：「自分はこうでありたい」という、自らを為すことへの欲求。
