ワールドカップサッカーの日本代表の対戦相手が決まった。第１戦がカメルーン、第２戦がデンマーク、第３戦がオランダ。どのチームも日本より世界ランキング(あまり当てにならないが・・)が上位のチーム。
岡田監督は、ベスト4を目標にチーム作りをしてきたので、どことあたっても、2位以内で通過しなけれならない。
第１戦で当たるカメルーンは、エトー選手など決定力のあるストライカーがおり身体能力も高い。１対１では負ける場面も出てくるだろうが、しつこくプレスをかけ、ボール支配率を高めれば、相手は焦ってくるだろう。初戦は勝ち点を取ることが最低限のノルマなので、前半は抑え気味に入って後半勝負になるのだろう。相手に先取点をやらない戦い方も求められる。
第２戦のデンマークは、長身選手が多く高さに強い。またヨーロッパ予選を１位で通過した勝負強さ(堅守で決定力の高さ)はあなどれない。フォワードに決定力のあるいい選手が多いので、いいボールを入れさせない守備ができるかが鍵を握りそうだ。スピードはそれほど無いようなので、日本の攻守の切り替えの早いサッカーは通用するだろう。
第３戦のオランダとは、先日、アウェー(オランダ)で対戦して０－３で敗戦。結果だけ見ると歯が立たないと思われるが、実際試合を見ていて、後半途中までは日本のプレス(前線からの守備)が功を奏し、バックスとフォワードの距離がコンパクトで攻守の切り替えが早く、何度か得点のチャンスもあった見ごたえのある試合展開だった。最後は、前線から追いまくったため体力の低下とともに相手にボールをキープされ、1対1の強さと個人技で少ないチャンスを逃さないオランダに立て続けに得点されてしまった。なんとなくワールドカップのドイツ大会での対オーストラリア戦の再現を見ているようだった。
90分間プレスをかけられる体力とフォワードの決定力および守備から攻撃に移った際の後ろからの飛び出し(追い越し)がこれからの日本選手の課題だろう。1対1では、体の大きい外国選手には90分間なかなか勝てない。日本の長所をいかし、スピードと組織力、体力で勝負するほうが得策だろう。残された時間で、アウェーのテストマッチをどれだけ経験できるかも大きなポイントとなりそうだ。
あれこれ予想をするのは楽しいが、選手にとっては４年に１度の大舞台。まずは代表メンバーに入れるよう各選手、各所属チームで個人技を磨いていってもらいたい。
（過去の記事 前回ドイツワールドカップ）
http://blogs.yahoo.co.jp/tomohappiest/10709199.html
