tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

聴覚からの学習方法について

コミュニケーション方法について人一倍興味を持っていることは、今までのブログを読んでいただければわかっていただけたと思う。

 健常者の場合、視覚からの情報収集が7割以上と言われているが、残りの3割の情報収集方法として、私は、隙間時間にラジオを活用している。
 通勤時間で、本を読むスペースや集中力が無い(眠い)時など、ラジオが大きな威力を発揮する。スペースはとらず、耳から情報を得ることができる。
 特に、語学を学習するには、とても効率的で、毎日同じようなフレーズを聞いていると自然と覚えられる。
 NHKのビジネス英会話は、大学4年の頃から通勤時にも聞いているので、ビジネスに出てくるフレーズや単語は自然と身についてきた。
 この講座は、英語学習はもちろんのこと、アメリカなどの先端のビジネスにおける問題に鋭く突っ込んだ話題を提供しており、その後日本でも話題になるケースが多く、仕事をする上でとても参考になることが多い。
 また、物語が意見の分かれる議論に展開することが多く、賛否両方の意見も聞けて、ディベート力と英語力など仕事に必要な能力などを磨くことができる。

 次に、お勧めなのは、月~金の夜10時から放送しているTBSラジオ「アクセス」。この番組も、就職活動を始めた頃から聴き始め、1●年くらい聞き続けている。
 ディベート形式を取っており、賛成、反対に別れ、持論を展開していく。
 例えば、「成人年齢を20歳からではなく18歳からにするべきか」など、賛否が分かれるテーマが設定される。
 どちらの立場をとるにしても、人に納得してもらう論理を展開する説明能力が必要となる。
 もちろん軽いテーマの場合もあるが、えてして、賛否どちらの立場でもメリット・デメリットがあるテーマが多い。
 正解のないテーマなので、いかに相手を説得できるかが問われる。そこで、問題分析能力(比較も含む)が重要となってくる。説得力を深めるためには、数字や問題の背景、実例など幅広い知識が必要となるので、賛否の意見を聞いているうちに自然とそのテーマについて学習もできる。
 とにかく1週間(月~金)聞いていただくと、自分とは異なる考え方や意見に接し新たな発見もあり、とてもいい勉強になる。
 朝まで生テレビテレビタックルのような、TV向けの演出がかった言いたい放題が売りではなく、一般人が意見を戦わすので、その人独自の素朴な意見も聞ける。おそらく、私は隠れヘビーリスナーの部類に入るだろう。

 最後に、大学受験程度のレベルの英語力だった私が、ヒアリング力が向上した学習法を紹介したい。

 興味を持ったものを継続して何度も聴くこと。
 私の場合は、映画、洋楽、そしてNHKのニュースがいい教材となった。
 
「映画」は、内容も楽しみつつ、主人公になりきって気に入ったせりふを覚えた。

「歌」は、歌詞を書き写しつつ、わからないところは意味を調べて、歌の意味を頭に入れつつ、あとは耳で何度も聴いて声に出して歌う。いつの間にか、口ずさむようになればしめたもの。

「NHKニュース」は、はじめニュースの内容をTVや新聞等で頭に入れ、夜7時や9時のニュースを2ヶ国語放送で毎日聞くことだった。特に、天気や為替相場、相撲があるときは相撲の決まり手などは毎日聞いていると自然と覚えてしまう。
 これはかなりお勧めの英語学習法だと思っている。ヒアリング力(インプット)が高まれば、スピーキング力(アウトプット)も高まる。
 おそらく人間の赤ちゃんも、普段から親の会話などを聞いていて、成長と共に話し始めることをみれば、聞くことが以下に大事かがうかがい知れる。
 
 もちろん、英語しか離せない環境にいて、そこで生きていかなければいけない状態になれば、いやでも覚えざるをえないので、時間はかかるだろうが、自然と語学力は高まる。外国出身の相撲取りが日本語を流暢に話す要因の1つに、サバイバル状態におかれていることが無縁では無いだろう。
また、昔から言われているが、最愛のパートナーがいれば、相手とコミュニケーションしたいと言う気持ちが強くなり、語学習得への高いモチベーションになるので、目的意識が希薄な状態(大学の単位取得のためなど)で学習している人より上達は早いだろう。

★お勧めの聴覚が中心の学習材料
NHKの2ヶ国語ニュース
TBSラジオ「アクセス」http://tbs954.jp/ac/index.html
NHKラジオ「ビジネス英会話」
興味のある洋画
興味のある洋楽


【余談】
 私は、外国人のパートナーはいないが、趣味と実益を兼ねて、つい1年前まで(仕事が忙しくなる前まで)、週一回、日本語ボランティアをしていた。
 地域にいる日本学習の機会が少ない外国籍の方に日本語を教えるのが主な仕事。もともと学生時代から家庭教師などのアルバイトをしていたせいか、人にわかりやすく教えるのは得意だったが、それは共通の言語である日本語を使えると言う前提条件の下で成り立っていたことがよくわかった。
 教える前に、20時間ほど、研修があった。3人ペアで、言葉を使わず、ジェスチャーや絵などを使って、日本語を教える訓練を受けた。「ここ」「そこ」「あそこ」の概念が、距離の違いだけでなく、パーソナルスペース(「ここ」は話し手のエリア、「そこ」は相手のエリア、「あそこ」はそれ以外のエリアなど)の違いなどをは、日本人は意識して使っていないなど新たな発見もあった。(パーソナルスペースの違いを外国人に説明できない人も多いと思う)

 そして、なにより、外国人に教えていながら、外国人の素朴な疑問に答えられず、日本語の難しさを痛感した。また、外国人から教わることも多かった。 仕事が落ち着いたら、またボランティアを復活したいと思っている。