tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

仕事などに役立つ能力について

 一昨日の新年会での余興は、清水の舞台から飛び降りるような気持ち(ちょっと大げさか・・)だったが、職場の人が私に抱いていたイメージを一掃でき、実行してよかったと思っている。(あまり大勢で盛り上がるのが好きではないタイプと思っていたとの声をよく聞いた)

 普段仕事場でしか会わないので、どうしてもその人に対するイメージを作ってしまうが、それはあくまで仕事上での顔であり、その人の1面ではあるが、人間性などとはリンクしないことも多い。


 仕事でも、その人の悪い面ばかりを見るのではなく、いいところを誉めながら伸ばしつつ、ここはもうちょっと努力するとさらに向上するといった、コーチングも必要だと思った。もちろん改善すべき点は、失敗経験などをすることで見えてくる。【なぜ】失敗してしまったかを本人に考えさせ、意見を聞きつつ、お互いに目標に向かってどこを改善すればいいかをチームで共有しながら導いていける職場だと、初心者でも臆することなく仕事ができるのだろう。
 
 間違いを指摘する場合も、怒る(感情をぶつける)のではなく、しかる(事の善悪を相手にしっかりと教えること)を心掛けなければならない。
 間違いを指摘される方も、【なぜ】自分の振る舞いがいけなかったのかがわからないと、その場が収まればいいやとなり、反省や改善につながらない。
 
 
 また、指摘されたことを改善したり、目標を達成するためには、現状分析(他と比較等もできる場合は行う)をし、目標とのギャップである問題点を洗い出し、どうすれば問題を解決できるかを考えることが求められる。
 
その際に、問題発見力、現状分析力、問題解決力が問われる。
発見力は、普段から興味や問題意識を持って情報収集していないと、なかなか発見できない。
 例えば、今日の円ドル相場などは、私生活には関係ないと思うかもしれないが、株や金利、海外旅行、物価などに関係してくるので、日ごろから経済に関心を持っていれば、抑えておく数字となる。
 他にも、各業界を分析する上で欠かせない知識もある。例えば、日本の人口、世帯数、年齢別の構成率、出生・死亡率などはどの業界でも応用のきく基本的な数値だろう。
 さらにその業界特有の数値(自動車産業であれば、為替相場や各国の車の数など)は抑えておかなければならない。数字は物事を分析する上で欠かせないものだろう。
 ただし、数字の裏に隠されているものを推測する能力がないと、数字にだまされてしまう。(これを利用して、やたらと数字を盛り込み、説得力があるように思わせ悪用してプレゼンする方がいるが、これにだまされてしまうことになる。)あくまでの数字は道具に過ぎない。どうやってそれを使うかが問われる。
 情報分析手法については、いろいろな本が出ているので、そちらを参考にしてもらうことにして、これから何が起こるかわからない不透明な時代には、推測する能力(地頭力というそうだ)が問われることになるだろう。

【例題】
①日本全国に電柱は何本あるか?
②東京都内に信号機は何基あるか?
③世界中にサッカーボールはいくつあるか?
④日本に犬は何匹いるか?

 問われているのは論理力や発想力だけではなく、いかに知識や経験などに頼らず解答までのプロセスを導き出せるかの“地頭力”だ。

【①の回答例】
1.日本の人口が大体1億2千万人。
2.電柱1本で何世帯をまかなっているか考える。
3.我が区(東京)では、30万の人口で、17万世帯。日本では、田舎のように大家族もあるので、世帯数は半分よりは少ない5000万くらいかな。
4.電柱は田舎だと1世帯につき1本くらいはある。
5.都会だとマンションがあるから、もっと少ない。
6.都会と田舎の世帯数の比はだいたい1:1くらい。
7.田舎+都会=2500万+2500万÷●、で。
8.都会では、●は2で約4300万、10でも約2750万。
9.だいたい間を取って、3500万本くらいかな。

 例題を解かずにGoogleで「日本 電柱 本数」を検索しようとした方は、地頭力(分析能力)が身につかない。(著者が指摘している!)
 地頭で考えてから(ここが重要!)検索してみたら、約3268万本とのこと。かなりいい読みだったようで、うれしかった。


私見】 
 おそらく、将棋や囲碁等をすると先を読む力(推測)や分析力(相手がどう出てくるか)などの基本が養われるのかな・・と思った。昔は流行ったルービックキューブや今流行の数字パズルなども実は、楽しみながら地頭力が鍛えられるのかもしれない・・。
そういえば、最近TV番組でも、『クイズ雑学王』や就活生に人気があった(?)、NHKの『ソクラテスの人事』(放送終了)なども、楽しみながら地頭力フェルミ推定が鍛えられると思う。

地頭力とは】 
 自分の頭で考えるて、仮説を立ててから情報収集や分析を行うこと
 (自分の頭と常識を拠り所に、自分なりの切り口で物事の本質や問題の根本 に近づく力)
正しいかどうかより、思考の過程が大切。

フェルミ推定とは】
 解答のない質問を解くため、解答者がいろいろな情報を集め、自身で料理して、オリジナルの解答を導き出すこと。


【私のお薦めの本】
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 細谷 功 (著)
ビジネスマンのための「数字力」要請講座     小宮 一慶(著)
ビジネスマンのための「発見力」要請講座     小宮 一慶(著)
ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力     勝間 和代(著)
入門ビジネスコーチング            *本間 正人(著)

*世界青年の船では、日本のリーダーとして乗船され、私もご一緒させていただきました。