tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

数字とお友達になるために

 お札などでもおなじみの数字。数字と聞くと客観的でわかりやすく評価の基準になる便利なもの、数学を連想して拒否反応を示す人・・などいろいろいると思う。
 
 とはいえ、日常生活では必ず付きまとってくる。数字を味方にするか敵?にするかは、判断をする人の力量にもよる。
 あくまでも参考であって、数字にとらわれすぎるととんでもない誤解を生み、判断を読み謝まってしまう。そこで以下の質問に答えてほしい。
 
 
Q1平均視聴率を出す上で、どれくらいの母集団を調査しているか。
 
A1 関東地域約1772万世帯のうち600世帯のみの調査。全体の0.003%で、視聴率が高くなるにつれて誤差も大きくなり4%程の誤差が生じる。平均視聴率30%の番組も34%かもしれないし26%かもしれない。
 
Q2 野田改造内閣を支持するかと野田内閣を支持するかとどちらが内閣支持率が高いか。
 
A2 野田改造内閣。調査した新聞社によって質問の表現が違い、見事に数字の違いが出た。質問側が望む結果になるよう質問の表現を変える事で可能となる。
 
Q3 今何歳か(女性への質問)
 
A3 国勢調査ならわからないが、クイズ応募のアンケートなどで年齢を聞かれた場合、気持ち若い年齢で回答する女性が多いのではないだろうか。若い方が良いという世間の先入観(日本文化なのか?)があるのが背景にある。定期県の年齢もさばを読んで記入するとか。
 
Q4 H21年度の日本の男性、女性の平均初婚年齢はそれぞれいくつか。
 
A4 平成21年の平均初婚年齢は、男性 30.4歳、女性 28.6。おそらく皆さんの周りには、もっと年齢が高くて未婚の人(離婚経験者以外)がいると思う。
 もっと初婚年齢は高いのでは?と思った方も多いのではないだろか。この数字の分母は、現在結婚している人となっているからだろう。言い換えれば、未婚の人は分母の数字の対象外。男性では50歳時点での未婚率が約16%、女性は7%。
 
Q5 ワールドカップサッカーで優勝したなでしこジャパンの経済波及効果は。
 
A わからない。どのくらいの期間を想定して試算するかでも変わってくる。新聞などでは1兆円とか3兆円とかいわれているが、これから先の話であり、かつ今後のなでしこが活躍するかどうかでブームで終わってしまう可能性もある。
 また、ユニフォームや観戦チケット代、飲食代など消費効果や子どものにサッカーを習わせたいなどサッカー教室などの運営が好調が期待できる一方、短期的に見れば、サッカー観戦の寝不足で仕事の効率が低下した事などのマイナス効果もある。
前提条件やどこまでを経済効果とするのか(経済マイナス効果も考えるのか)で数字は大きく異なる。
 
Q6 豊かさランキング最下位だった埼玉県は本当に豊かではないのか。
 
A6 埼玉県在住で地元愛の強い私としては、県知事同様納得いかなかった。
 豊かさ指標の項目がたったの8つでどれも同じウエイト。評価が1人あたりの数字なので母集団が大きい埼玉県は不利になる傾向にあった。しかもすぐ隣は東京都のため、文化施設など県内に少なくても、東京で満たされる。そもそも、豊かさは個人個人の感覚で違いの大きいもので、自然が好きな人もいれば都会生活の便利さを豊かだと思う方もいる。そもそも評価対象としてなじむものなのかも疑問。
 余計なお世話だが、1位になった福井県は、県のイメージアップ効果で転入者が増えたりで税収アップに一役買ったのだろうか。
 
(まとめ)
・数字の裏に潜む背景や質問の前提条件、対象範囲や質問者の意図なども考えながら数字とお付き合いしていく事が大切。
・数字は、上手に付き合えば人に説得するときやなにかを判断するときの物差しとなり、一目でわかる優れものでもある。
 
 
(参考)