寒さ暑さも彼岸(花)まで
朝9:30に家を車で出発し、パークアンドライドを利用するため、サイタマ牧場の駐車場に車を駐車。まだ青果市場など一部の施設しか営業を開始していない時間だったが、すでに駐車場は混雑していた。
現地についてもパンフレットにあるような赤い絨毯の姿は見当たらなかった。ちょっとがっかり・・。
登山口には大勢の家族連れや高齢者の方たちで賑わっていた。中には犬を連れていたり赤ちゃんを背負って登るお父さんの姿も目撃。山道が整備されていてそれほど高い山ではないので楽に登れるようだ。
最初から急な上り坂が続いたが、人生と同じでゆっくり一歩一歩小幅で歩いた。すると平らなところ見上げると目の前に大きなとりでが現れた。
♪行きはよいよい帰りは怖い♪の童謡を思い出し、行きは岩登りが最後に待ち構えている男坂を選択した。前に進むとしばらくなだらかな下りとなり、不安がよぎった。下りきったところには日和田山の湧き水が飲める水のみ場があった。これから待ち構えるのぼりに備えて水分補給した。人生同様下りの後には急な上りが待ってた。
苦あれば楽ありで、登りきると、森がひらけて絶景ポイントが待っていた。また、上空を吹く爽やかな風が彫ってった体を癒してくれた。
一休みして、先に進むと、しばらくして岩が見えてきた。この辺りは数千年前は海底だったそうだ。地層からもかその証拠がいくつか出土している。しっかりした岩盤ゆえ、大地震でもびくともしなかったようだ。
ここが男坂の醍醐味で、足をとられないように注意しながら一歩一歩すすめた。
しばらくすると頭上には賑わっている声が聞こえた。
頂上が近いとみるやモチベーションも上がり、岩を登りきったところが、巾着田の絶景スポット。これだ!!
しばし、絶句。苦あれば楽あり。巾着田の由来はこれを見れば一目瞭然。今日は、大型台風の影響から開放され、湿度も低く空気も澄んでいるので遠くの町並みまで見渡せた。西武ドームや新宿副都心ビル、そしてなんと東京スカイツリーまで!!
岩盤をしばらく登ると、急坂があらわれたが、ゆっくり一歩一歩しばらく進むと15分ほどでいつのまにか頂上に着いた。頂上も人でごった返していた。まずは、標高(305m)の表示されている案内板の前で登頂記念写真。
しばしの休憩後、もといたところを目指して下った。かえって下りくだりのほうが足をとられやすく危険なので慎重に足を運んだ。♪行きはよいよい帰りは怖い♪
あっという間に、巾着田の絶景ポイントに到着。ちょうどお昼時で、さっきより人も少なくなっていたのでここで昼食タイム。絶景ポイントで食べるおにぎりの味は格別!!
しばし景色を堪能した後、帰りは女坂で下山。台風の影響でところどころぬかるんでいるところがあり、足が滑らないよう気をつけた。登りより神経も余計な筋肉も使う。
さらに進み、有料スポット(入場料200円)に入ると、真っ赤な絨毯が目の前に出現。これには絶句。何枚もシャッターを切った。
巾着田を一周して、バスでサイタマ牧場に戻った。帰りのバス内では心地よい揺れの中いつのまにか夢の中にいざなわれた。到着後、停留所の目の前にあるサイボク温泉牧場の湯(★★★★★ランク)にたっぷり浸かり、今日の疲れを癒した。極楽極楽・・。爽やかな初秋の武蔵野を満喫した小旅行だった。
(参考)
(彼岸花とは)
○別名 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。
→毒草のため。彼岸花を食べると吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたる。
→毒草のため。彼岸花を食べると吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたる。
そのため、田畑の畦(あぜ)に多いのはネズミ、モグラ、虫などがその毒を嫌って避ける(忌避)ように人手によって植えられものが多い。