tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

早春の箱根路へ(明神ケ岳編)

  非日常の世界に浸り気持ちをリフレッシュすることで年度末の慌ただしい時季に向けていい効果が期待できると考え、3月13日(金)から1泊2日の予定で箱根外輪山の明神ケ岳登山を決行した。
 
 箱根外輪山では金時山及び明神ケ岳が老若男女に人気のある。明神ケ岳は山頂までの登山時間が2時間弱と短く、山頂(1169m)から間にかに聳える富士山をバックに360度の絶景が拝めるのが人気の秘密。
 そして、日頃の行いがいいと山頂から富士山と金時山のコラボレーションや小田原市内や駿河湾を見渡せる絶景が待っている。一歩一歩登った記録を残し備忘録にするとともに今後登山を考えている方の参考になれば幸い。
 
 3月13日(金) 晴れ 13℃  明神が岳登山
 5:50自宅ー6:15新宿ー9:00強羅ー9:30宮城野登山口ー11:20明神が岳ー13:30宮城野登山口ー14:00強羅ー14:40早雲山ー15:00宿泊所
 
 山頂に立ち秀峰富士山を眺めながらおにぎりを頬ばり、宿泊所の温泉に浸かって登頂の余韻に浸ることを想定して、朝5時に起床。前日残業していたので寝不足だったが、休日ゴルフを楽しみにしているサラリーマンのごとく富士見と温泉のためなら全く苦にならなかった。
 
 
 朝早いのにもかかわらず西武線ではまさかの立乗車。サラリーマンはつらい! 6時15分、新宿発の急行電車で小田原へ向けいざ出発。新宿始発で座れたので電車内で仮眠をとれたのはよかった。小田原から箱根登山鉄道にかわり箱根湯本から登山電車に揺られスイッチバックを3回繰り返し、40分かけて強羅に到着。
 はやる気持ちを抑えつつ、準備運動とエネルゲンで栄養補給をしてから山頂目指して出発。
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 別荘街の横を登りながら10年以上前に同じ道を登った記憶が蘇ってきた。暫く直登が続いたが、時間に余裕もあるので途中で休憩を何回か入れ、杉並木の景色が望めない道をマイペースで登山した。
 
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標高800m程あるこの辺りはまだ下界と比べて春の兆しはもう少し先のようだ。参道はところどころ霜が降りていた。
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約1時間ほどで、夏の大文字焼きで有名な明星が岳からくる道とぶつかり、周りの景色が望めなかった杉並木から一変して木々がない見通しのいい尾根道となった。絶景が今までの疲れを吹き飛ばすとともに遮るものがないので冷たい風が体力を奪っていった。
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防寒対策はしっかりしてきたので想定内だったが、山頂に向けて参道がぬかるんでおり泥との戦いとなった。今まで以上に前になかなか進まず、ときどき足元をすくわれそうになったがなんとか持ちこたえた。
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まだ時間が早かったのか、すれ違った登山者は数名しかいなかった。足元が気になり周りを見る余裕がなかったが、休憩時に周りを見渡すと山影から雪化粧した富士山が見え隠れしたり、小田原市内や駿河湾を見渡すことができ癒された。
 鞍部から40分ほどで山頂に到着。周りを見渡すと誰もいない。そして雪化粧した富士山が目の前に現れた。それがこれだ!! 
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  山頂もぬかるんでいたが、おかまいなしで、山頂の看板と富士山をバックにシャッタ-を切った。イメージ 14
 
遮るものがない360度見通しのいい山頂で風の通り道なのか、じっとしていると寒くなってきたので、草陰に隠れて昼食をとった。登山前に夢に描いた雪化粧した富士山をバックにおにぎりを頬張った。
 すると、登山者がちらほら山頂に到着。お互いに富士山をバックに写真を撮りあった。
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 最後に、ビデオを回してここまで登ってこられたものが味わえる景色を記録に残した。
 風がますます強くなってきたので、30分程山頂に滞在後、下山した。すると何人もすれちがった。行きもよいよいではなかったが、帰りはさらにぬかるんだ道が怖かった。登りに輪をかけてゆっくり伸長に一歩一歩下って行った。大コケすることなく、泥道を通過すると、今までの降りてきた道が見渡せる鞍部になり、小田原市内と相模湾が見渡せた。それがこれだ!!
 
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 そして、登りと同じ時間くらいかかって、怪我することなく無事に宮城の登山口に到着。
 ここで登山終了とはいかず、人生と同じく?、宮城の集落から強羅駅までの急な上り坂(障壁)が待っていた。今まで、泥道と格闘して足の筋力を使い果たしていたので、かなりこたえた。
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強羅駅ではちょうどホテルなどに向かう観光客(外国人が多かった)のピーク時に当たり、早雲山へのケーブルカーは一本待たされた。人生いいことばかりではない・・と旅行を通じて再認識した。
 
 早雲山駅から宿泊所までものぼりが続いたが、温泉が待っていると思うと足取りも軽く(現金なものだ!)、午後3時に宿泊所に到着。
 硫黄のにおいおいが充満した温泉に浸かり、足をマッサージして体をケアしつつ今日の疲れを癒し心も体もリフレッシュできた。風呂上りの一杯でこの世の幸せを味わい、そのまま夢の中にいざなわれた。
 体力がしっかり回復したところで夕食。とても豪華で、いたれりつくせり。それがこれだ!!
 
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 食後にカラオケ(季節がら卒業ソングや春の歌を中心に熱唱?)を楽しんでからいつのまにか就寝。
 思い切って、休みを取って箱根に来てよかったと実感した1日だった。
 夢の中に雪化粧した富士山が出てきたのは言うまでもない・・。
 
 
 
 
3月14日(土) 曇 14℃ 小田原漁港、小田原城見学
 5:00起床ー5:30宿泊所周辺散歩ー7:30朝食―8:40チェックアウトー9:30小涌谷駅ー10:30箱根板橋駅―11:00小田原漁港―11:45昼食ー13:30外郎(ういろう)店見学―14:00小田原城見学―14:25小田原駅出発―16:00新宿駅到着ー16:30帰宅
 
 春休みが近い土曜日なので乗り物が混雑すると予想して早めに箱根を脱出することにし、小田原中心の計画で小田原漁港の見学と海辺でのシエスタ(昼寝)、海鮮の昼食、そして小田原城見学をすることにした。
 昨夜たくさん食べたので、朝の散歩は30分ほど時間をかけて長い距離を歩いた。標高が高くまだ春の訪れはこれからのようだが息吹は感じられなかったが、朝日が
とてもきれいで印象に残った。 
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 運動後の宿泊所の朝食は、おいしくいただけた。
最後に温泉に浸かり、朝8:40に宿を出発。ずっと国道を下って約1時間かけて小涌谷駅まで散歩した。ここから箱根登山鉄道で小田原漁港最寄駅の箱根板橋までゆっくり電車に揺られた。すれ違う上り電車は最新式の車両だったが、車内はすでに観光客でいっぱいだった。
箱根板橋駅から歩いて20分ほどで漁港に到着。残念ながら朝市はとっくに終了していたが、しばし波の音を聞きつつ砂浜に身を横たえてビールを飲みながらしばし仮眠した。
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 暫くしてお待ちかねの昼食タイム。
今回は、前から目をつけていたお店で鯵フライ定食をいただいた。ブログ等で紹介されているお店だけあって、開店前から長蛇の列。ほとんどの方が鯵フライを注文していた。 
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 お腹も満たされたところで、腹減らしに小田原城まで約20分歩いた。小田原港に注ぐ早川には、餌となる魚がいるのか鷺が群れをなしていた。途中、桜並木が美しい小田原の高級住宅街を通って、小田原城前の国道1号線に出た。すると、お城と錯覚するような店構えを発見。好奇心で近づいてみると外郎(ういろう)のお店だった。
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バスツアー客などで店内はごった返していたので、奥にある博物館を見学させてもらった。もともと、京都に店を構えたが、北条氏に招かれて、小田原に来たとのこと。北条氏が豊臣家に滅ぼされた後が最大のお家の危機だったが、取りつぶし合わず、関東大震災では家が崩壊したが、商売をつづけ、平成7年に今のお城風の店に建て直し現在に至っているとのこと。そんなガイドの話を聞きながら、外郎の歴史も学んだ。
 
 
 最後に、今日のもう1つの目的地である小田原城跡公園を見学した。園内はもうしばらくすると桜の名所に様変わりするが、今は過度期で比較的すいていた。
門構えやお城をバックに写真を撮った。
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すると、ひときわ目立つ河津桜の前で、戦国時代のお姫様の格好をした外国人の子供を発見。雑誌のモデルさん顔負けの人気者となり写真撮影に応じていた。
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 帰りに小田原駅前で大ぶりの金目鯛の干物をお土産に購入。
 電車の中では爆睡してあっという間に新宿駅に着いた。そして、無事家には午後4:30分に到着。この旅で、明神が岳山頂に登頂し雪化粧した富士山を見られたこと、温泉に浸かりおいしいものを食べて日頃の疲れを癒せたこと、小田原市内を観光し歴史や文化に触れられ、安全に家に帰ってこられたのでいうことなしの旅行だった。
今度箱根に行くときは、駒ヶ岳から、途中箱根最高峰の神山早雲山に行く縦走ルートに挑戦してみたい。
 
(参考)