この日は、午前中に試験があり脳を活性化しすぎてパンク寸前の脳を覚ますべく、午後に現地到着。
今日は、年に数回の無料開放日だったことと、土曜日の天気が悪かったことと、秋の花が身頃を迎えているということが重なってか、大勢の人が訪れていた。
前回、ゴールデンウィークに来た時は、みんなの原っぱ(公園中歩うぶにある広大な芝生広場)で思い思いにスポーツや日向ぼっこをする人で埋め尽くされていたが、今日は、人口密度が少なかった。
その理由がわかるのに時間はかからなかった。公園脇でひときわ目立つ黄色の絨毯が目に入った。それがこれだ。
回りには、老若男女問わず、まるで花に吸い寄せられるミツバチのように人が集まっている。そして、あちこちで記念写真をとる人や本格的な一眼レフカメラでコスモスを撮る方など思い思いに楽しんでいた。私も花を愛でて記憶に残すとともに、脳が疲れていたので写真とビデオを撮って記録にも残した。
その後、日本庭園を見学した。まだ紅葉とはいかないが、湖面に映えた水鏡や薄化粧し始めた木々など日本情緒に浸った。真っ赤に染まる紅葉の時季に来たらさらに趣深いだろう。
名残惜しかったが時間もないので、今日のお目当ての木漏れ日の丘一面に咲くピンクのコスモス畑に向かった。人ごみが増えてきたところで、目の前に想像通りの光景が目に飛び込んできた。まるで映画の回想シーンに出てくるような夢の世界にいるようだった。脳も完全に癒され、感動に包まれた。
帰りに、薄のような珍しい植物(アルゼンチン産のパンパスグラス)にも出会った。
澄み切った秋空に映える鮮やかな白。天使の羽のようだった。
真夏のような気候だったが、夕方ともなると秋の心地よい涼しい風に吹かれ、花とともに身も心も癒された半日だった。
(参考)
