tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

朝青龍事件から考えたこと【その2】

ブログの利用法として、自分の気持ちに整理をつけたり、記録として、将来、あの時はあんなことを考えていたんだ・・とわかるといいなと思って始めた。(将来の自分史作成(?)の際の貴重な資料にもなる?)
正直、他の方からのコメントとかは期待していなかったが、実際にコメントをいただくと、自己中心的な日記を読んでくれている人方がいると肌で実感でき、ブログを書くモチベーションがあがり、励みになっている。
 また、違った視点に気づいたり異なる意見も聞けて、とても参考になる。
 
 さて、朝青龍に関しては、ずっと「品格」が付きまとったが、そもそも品格とはなんなのだろうか。辞書で調べると、品位・気品(人に自然と備わっている、心の高さ。どことなく感じる上品さ)と出ていた。
 と言ってもイメージはなんとなくあるが、具体的にどういうことなのかさっぱりわからない。

 そこで、いくつか「品格」と銘打つ本を読んでみた。
 すると、まず、国家の品格に始まり、品格とつくタイトルがたくさんありどれを読んでいいのか迷ってしまった。
 とりあえず、とっつきやすそうなところで、私は男性であるが、女性のことを知る上でも参考になるかと思い、ベストセラーとなった坂東真理子著の「女性の品格」、「親の品格」と男性の品格とはなんだろうと疑問をずっと抱いていたので、川北義則著の「男の品格」と「父親の品格」を斜め読みしてみた。

要約すると
*女性の品格は、「礼状が書ける」「約束を守る」「型どおりの挨拶ができる」といったふだんの言動に、女性の生き方と品位が表れる。ビジネスから装い、話し方まで、女性としての振る舞い方を具体的にアドバイスし、強く優しく美しい女性になるための66の法則が書かれている。

●ここに書いてあることすべて実践できる女性は、ほとんどいないだろうというのが率直な感想。しかし、マナーや言葉遣いなどは、小さい頃からの躾や教育も大きく影響する。男女関係無く、せめて人に対する礼節だけは、しっかり見につけておきたいと再認識した。

*親の品格は、少子化核家族化、共働きでむずかしくなった親子関係のあり方を、66の例をあげて具体的に語っている。
「子どもの機嫌を取らない」「みんなで食事をする」「手伝いをさせる」「悪口は言わない」「正しい日本語を使う」「お金の経験を積ませる」「挫折を忍耐強く見守る」「親の介護」など、著者の体験をもとに、「親の品格」の考え方、振る舞い方を提案している。

 具体的には、生命を育む(挨拶から始めよう;泣く子に負けない;子どもの機嫌を取らない)、マナーを育む(よい叱り方、悪い叱り方;お辞儀をする;手伝いをさせよう)、人間性を育む(約束は必ず守る;悪口は言わない;差別をしない)、学校とのつきあい(教育と先生;けんかのルールを身につける;いじめをしない子に育てる)、ティーンエイジャーの子どもと(ボランティアから学ぶ;ホームステイのすすめ;子どもの友人との出会い)、情報といかに接するか(好きな本を読ませる;新聞、雑誌を読む;情報機器とのつきあい)、成熟した親子関係をつくる(パラサイトシングルにしないために;挫折を忍耐強く見守る)

●著者の体験に基づく提言なので、説得力がある。中には、理想はそのとおりだが、現実には難しいのではと思うところもあるが、私自身の子ども時代の体験と重なり合わせて、共感できる部分が多かった。

*男の品格は、「ゆとり心」「遊び心」をテーマに、仕事・家庭・恋愛・趣味・美学・人生観など、多様な角度から“男の品格”とは何かを提示している。
 
 具体的には、「仕事は男の中身を作り、遊びは男の行間を広くする」「何でも『面白いな』と思える人が勝つ」「仕事モードを家庭に持ち込むな」「子供に尊敬される遊び人になろう」「男は外見を飾るよりも経験値を増やせ」「趣味は実践しなければ意味がない」「目の前にあるものをすぐに取りに行かない」など・・。

●同性だけに身につまされる指摘も多い。共感できるとところがたくさんあったが、実践できていないことが多いと危機感を覚えた。
 まだまだ男(人間)として、修行が足りない。「品格」も備わっていないと猛反省・・。


*父親の品格は、友達のようになってしまった現代の親子関係に対し、70代の著者が苦言を呈している。

 具体的には、父親の自覚(とにかく「父親」としての存在感を示せ;父と子は絶対に友だちなんかではない)、父親の手本(「父親の背中」とはどういうことなのか;何か一つ「パパはすごい!」と思わせよ)、父親の時間(子供との会話の絶対量を増やせ;父親のささいな言動が子供に残る)、父親の忍耐(父親とは「損な役回り」と心得ること;親はつねに子の「味方」であり続けよ)、父親の希望(父親と息子が仲良しになる秘策;父親よ、もっと学校とかかわりをもて)など。

●父親になったことがないので、実感は湧かないが、子どもの視点で見ると、こういう父親だったら尊敬できるなーと思った。
 ちなみに、私の父も、背中で者を語るタイプで威厳があったが、キャッチボールなど率先して一緒に遊んでくれた。おかげで、スポーツ少年になったのかもしれない。(「私の子ども時代」をそのうち投稿するので乞うご期待!)

【まとめ】
 本は、その方の考え方や意見を述べている。違う視点や意見を吸収でき、共感した部分は、早速実行に移すことで、すこしは「品格」ひいては「人間性」が向上するのではという気持ちになった。
 とはいえ、親の品格に関しては、父親の思いだけではなく、パートナーと話し合いながら、役割を決めていくことも必要かもしれないと思ってみたが、まだパートナーもいないので、空想に過ぎない(悲)。
 まずは、自分と価値感の近いパートナーを探すことが先なのかな・・。