tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

本を読むことの意味

 
 私の信条は3つある。イメージ 1
1.本を読むこと 2.旅をすること 3.人の話を聞くこと
 
 これら3つに共通することは、自分の五感をいかして創造(想像)力、発見力、情報収集(分析)力、問題解決力、コミュニケーション力などを自然と鍛えられること。
  ビジネスの社会でもコミュニケーション力や創造力は必要不可欠な能力だろう。
 
 2.旅をすることは、私の人生の生きがいの部分だが、残念ながら時間やお金が必要であり、特に時間ばかりは、なかなか確保できないのが悩みで、1週間休みをとって遠出となると仕事の調整など壁がはだかり現実的になかなか難しく、行動範囲が限られる。
 
 3.人の話を聞くことは、仕事(生活相談など)でも毎日実施しており、ある程度慣れてはいるが、同じような話が多く、他業種の方との情報交換などは滞っていて、なかなか情報の幅などが広がらない。もっと積極的にいろいろな人とコミュニケーションすればいい話なのだろうが、時間的な制約などもありなかなか実行できていない。SNS(ソーシャルネットワークサービス)などで、コミュニティーの中から情報収集してはいるが、どこまでが信頼できる情報なのかや実際に人と面と向かって話しをしていないので、細かいところまで情報交換できない。
 
 そこで、もっぱら、1.本を読むことへの比重が多くなっている。
 今まで、いろいろなジャンルの本を読んで、幅広い教養は身についてきていると勝手に思ってはいるが、そもそも本を読むことの効用とはなんだろうともう一度考え(確認し)たいと思い、「本を読む子に育てよう(多胡 輝 著)」を読んでみた。
 
 本の趣旨は、「子供になぜ本を読めと大人は言うの?」という質問への回答にもなっている。
 ①読書はいい人間関係のもとを作る ②読書は考える力を育てる ③読書で想像力がぐんと広がると述べている。
 
 ①では、読書好きというと、部屋に閉じこもって自分の殻に閉じこもっているという印象を持つ方もいるかもしれないが、知識や論理的に話せる人が多いので、パーティーなどでも話題豊富で輪の中心になっていることが多いそうだ。
 本好きな人が多いと思われる出版業界など、本を編集する仕事をする人は、人に会ったり、人と話すの機会が多く、コミュニケーション能力が高くないと勤まらない。ただ物知りなだけではなく、人の話を聞きながら、どんな話に今世間の人は興味があるのか、じっくり相手の話を聞きながら情報収集しているそうだ。
 そう考えると、人とのコミュニケーション能力を高めるために読書しているとも言えるだろう。
 著者は、親御さんが心配する「本好きの子供になると、人とコミュニケーションできなくなる」というのは神話で、家庭環境など別に原因があると述べている。
 私は、子供の頃あまり本を読まず、国語の成績が悪く苦労した思い出がある。しかし、野球やサッカーなど集団スポーツに明け暮れていたが、そこで先輩後輩関係、礼儀、チームワーク、コミュニケーション能力などを自然に学んでいたと思う。
 
 今振り返ると、成績が悪かったのも、単に読書の習慣がなかっただけで、映画やドラマ、アニメなどで、感動した作品を読んでみたいと思ったのがきっかけで、高校のときに本を読んだのがきっかけで、本の世界に引き込まれていった。
 無理やり子供に本を読ませても苦痛になるだけで長続きはしないだろう。本好きになる環境を整えてあげることがいいそうだ。絵本などを読み聞かせたり、親が楽しそうに本を読んでいる姿を見せたり、地域の図書館に行って、子供の好きな本やDVDなどを借りて一緒にみたりなど。
 決して、本を読むことを強制してはいけない。自主性が損なわれてしまう。(本に限らずなんでも当てはまる。)自然と本を読むように環境を整え、誘導することがポイントのようだ。
 
 読書のいい点に、持ち運びが便利で隙間時間に場所を選ばず読めることが挙げられる。
 忙しい人でも、本は電車の中や休憩時間や寝る前など気軽に読め、大掛かりな準備をする必要もない。
 
●著者が言う読書の効用は要約すると次のとおり。
・人の気持ちを察する(思いやりの心をはぐくむ)ことを教えてくれる
・話題豊富な大人になれる
・同じ作家の本を読むことで、共感するポイントが似ている友達の輪が広がる
・上質のユーモアが磨かれる
・知的好奇心が広がっていく
・結果として集中力が高まる
・生きるヒントが学べる
・してはいけないことが具体的にイメージできる
・普段の生活では決してできない、登場人物になった気持ち(疑似体験)が味わえる
・読書の感動が脳を活性化させる
・知的冒険が味わえる
・想像力が広がる→好奇心が生まれる→表現力が豊かになる
・行ったことのない場所に行った気分になる
・昔の偉人などをどんな人物だったのか想像できる
・想像力を越えると、感動が待っている
・勇気付けられる
 
閑話休題】 映画が先か読書が先か?
 結論から言うと、たまたまであったほうが先で問題ないだろう。
 両方見比べてみて初めて比較できる。
 本を読んで想像していたのとはまったく違ってショックを受けたと思えば、少し論理の飛躍はあるが、もしかしたら、自分が映画を作ってみようと思うかもしれない。
 また、映画のほうがよかったと思ったならば、映像美に心打たれたり、読書で想像しづらかったシーンをどう映像で表現したかなど新たな発見や表現方法を学ぶことができる。
 皆さんはどう思うか訊いてみたい。