ブログの魅力の１つに、普段の生活では絶対会えない人と交流がもてることがある。
顔も名前も知らないが、その人の訴えや悩みなどがつづられている文章を読んで、共感したり、考えさせられたり、応援したくなったり、逆に励まされたり・・。
たまたま、大学入試センター試験が行われたときに、１０年以上前の自分を思い出して書いたブログから、現役の浪人生（医学部受験生）との接点ができた。その方のブログを読みながら、私の浪人時代と重なることが多く、ひそかに応援していた。書き込みなどして余計なプレッシャーを与えたくなかったので、時々、ブログを見に行っていた。
直前模擬試験などで思ったほどの結果が出なかったりで、落ち込んでいた時期もあったようだが、周りの方の励ましや本人の不屈の闘志でスランプを切り抜けたようだ。
私は常日頃から、「努力は必ずしも報われるとは限らないが、必ず人生のどこかで報われるときが来る」と思っている。
どうやら、ブログを読むと努力が報われたようだ。まずは、「おめでとう」とこの場をお借りして伝えたい。
とはいえ、いい医師になるためには、これからが大変。彼女への応援メッセージを送りたい。読んでくれることを祈りつつ・・。
拝啓 ××さんへ
合格したのですね。おめでとうございます。引越しの準備が一段落したら、今までお世話になった人へのお礼やこれからの学生生活のことを考えたり疲労を癒す（旅行や温泉）などして、来るべき新学期のために充電しておいてください。
そして、自分の理想の医師像を思い浮かべてみてください。もし思い浮かばなくても、これからの６年間で、そういう人に出会うでしょうから心配しなくても大丈夫。参考までに、是非、今放映中の、コードブルーや救急病棟２４時などを見てみてください。きっと何か感じるものがあると思います。
（××さんも好きなチャングムの誓いもね）
そこにも描かれていますが、医者は、技術の向上を目指すのはもちろんですが、人の心の痛みをわかる人でなければ勤まらないと思います。
今回の浪人生活も、１つのいい経験になったのでは・・と勝手に思っています。
これから先、もっと困難なことにぶつかりますが、悩むことでまた１歩成長できると思います。
困ったり迷ったりしたときには、常に、なぜ医者になりたいのかを自問自答して、原点に返ってください。（私も仕事で壁にぶつかったときに、住民の安全と健康を守るためにこの仕事をしているんだと言い聞かせています。）
＊ドラマ、コードブルーより。
「肉体的な傷とは違い、人の心に負った傷は簡単には治らない。すぐに直す方法はない。しかし、人は心に傷を負うことで他人の痛みに気づけるようになる。」
ＰＳ：将来どこかの病院で、さらに成長した××さんに診察してもらえることを夢見つつ・・。
★過去のブログ
＊命の尊さについて(ドラマを見ての雑感)
http://blogs.yahoo.co.jp/tomohappiest/51732037.html
＊大学入試センター試験の思い出
http://blogs.yahoo.co.jp/tomohappiest/51591806.html
