tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

日本の将来の行く末は・・

 戦国武将ゲームから「歴女ブーム」が起きたり、「坂本龍馬」に注目が集まったりと過去の偉人にスポットが当たっている。
 経済や政治、人生においても、過去の出来事や教訓、名言などから学ぶべきことが多いと思う。
  自分自身を振り返っても、過去の失敗体験から学ぶべきことが今まで多かった。そして、「失敗は成功のもと」は私の座右の銘になっている。
 
 今のデフレ時代は100年に1度とといわれているが、景気は良いときもあれば悪いときもあり、その繰り返しの中で大きな波もくる。そのとき採った経済対策も参考にはなるだろう。もちろんそのときどきでの時代背景や文化などの違いもあり単純にはいかないが・・。
 また、水平思考で、諸外国の情勢を見ると、ギリシャの経済危機なども、将来の日本を暗示しているようで、わが国の国債(国の借金)残高883兆円(国民1人あたり693万円)は限界点に近づいている。巷では、世界の状況を見て、消費税増税法人税減税などの政策で、景気回復を図るべきだという議論もでている。
  
 政局や経済事情などを考慮しながら、政策実行にはタイミングもあるが、日本のこれからの行く末を考えるならば、タブーを度外視して議論はしていかなければいけないと思う。国の舵取りをするのが政策実行機関である政府(内閣)や議決機関であり国民の代表でもある国会議員の役割だろう。明治維新の頃の偉人たちのように、私欲ではなく国の行く末を考えて行動できる政治家がたくさん出てきて欲しい。今度の参議院議員選挙はどうなのか・・。
 しかし、国会議員を選ぶ側の我々国民が、しっかりその辺を見極めて投票行動しないと、近い将来、日本丸は沈没してしまうかもしれない。
 
  日本も、明治維新の時代、留学や視察をしてアメリカやイギリス、フランス、ドイツなどから多くのことを学び、日本にあうように改良を重ねながら試行錯誤して、民主主義、資本主義経済などの体制を作り上げてきた。国会開設、憲法、納税制度、身分制度の解消、銀行の設立など挙げればきりがない。
 
 そこで、私も歴女ブームに乗り(?)、明治維新の頃に海外に渡り、後に近代日本の礎に導いてくれた人々のことを知りたくなり、漫画の伝記シリーズを読んでみた。
 漫画なんて、邪道だと読書家は思うかもしれないが、これがけっこう著名な学者が監修していて内容も充実しており、子供にもわかりやすい。漫画(世界に誇る日本文化の1つ)大国だと再認識した。
 
 まずは経済を支えるお札の顔からと思い、1万円札の福沢諭吉と5千円札の新渡戸稲造から読んでみた。
 そして、女性として初の海外留学生の1人として派遣された当時6歳の津田梅子。
 
 彼ら3人に共通するのことは、海外から多くのことを吸収し、先進的な考えを学べた外国人の恩師やご学友との出会いがある。また、学んだことを多くの若者に伝え、日本の近代化とそれを支える人材育成に貢献したこと。
 福沢は、慶応義塾大学、新渡戸は東京女子大学、津田は女子英学塾(後の津田塾大学の基礎)を築いた。
 世界平和をとなえ、国際連盟の事務局次長として奔走した新渡戸や天は人の上に人をつくらずで有名な「学問のすすめ」など学の独立や身分差別からの脱却など独立自尊を説いた福澤、そして、女子の高等教育への門徒を開いた津田。日本(人)の国際化に果たした役割は数え切れない。
 今でも、多くの卒業生たちが日本はもちろん世界中で活躍しているのを見れば、彼らの功績が偉大であることがわかる。
 
 例えば、今NHKで放送している大河ドラマの「坂本龍馬」など親しみはあるが、いまいちどんなことをした人だかわからないと思ったら、下記の伝記シリーズを一読してみると意外な事実など新たな発見をして、歴史に興味を持つようになるかもしれない。
 
 人間として「人間は考える葦」の生活を送る以上、情報媒体が何であれ、おそらく、思考するための情報源の1つとして一生、活字との付き合いは続くと思う。
 
 今年は、国民読書年だそうだ。だからどうということではないが、国も読書しやすい環境を整えているようなので、少しは追い風になるのかどうかわからないが、活字に親しむ1つのきっかけになるのかな?
 
★お勧め伝記シリーズ
この人を見よ!歴史を作った人びと伝(ポプラ者)1~30
 (基礎知識があれば、さらに知識が深まる!)
 
学習漫画 世界の伝記 日本の伝記(集英社)
 
学習漫画人物館 (小学館)
 
★名言・格言など