tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

子どもの潜在能力を引き出すには・・

 日中はまだまだ残暑が厳しいが、徐々に、朝夕涼しくなってきている。蝉の声も勢力が弱まり、最近やっと鈴虫やマツムシの鳴き声も聞こえるようになった。徐々にではあるが確実に秋が近づいている。
 日本列島を覆っていた高気圧の勢いが弱まってきており、これから台風の被害も想定される。備えあれば憂いなしなので、くれぐれも危機管理の意識は持っておきたい。(先日、日本振興銀行が経営破たんし、ペイオフ適応第一号となった)世の中、何が起きるかわからないと再認識した。
 
 秋といえば、食欲、収穫、恋愛、スポーツ、読書・・と何をやるにイメージ 1もいい季節。すべてに興味があるが、まずはとっつきやすいところで、短時間で読める薄い本『子どもに勉強を教えるな ヨコミネ式自学自習の10か条』を読んでみた。
 著者は、横峯吉文氏。といってもピンと来ない人も多いと思うが、プロゴルファーの横峯さくら氏の伯父で、最近では、エチカの鏡という番組で放映された鹿児島の保育園3箇所の理事長。
 園児が逆立ちしながら歩いたり、跳び箱を軽々飛んだり、音を聞いて、ピアニカを弾いたりと、映像を見て驚いた人も多かったと思う。
 結果だけを見ると、特殊な英才教育をしているからではと思うかもしれないが、著者は、子供の潜在能力を引き出す工夫をしただけで、後は自然に子どもたちが、周りから学んだり、競争心に火がついた結果だということがよくわかった。
 教育(教え育てる)ではなく、学育(学んで育つ)ことが、3歳から10歳ぐらいの子どもを成長させるポイントとのこと。
 おぼろげではあるが、私の子ども時代を思い出しても、泳げるこ子の様子を見て、自分もああいう風になりたいから始まり、どうやったらああいう風に泳げるのか見よう見まねで実際にやってみたりした。試行錯誤を繰り返しながら、5m、10m、と徐々に距離が伸びて、15m泳げたときには、やればできると子どもながらに自信が持てた。
 昔から、運動能力とともに基礎学力としての「読み、書き、そろばん(計算)」が理解力、読解力、思考力を養うとというが、時代が変わっても不変だと思う。
 
 子どもは、競争したがる、真似をしたがる、ちょっとだけ難しいことをしたがる、認められたがるという性質がある。この性質を利用して、やる気のスイッチをつければ自学自習するという。
 運動会で、同じような実力の子ども同士で競わせることで、競争心に火がついたり、負けたことで、悔しさを知りつつ次は勝つという向上心も育まれる。
 最近の親は、子どもの数が少ないせいなのか、過保護に育ててしまう傾向があるようだ。
 集団の中でもまれてこそ、自ら学び育っていくのだと再認識した。
 小学校の低学年から、スポーツ少年団に入って、自然に悔しさや向上心などを学び鍛えられたのかもしれないなとわが身を振り返った・・。
 
 実際に子どもの教育に携わっている方の本なので説得力もあり、子どもの教育に悩んでいる親や教育に携わる方に是非読んでいただきたい1冊。
 
★横峯氏の自学自習の10か条とは・・
①学校を信用するな ②子どもに勉強を教えるな ③教材にあわせるな ④子育ての目的を見誤るな ⑤男と女を一緒にするな ⑥子どもをほめるな ⑦傷つけることを恐れるな ⑧子どもを飽きさせるな ⑨子どもに押し付けるな ⑩子育てをがんばるな
(参考)