春の陽気に誘われて、東京都郊外の多摩川沿いを歩いてみた。拝島駅を降りて、多摩川を目指す途中に、石川酒造を発見。この辺りは、きれいな水に恵まれているのだろう。ここの銘酒「多満自慢」を試飲したかたっが、時間が早すぎてオープン前だった。残念・・。 この敷地には資料館もあり、ビールやお酒の歴史についても学べる。予約をすれば酒造見学もできるので、お酒好きの方は立ち寄ってみていただきたい。
多摩橋の下流には、福生市内で一番大きい「多摩川中央公園」があり、園内には、広場の他に市営グランドや湿生植物園、バーベキューやスポーツを楽しむ市民で賑わっている。園内を流れる玉川上水田村分水の脇には、「石濱(牛浜)渡津跡」の石碑がある。
そして、ここ東京都郊外の羽村市は、チューリップを町おこしのシンボルとしている。沿道にもチューリップが目に飛び込んでくる。
さらに新緑の緑と青い空のコントラストも混ざってなんともいえない美しい景色だった。 まちが色鮮やかで、春の日差しにいっそう映える。東北も、近い将来、杜の花の都に再生することを願わずにはいられない。
街中を、チューリップ畑(根がらみ水田)に向かって歩いていると、各家庭でもチューリップが飾られている。
そして、しばらくすると、童謡チューリップのフレーズを思わず口ずさんでしまうような赤白黄色の原風景が目の前に広がった。
咲いた 咲いたチューリップの花が ならんだ ならんだ 赤 白 黄色 どの花見ても きれいだな
ゆれる ゆれるチューリップの花が 風にゆれて にこにこ笑う どの花見てもかわいいな
風にゆれる チューリップの花に とぶよ とぶよ ちょうちょがとぶよ ちょうちょと花と あそんでる
初めてチューリップをヨーロッパに導入したのは、オーストリアの大使としてトルコにいたA・G・ブズベックといわれている。彼は1554年にコンスタンティノープル付近でチューリップを見かけ、通訳に花の名前を訪ねた。ところが通訳はターバンのことをさしていると勘違いをし「テュルバン」と答え、この名前が伝わってチューリップと付いたと言われていている。
17世紀にはチューリップが大ブームになり、「チューリップ狂時代」といわれ時代となり、珍しいチューリップは高値で取引された。
昔は、農村でしばしば洪水に悩まされていた。主な産業は蚕だったが、戦後は畜産業で栄えたが、高度経済成長の頃から都市化が進み、現在では農業と住宅街として発展している。
(参考)
チューリップの歴史や童謡の秘密がわかる!
チューリップを育ててみたい方必見のサイト
★石川酒造