tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

青梅梅郷花盛り

 初春といえば、昔から梅に鶯。春を告げる梅の開花の季節がやってきた。
 そして、月日が経つのは早いもので、全国各地で卒業式も行われている。
 3月に入って暖かい日が続いたせいか、都心では梅ではなく桜の花に囲まれた卒業式を迎えている。
  きっと都会の卒業生にとっては、一生記憶に残る卒業式になったことだろう。
 
 話題を梅に戻して、ここで有名な梅に関する俳句を紹介。梅は昔から愛されていた花だということがわかる。
 
 「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける」
 6歌仙の1人で平安時代歌人である紀貫之の作。
意味は、人の心は変わりやすい。あなたのほうこそ、もう私のことなんてどうとも思ってないんじゃありませんか。 ああそれでも、この梅の花は昔と変わらない香りで咲いていますね。
 
「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」
江戸時代の俳人服部嵐雪の作品。解釈は、2つあるようだ。
梅の花が一輪一輪咲くので暖かくなり春の訪れを告げてくれる。
もう1つの解釈は、きびしい寒さの中で梅が一輪咲き、それを見るとほんのわずかではあるが、一輪ほどの暖かさが感じられる。
 解釈の違いはあれど、初春を告げる花であったことは間違いなさそうだ。
 
 万葉の昔は花といえば梅。桜が満開になるちょっと前の3月20日、毎年恒例の彼岸のお墓参りを兼ねて、青梅梅郷で梅鑑賞に行った。
 そして今年も期待通り、満開の梅に出会えた。
 
 春の到来を実感する桜の華やいだ雰囲気も捨てがたいが、梅の落ち着いた雰囲気で癒し系の香り漂う中の鑑賞もまた楽しい。
 きっと年を重ねる(増す)ごとに梅への親しみと理解が増してくるのだろう。
  
 (参考)