tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

いざという時の準備(備えあれば憂いなし) その2

 もうすぐ東北大震災から3年がたとうとしているが今でも地震は頻繁に発生している。
もし今、関東直下型の震災が起こったら我が家は対策は万全だろうかと考えると心もとない。
 
 そこで、 2014年2月11日(祝)、命を守る防災減災講座を受講した。講師は、地元の公民館の職員の方と消防署職員の方でした。
 
 地元の公民館主催で、3回シリーズの2回目。
 
 今回はいざというときのための救命救急講習とアルファ米の試食だった。
 講座は2時間半ほどで以下の内容を行った。
①10:00-10:15 アルファ米を使ってご飯を準備
②10:15-12:15 救急講座
③12:15-12:30 アルファ米試食
 
アルファ米を使ってご飯を準備】
 アルファとは糊化のこと。炊飯または蒸煮(じょうしゃ)などの加水加熱によって米の澱粉をアルファ化(糊化)させたのち、乾燥処理によってその糊化の状態を固定させた乾燥米飯がアルファ米。これに熱湯や冷水を注入することで飯へ復元し可食の状態となる。
 簡単に言うとアルファ米は乾燥ご飯のこと。
 お湯や水を入れることで通常のご飯(五穀米)になった。インスタントラーメンのご飯バージョンと言ったところかな?
 
 避難所には50人分のアルファ米セットがありこれを使ってアルファ米のご飯を準備した。
 このアルファ米のセットは、水があれば、事足りるようになっており使用方法はいたって簡単。
大きな段ボールの中には
○米
○具
○カッタ―
○しゃもじ
○おはし(50個)
○ご飯を入れるプラスチックパック(50個)
○作り方
ちゃんとセットされています。
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準備の仕方は
①ご飯と具が入った袋をカッターで切る
②段ボールの中に袋ごと入れる
③お水またはお湯を入れる
④待つ(お水の場合→2時間、お湯の場合→15分)
⑤ご飯をパックによそう。
⑥パックを段ボールに詰めて配る
なんかすごくシステマチックで無駄のないセットだなぁと感動!!
 講義終了後の試食を楽しみに、次の救急講座受講のため広い会場に移った。
 
【救急講座】
講師は地元の消防署職員の方。
人形を使って心臓マッサージ、人工呼吸、AEDを使った実践トレーニング。
講師が手本を見せてくれたあとに、実際に体験できてとても実践的な講座だった。
倒れている人がいた時、119番をしても、すぐに救急車は来てくれない。
そのため、救急車が来るまでの5分~7分の間の救急活動が命を救う可能性を高める重要な役割を担う。そこで、実際にそういった現場に出くわしたときにどう対応するかを実践を交えて講義した。サラリーマンの方などは、会社の研修で受けた(受けさせられた)ことがあるかな?
 
応急手当の流れは次の通り
①肩をたたきながら声をかける。
②反応がなかったら、大声で出すけを求め119番通報と近くに公共施設(交番含む)などがある場合はAED搬送を依頼する。
③呼吸を確認する。
④呼吸がなかたら胸骨圧迫を30回行う。
⑤胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う。
AEDを使う。
⑦電極パッドを胸に張る。
⑧電気ショックの必要性はAEDが判断する。
⑨ショックボタンを押す。
講師の実演を参考にしながら実践したのだが…意外とやることを忘れてしまいあせらなくてはいいから冷静にやることの大事さを身にしみた。(実際にやると分かるよ。。。)
 また、一人では限界があるので、周りを巻き込む力も大切だと痛感した。
 細かいことだけど周りの方にお願いする時は、頼む相手に指をささずに手のひらを向けてお願いできますか?と丁寧に頼むとか、助けて下さいではなく、119番お願いできますか?やAED持ってきてください等具体的に頼むなど頼み方を間違えると、心理学上、人によっては拒否反応を示すとのこと。
 また、人工呼吸は無理してする必要はないなど応急手当も少しずつ時代によって変わってきていることも学んだ。
AED(Automated External Defibrillator、自動体外式除細動器)も音声の指示通りに行えばだれでも簡単にできることを体感した。
 タレントの松村氏が東京マラソンで心肺停止状態からAEDで命を救われたのは記憶にある方も多いのではないだろうか。お住まいの消防署や自治体が主催のAED講習を受講できるはず。ぜひ一度経験しておくといざというときに役立つと思う。
 ちなみに、東京消防庁では人工呼吸やAEDの使い方を含む応急手当をWEBでも学習できるようになっている。
 
アルファ米試食】
 講習が終わり部屋を変え、最後にアルファ米の試食。
 すると、とてもいい匂いが… 。講習で体力を使ったのでお腹もすいていたのでグッドタイミング。講座を企画した職員に感謝。試食すると学校給食で食べた五目米の味がして、とても懐かしかった。
 実際に食べたらふっくらしていて普通のご飯と比べてもそれほど遜色なし。電気もガスもないという制約の中、こういうご飯が食べられるのはありがたい。
2回目はこんな感じでした。
 家に帰って、避難所に持っていくものを整理しバックに詰め込んで見た。それがこれだ!!
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3回目は、避難所運営ゲーム(HUG)の体験。ゲームを通じて、さらに実践的なシュミレーションを体験できるそうだ。次の講座も今から楽しみ・・。
 
 
(参考)