ソチオリンピック日々是雑感

  ロシアのソチ（黒海沿岸のリゾート地）で冬季オリンピックが開催している。時差の関係で、日本では深夜の時間帯に決勝などが行われるせいか、ライブで見るには連日寝不足をしいられる。
　

 サラリーマンにとっては、連日は厳しく、私はカーリングやスノーボードなど午前様になる前にライブ中継があるものを中心にテレビ観戦している。

　オリンピックという重圧のせいか、普段慣れ親しんだ競技場と違う環境条件のせいなのか、自己ベストが出せず苦戦する選手が多い中で、史上最年少のスノーボードハーフパイプや中年の星でラージヒルジスキージャンプなど世代を問わず第一線で活躍する選手を見て勇気と感動をいただいた。
　どの選手もオリンピックに出場するまでに並々ならぬ努力を重ね競争もあっただろう。
　考えてみれば、ソチのの舞台に立っているだけでもすごいこと。結果に関係なく、この舞台に立てたことを誇りに思って帰国してもらいたい。
　とはいえ、アスリートである以上、少しでもうまくなりたい、いい演技がしたいと高みを望むのは世の常。
　今回、実力が発揮できなかった選手や自己ベストに近いパフォーマンスでもまだ世界のレベルから遠い選手は、この悔しさをばねに次のオリンピックでぜひリベンジを果たしてもらいたい。
　自分自身（チーム）の目標達成にむけベストの演技ができれば結果はおのずとついてくると思って今後もがんばってもらいたい。
　今回が最後のオリンピックと決めている選手も、集大成として悔いのない今できるベストに近いパフォーマンスをして第2の人生を歩んで行ってもらえたらと思う。

　彼らの活躍があって代表枠を獲得し、若手にも大舞台での出場チャンスが広がったことなど、彼らの競技愛や功績は、次世代に受け継がれている。
　また、今回のオリンピックの大きな成果として、次世代を担う子供たちやライバルたちがこの選手のようになりたい、この選手を超えないと代表になれないなど身近な目標を作ったことだろう。
　
　私自身も、人生設計においてライフステージの節目に大きな目標と常に少し努力しなければ達成できる短期目標を決め、目標達成にむけて人生を充実したものにしていきたいと思った。
　
　今、受験シーズンたけなわ。フィギュアスケート男子の羽生選手が「魔物はオリンピックにあるではなく自分の心の中にある」と言っていたが、受験も同じで、会場や他の受験生の雰囲気にのまれることなく自分が今持っている実力が出し切れたら結果はついてくると思い、今までの努力の成果を出し切ってもらいたい。
　実力を出し切っても結果がついてこなかった場合は、運も含めおそらく今の水準が合格に達していなかったと総括して、新たな一歩を踏み出してもらいたい。

　今までの人生経験から、私の心の中に「失敗は成功のもと」、「努力は必ずしも報われるとは限らないが、努力をしないものは報われない」、「継続は力なり」という格言がある。努力した経験は、将来どこかで必ず役立つ。
　
　社会人になってから日記を書くこと、ジョギングをすることもいつの間にか習慣となった。おかげで？、今、ブログを書いたりフルマラソン完走ができる体力を維持できているのかなと思う。

 

　もううしばらく、オリンピック中継を見るため寝不足の日々が増えそうだ。