先日行われたグランプリファイナルでは、若手の成長株の台頭が目立った。
まだまだ、ジュニアには世間に知られていない逸材が多く存在する。
クリスマスイブの12月24日から行われる全日本選手権は、日本一のスケータを決める大会であるとともに、まさにそういった若手スケーターの晴れ(お披露目)舞台でもある。
この大会をきっかけに飛躍した選手がたくさんいる。失うものは何もないので、思いっきり自分の演技をして観客にアピールしてもらいたい。後で振り返ったときに、人生にはいくつかターニングポイントというものがあるが、この大会は日本のスケーターにとっては一流の仲間入りをするきっかけを与えてくれる大会だろう。
見る側も応援しながら、将来この選手は伸びるとか、ここを直すともっと演技が向上するだろうという見方をするともっと楽しめるような気がする。
4年後のソチオリンピックの代表争いに1人でも名乗りを上げてくれば、競争が活性化して全体のレベルをさらに上げ演技の質もさらにレベルアップして我々ファンを魅了してくれることだろう。さらに次のオリンピックを狙う逸材に出会えることを楽しみにしている。