tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

いざという時の準備(備えあれば憂いなし)

 もうすぐ東北大震災から3年がたとうとしているが今でも地震は頻繁に発生している。もし今、関東直下型の震災が起こったら我が家は対策は万全だろうかと考えると心もとない。
 そこで、 2014年2月1日、命を守る防災減災講座を受講した。講師は、横浜北男女共同参画センターの常光明子氏。

 地元の公民館主催で、3回シリーズの1回目。
 今日の講座キーワードは、イメージする力、つながる力、あきらめない力
 参加者は、予想通り?高齢者が多かったが、あの震災の記憶が新しいせいか、小さいお子さんを持ったお母さんや働き盛りの方など老若男女が約30名。
 住まいの地域ごとで班に分かれてグループワーク中心の講座だった。
 
まず、アイスブレークとして自己紹介がてら、2011.3.11の東北大震災の時に何をしていてどう感じたかを語り合った。高層ビルで仕事していたもの、家にいたもの、帰宅困難者となった方・・。
 
 次に、阪神大震災中越地震の現状と震災後の避難所生活の様子、避難所生活での課題(特に女性、子供、高齢者、障がい者、外国人など)についての講義。
 
 避難所では、1人暮らしの女性が洗濯物を干しずらい、孤立していて我儘(要求)がいえない、炊き出しなど当然のように女性の役割となるなど・・。
 震災直後の不安は、家族の安否がわからない、今何が起きているのかわからないなど・・。簡単な講義が終わると、受講者を飽きさせないために講師から2つの質問が投げかけられた。
 
質問
Q1:防災対策として家のお風呂の水を普段から入れておきますか?
 
Q2:避難所生活2日目にして、150人が避難にしている避難所にあんパン50個の配給がありました。皆お腹を空かせています。あなたが配給責任者だったらどうやって配給しますか?
 
グループワークで話し合ったところ・・
  A1:小さな子供がいると溺れる可能性もあるので、お風呂に水は入れておけない。私の家は老夫婦2人なので、断水しても対応できるように常にお風呂に水を残してある。 ⇒世帯状況など臨機応変に考える。(イメージする力)
 
A2:3人ずつグループになって、その中で同配給するか考えてもらう。年齢で子供、高齢者、自己申告で体調のすぐれない方をトリアージして優先的に配給するなど。
 どのようにしても、グループの分け方など判断基準があいまいで不公平感が出るが配給をしないと共倒れになるので、被災者通しで合意形成する。(イメージする力、つながる力)
 
 次に、私の防災力シートを記入した。
 まずは、
・家族などの安否確認をするために、家族の写真を持っておくことが重要とのこと。
・緊急連絡先も遠隔地の親戚や親などの連絡先を知っておくことで、つながる連絡網を確保しておくこと。
・徒歩圏内で子供の引き取りができる信頼できる近所の方の連絡先(つながる力)、家族の集合場所、ライフラインの連絡先などを記録しておくこと。
自治体の防災マップなどで避難場所の確認をして家族で共通しておくこと。
救援物資が来るまでの3日分の防災必需品などをリストアップして準備しておく。
 
 そこで最後にグループワークで3日分の防災必需品について話し合った。
思いつくものをだしてもらい、衣食住(防寒対策、食料、寝袋など)、人・もの・金・情報(送受信)のくくりで整理した。すると、ほとんどのものが、普段から使用しているものだった。
 
 まずは、朝起きて(出勤までに)どう行動するか自分自身を観察すると・・メガネ、コンタクトレンズ、マスク、カイロ、薬、財布、スマートフォンなどは必需品。
 主婦層が多いグループから、サランラップ(お皿を洗わないで済む)、ウェットティッシュ(体を拭く)、ティッシュ(トイレットペーパーの代わりにもなる)、除菌スプレーなど。
 
 最後に、家族など守りたい人のことを願う強さがあきらめない力となり生きる活力になるとのこと。人とのつながり、コミュニケーションが孤立死を防ぐことになる。
 地域のお祭りなども、地域のつながりに役立ち防災の観点からも大切なことなのだと思った。なにはともあれ、この講座に参加して、同じ思いを抱いた近隣の知り合いができたことが一番の収穫だったのかもしれない。
 
 2回目は、避難所運営ゲームを体験する予定。避難所で起こる様々な出来事を模擬体験できるそうなので、参考になるだろう。
 
(参考)