もし、あなたが避難所の運営をしなければならない立場になったとき、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応するだろうか。
そんな投げかけに対して、今回の講座では、実際にシミュレーションしながら現場で起こる問題に対応していくゲームを体験した。
静岡県が開発した、避難所運営方法について避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができる。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができる。
H(hinanzyo避難所)U(unei運営)G(gameゲーム)とはそれぞれの頭文字を取ったもので、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられた。
とっさの判断で、各カテゴリーの方がなるべく不自由なく避難所生活を過ごせるように誘導していくことが求められる。
さらにところどころで本部から通達(ハプニングカード)が出される。たとえば、トイレの水を汲みたいので20人ほど救援で出してほしいとか毛布が20枚届いたので適材適所に配布してほしい、Aさんがそちらの避難所にいるか教えてほしい、収容人数は○時現在何人いるかなど。
混乱なく、てきぱきと対応できるかが問われる。
そのためには、属性ごとの避難所名簿の作成やリーダーの選出、スタッフ、避難所の中からのボランティアの役割分担を行うことなどが必要不可欠だと思った。
ぜひ、全国の町会や避難所運営会議などでもHUGを体験して、避難所運営の際の参考にしてもらいたい。
(参考)