tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

けん玉のすすめ

 皆さんは、けん玉と聞くと何を思い出す?
 ちょっと前の世代の方は一芸入試で話題になったりして、大道芸の一部と思う方も多いだろう。
 
 私は、生涯スポーツとして楽しめそうで一芸を身につけたい(芸は身を助ける)と思い、興味本位で地元の剣玉協会主催の講習会に参加してみた。
 参加者は、老若男女、世代もばらばらで小学生から高齢者の夫婦まで人種の坩堝だった。
 まず、けん玉の歴史の解説があった。
 剣玉はカップアンドボールといって、受けがコップになっているもので16世紀にヨーロッパ(フランス)で発祥したそうだ。
 日本には、江戸時代の安永年間(1777年頃)」にシルクロードを経て日本に伝わり、おもに酒席のお座敷遊具の一種で大人が楽しむものだったらしい。
 明治になって、子供の教育にもいいということで、世代を超えて普及し始める。
 大正時代に今の形に近い大皿小皿のある剣玉になったそうだ。
 大正8年に日本で実用新案として登録され、関西から全国に広がり、昭和50年5月5日、日本けん玉協会が設立された。
 平成元年には少年少女全日本けん玉選手権大会が始まり、子供から高齢者まで、生涯スポーツとして注目されている。
 
 次に、講師からけん玉の効用についての解説。
誰でもどこでも道具があればどこでも楽しめ狭い場所でもできる。
子供からお年寄りまで男女問わず楽しめる。
ひざの上下動を基本とした全身運動。
引く力、方向、バランスなど科学的な遊具で、物理学の勉強になる。
チャレンジ精神が養われる。
集中力や根気の養成に役立つ。
世代を超えた仲間ができる。
意欲がわき教育効果が高い。
 
 
 これからの高齢化時代には、頭と体を使うので老化防止、世代を超えた交流に役立ち注目されていくだろう。
高齢者施設や幼稚園保育園、小学校などでも普及させていけば、切れやすい子も少なくなるのでは・・と思った。

 けん玉の技は、次のとおり。初級までの技は、根気よく取り組めば誰でもできるそうだ。業を身をたすくで宴会等で困ることはないだろう。さらに上級にいけば、大道芸人も夢ではない!!イメージ 1
 
 
 学生時代に「もしかめ」といって、♪もしもしかめよ♪を歌いながらリズムよく大皿、中皿、小皿、を交互にボールを移す技を外国人に披露したことを思い出した。
けん玉は、外国でも注目をされているそうだ。日本での愛好者が300万人弱いる。
漫画、アニメ、すしに続き、けん玉を無形文化遺産に登録される日もいつか来るかもしれない。協会ではまずオリンピック種目にすることを目標にしているそうだ。
近い将来夢がかなうかは、競技人口が増えるかがポイント。果たして東京オリンピックで公開競技になるか・・。
 
 蛇足
 ジャグリングを習ったことがあったが、けん玉と似たような種目だと思った。特に老化防止に効果がありますよ。
 
(参考)