tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

マネージャーとして職場運営について考えた(その2)

 その1で、職場のマネージャーとして、新体制で仕事をするためにまず考えるべきことを備忘録として書いとめた。

 効率的に仕事を進め最小の経費で最大の効果(成果)を上げるためにはどのような職場かと考えると、円滑なコミュニケーションが図られ何でも話し合えるチームワークがいい職場が思い浮かぶ。

 とはいえ、人は育った環境などによって、性格も違えば考え方も能力も異なる。

 チームの目的、目標を共有しても、やる気が継続しなければ、自然と成果は上がらなくなる。

 そこで、チームメンバー個々の特性に合わせて、コーチング(目的のところに導く)などで人材育成をしていくことが求められる。

 自分自身、コーチングできるほど立派な人間ではないのに、どうやって部下を育成すればいいのか・・。ヒントを探しのために書店のビジネス書棚から手に取ったのがアドラー心理学の本だった。その内容がこれだ!

 興味を持った方は、たくさん本が出ているので、自分の境遇にあったものを読んでみることをお勧めする。

 

アドラー心理学とは
心理学の3代巨頭 ・フロイト精神分析学)、ユング(分析心理学)、アドラー個人心理学)・・実践の心理学 基本概念 安心できるつながりがあれば過去にとらわれない。人と語り合う人生、いじめのない社会が理想。
●未来の目的を見つめ直せば、行動は変えられる
共同体感覚を育てることで人は幸せになれる ⇒協力してもらうことで協力することを学ぶ ⇒愛されることで愛することを学ぶ。考え方を変えて行動するには、それまでの年数の半分くらいの時間がかかると思っていた方がいい。 (す ぐには変わらない)
人生の課題(対人関係の3つの絆)と向き合うことで、人生の調和を達成できる。
1仕事(永続しない人間関係)
2交友(永続するが運命をともにしない)
3愛(永続し、運命をともにする人間関係 夫婦、家族)
●仕事の本質は共同体感覚の他者への貢献(社会、家庭、子育て、地域社会への貢献、趣味など)

命題「どうすれば人は幸せに生きることができるか」 (人生の課題)
・人間の悩みはすべて対人関係の悩み ⇒対人関係の悩みから脱却する鍵は自分が握っている⇒人は変われる。 環境の変化が自分の変化を後押ししてくれることは大いにある。 ⇒しかし、自分が変わらなければ環境が変わっても、同じ悩みにさらされる。
●人間が変わるためのタイムリミットは、寿命を全うする前日まで。

★どうすれば人は変われるか?
勇気づけ(勇気の心理学) ⇒誰かを勇気づけ、元気づけ、相手を思って働きかける。 (強制ではなく、自分から進んで取り組むよう 仕掛け、サポートする) 例:算数の学習では、計算問題ではなく、数独などパズルで、好奇心に火をつけて、数字と格闘するよう 仕向けることで、本人が時間を忘れて問題に取り組むなど。
ゴール:共同体感覚(人類皆兄弟)

●前向き思考
人生は自分が決定権を持つ ・人の行動には目的がある ・人は心と身体が一体の存在である ・人は皆自分の主観(めがね)を通してものを見ている。 ・すべての行動には相手役がいる。

劣等コンプレックス
自分を変え現状を変えることには常に不安がつきまとう。⇒人は1.5倍のメリットがないと動かない。 ⇒ほとんどの人はその不安を突破することができずこのままの自分にとどまり現状の不満を受け入れる。 (今のままでいた方が楽で安心)

人生のいいわけ
自分の人生の選択を他人に転嫁して今やるべきことをしない
学校や職場でのいじめ、パワハラ、家族の過干渉、不干渉などで被害者の気持ちをずっと抱く。 地域社会に飛び出す いらないプライド(人に助けられるのは嫌だ)を捨てる。
他の人より上を目指すのではなく、みんなが前に向かって歩いて行けばいい。 ⇒人生は競争ではない(機会平等○、結果平等×)

前向きに考え方を変える
・過去の自分は他人(今の自分ではない)

過去は現在を縛るものではない。(再チャレンジできる) 未来で現在を縛る(怠る)のもだめ。

・いつか本気を出す⇒いつなんでしょうか。「今でしょ」。 決断したくないのならば、誰かの指示を受けるしかない。⇒他人のせいにしてしまう。 後悔するのなら、自分で決めて引き受ける覚悟を持った方がいい。 後になって間違いに気づいたら進路変更すればいい。
○責任転嫁をしないこと  ○日常生活での実践が大事。地域とともに歩む!
●自分は変えられるが、他者は変えられない。
馬を水に連れて行けても、水を飲ますことはできない。 ⇒他者が、自ら水を飲みたくなる環境作りに貢献する。 私でできることならできるだけ協力する。(相手の合意を得る)
転んだら声かけをする。(勇気づけ)
CF:×転ばぬ先の杖(お節介、過保護) 自分本意で相手の将来に思いをはせていない。

例:育児の靴ひも、自転車 私たちは、他者の期待を満たすために生きているのではない。

他者にどう思われようと、自分の価値は変わらない。
⇒他人は、あなたがが思うほど、あなたに関心がなくあなたを評価しない。 人に認められたい承認欲求を持ち続ける限り自分がしたいことはできない。 みんなで支え合っていく、共同体感覚があれば、承認欲求は消え、自由意志(ボランティア精神)が芽生 える。

*人生は自分が主人公だ
答えは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくもの。 遠回り(失敗を重ねることで学ぶ)が、実は、近道になる。

●人の行動には目的がある(目的論)
過去より未来を指向し、目的に向かって生きる。 過去の原因ではなく、今の目的を考える。不満の原因ではなく、その背後に隠された目的を考える。 もし、過去の出来事がその人の将来を決定するのであれば、不幸な環境に生まれた人は永遠に幸せにな れない。
×原因論:過去の経験や育った環境に影響を受けて行動する。
○目的論:自分が思っている目的に向かって行動する。

・人は自分のめがねを通して周りを見ている。
私たちは主観から逃れられない。⇒しかし、主観による思い込みは自分で変えることができる。

問題:自分の短所を長所に置き換えてみよう。
例:人よりやることが遅い(短所)⇒人よりも丁寧で正確にできる(長所)
おせっかい⇒人情味がある   仕事が遅い⇒仕事に慎重で正確

●変わることの第一歩は自分を知ること
対人関係論 人のあらゆる行動には相手役が存在する。人間は同じではないが対等な関係。 孤独を感じるのにも他者を必要とする。(無人島に長くいれば、孤独と感じない) 対人関係で傷つかないことはない。

●対人関係のカードは自分が握っている。
自分をわかってほしいなら相手をわかろうとすることが大切 ⇒自分が相手に無関心(嫌い)なら、相手も自分に無関心(嫌い)なことが多い。

●ライフスタイル
どうすれば今のライフスタイルを変えることができるか?

10歳前後に自分で選んだ(強制させられた)ものなので、変えることは可能。

人の行動を変えることは難しいが、自分の行動を変えることはできる。

 

(参考)

【2020年】アドラー心理学のおすすめ本ランキング13冊!年400冊読む書評ブロガーが紹介! | かきぴりある。