tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

女子フィギュア開幕

今日から、待ちに待った女子フィギュアスケートの開幕。

 他の競技と違って、結果は、客観的に判断できるタイムではなく、あくまで審査員による(多少主観も入る)ショートプログラムとフリーの合計得点で勝敗は決まる。

 われわれ観衆とプロの審査員の見方は違なるところも多く、記録より記憶に残る感動を与えてくれる演技をしても、得点には反映しないこともある。
 荒川選手がトリノオリンピックで披露したイナバウアーもその1つ。しかし、あえて彼女は、自分にしかできないこの技をプログラムに取り入れた。
 日本では(世界でも?)、金メダルよりも彼女の誰も寝てはならぬの音楽に乗った優雅な演技のほうが印象が強く今も記憶に残っている人のほうが多いだろう。

 メダルにこだわるあまり、演技が小さくならないことを祈る。
ファンでもいろいろな見方はあろうが、私は、今までの練習を信じて、自分の中で満足のいく演技で締めくくってもらいたいと思っている。それができれば、日本の3選手はかならず、全世界の人々に感動を与えることができると思う。

 3選手とも、記者会見で、「人に感動を与える演技をしたい」と抱負を述べていた。勝敗があるスポーツとはいえ、フィギュアスケートは芸術の要素が強いスポーツだと思う。

  辞書で、芸術家を引くと、『美を創造・表現する活動家』とある。
  また、「美」とは、以下のとおり。
 
1 姿・形・色彩などの美しいこと。また、そのさま。「―の極致」「自然  の織り成す―」

 2 非常にりっぱで人を感動させること。「有終の―を飾る」

 3 哲学で、調和・統一のある対象に対して、利害や関心を離れて純粋に感   動するときに感じられる快。また、それを引き起こす対象のもつ性格。   「真善―」「―意識」

 4 味のよいこと。うまいこと。また、そのさま。
 
 結果は、見るものによって価値観が異なるので、自分の演技の満足度と評価は一致しないが、1、2、3が氷上で表現できれば、必ず記憶に残る選手になるだろう。ぜひ選手には、芸術家になってもらいたい。
 作者(演者)の心(感動)が見る人に伝われば、最高の成果(結果)だ。

 鈴木選手は、摂食障害で一時は競技生活から離れていたことについて、「すべての出来事が自分が今、ここにあるためにあったのだと思います」と答え、「自分自身のハートを見ている人に伝えたい」と決意を述べた。
 
 3選手とも、中野選手のぶんまで、持っている力を発揮して芸術を表現してもらいたい。

【私の思い】
 記録(結果)より記憶に残る選手になってもらいたい。
 (もちろん結果もついてくれば言うことないが)