女子フィギュアスケートのフリープログラムが終わった。
選手にとって4年に1度の大舞台。緊張するなというのは野暮だが、特にマスコミなどで連日取り上げられている選手は、自分自身以外に周り(世間)からのプレッシャーも加わり、想像を超える重圧だったと思う。
この見えない重圧をいい緊張感にうまく変える精神的なコントロールができた選手が、パーソナルベストに近い演技ができたのだろう。
日本の3選手も、連日取材などが殺到したと思うが、見事、パーソナルベスト更新の演技をわれわれに披露してくれた。ものすごい精神力の持ち主だと実証された。おそらく、今後も選手生活や日常生活の中でスランプや苦境に立たされることがあるかもしれないが、この経験は必ず役に立つだろう。
私も、彼女たちに比べたら、プレッシャーが低い人前での司会やプレゼンなどで舞い上がっている場合ではないなともう反省・・。
これだけの演技を披露する裏には、普段の練習でものすごい苦労や失敗体験を重ねてきたと思う。
そして、彼女たちの努力はもちろんそれをサポートするコーチや家族など周りのサポートがあったからこそ、精神的な安定、客観的な分析などによる技術や振り付け、表現にさらに磨きがかかったのだろう。
3選手とも、この重圧の中、自分のもっている力を最大限に発揮した結果として、パーソナルベストを更新したことは、誇りに思ってほしい。
そして、しばらく休んでから、冷静になったとき、演技を振り返って、改善できるところや新たに挑戦できることを見つけて、今後の練習に活かしていってもらいたい。
『われわれ(私)に、記録より記憶に残る感動を与えてくれてありがとう。お疲れ様でした』と声を掛けてあげたい。
【女子シングルス結果(入賞)】
1位 金 姸児 228.56 韓国
2位 浅田 真央 205.50 日本
3位 ジョアニー・ロシェット 202.64 カナダ
4位 未来 長洲 190.15 アメリカ
5位 安藤 美姫 188.86 日本
6位 ラウラ・レピスト 187.97 フィンランド
7位 レイチェル・フラット 182.49 アメリカ
8位 鈴木 明子 181.44 日本
*パーソナルベスト連発のハイスコアでの争いになった。高レベルの試合になったのも各選手が切磋琢磨し、持てる力を最大限発揮した結果。選手や関係者の方々に感謝!!
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