先日(9月25日)、千葉県佐倉市にある国立民族博物館に行ってきた。今回は職場の同僚の強引な誘いで正直お付き合いと言ったところだが、小学生のときから学研漫画を読んでいて、歴史は大好きなので楽しみにしていた。(海外旅行に行ったときも必ず博物館には寄ってその国や地域の歴史を知るのは趣味となっている)
題してツアー名は「過去の歴史を振り返ることで、平和の尊さを学ぶとともに温泉に入って現在の平和を実感する」だった。博物館と温泉を楽しむツアーと言ってしまえばそれまでだが・・。
AM8:30分に集合。観光バスで巡るツアーだった。個人旅行が好きな私としては、ちょっと窮屈ではあったが、なかなかこういうツアーにでも便乗しないと、行きそうもないところだったのでいいきっかけになった。
首都高、東関東自動車道を乗り継いで、都心から1時間でAM10:00到着。
館内で一通りの説明を受けて、正午まで自由に見学することとなった。
館内は、6つの時代に分かれて展示してあり、生活史に重点をおいて構成されていた。実物資料や複製資料、復元模型などを使用して、視覚に訴える工夫がなされた展示となっていた。
まずは、先の世界大戦の歴史から高度経済成長期までを中心に解説してある第6展示を回った。1930年代から1970年代までをこの時代の生活と文化、社会と世界の動きについて、当時の生活用品や出版物、映画・CM・ニュースなどの映像資料、復などを活用して紹介していた。
通常は、歴史の授業のように日本の曙から近代へと見て回るのが正規のルートなのだろうが、ある程度の歴史知識はあるので、視点を変えて時代を遡って見てみた。
第5展示では、19 世紀後半の近代の出発から 1920 年代までを学んだ。まさに日本の近代化の夜明けであり、今の日本の基礎を気づいた時期である。幕末の坂本龍馬など、外国の侵略の危機にあった日本を開国に導き近代化に導いた。彼ら志士たちの活躍があったからこそ、今子孫である我々がこの時代にいるのだろう。
第4展示は、ちょっと趣向が変わり、日本の民族信仰の歴史が学べる。正直あまり興味がなかったので素通りしてしまった。
第3展示は、近世(16世紀末~19世紀半ば)の人びとの生活や文化紹介で、江戸時代とほぼ重なる。この時期の日本と外国との交流、都市・江戸の社会と文化、人のながれや物資の流通、村の様子などを展示されていた。
特に、徳川家光へ送ったとされる黄金屏風図は見ごたえがある。絵の中に家光が何人も描かれていた。
なんと(710)おおきな、それとも納豆(710)ネバネバで覚えたかはわからないが、暗記の世界から、当時の暮らしが目に浮かぶようになっただけでもここに来た甲斐があった。平城京の模型は、とてもインパクトがあった。
残念ながら、団体ツアーなので時間に限りがありじっくり見学できなかったが、ビデオなども見ながら日本の民族や文化のルーツがわかりとても勉強になった。
昼食は館内のレストランで食べた。ここのご飯は、古代米を使っていた。お味は・・だが、昔の人の食事を味わえるいい経験になった。料金が高いのは場所代で致し方ないかな。
帰りに、温泉に寄ったが、休日とあって、大混雑。休憩所(宴会場)では、ボリューム最大の時代劇をやっていて、うるさくて休めなかった。(演芸を楽しみにしている方には申し訳ないが・・)
それでも、アルカリ温泉の湯に疲れて日頃の疲れも癒せたので、よかったのかな。
帰りは、夢の中にいざなわれ、首都高の渋滞に巻き込まれたようだが、1時間半で到着。pm6:00解散となった。
入場料も420円と安く、都心から電車で1時間程度でつくので、歴史が好きな方は一度行ってみても悪くないと思う。国立なので、資料も豊富で見て損はないだろう。
参考