tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

今そこにある危機からいのち輝く未来社会のデザインへの展望

 非常事態宣言を出して10日が過ぎたが、残念ながら効果は目に見えて現れてこない。とはいえ、手をこまねいていては、等比級数的に感染者が拡大しオーバーシュート(爆発的感染拡大:2日ないし3日のうちに累積患者数が倍増し、しかもそのスピードが継続的にみられる状態になることが予想される。イメージとしては、折り紙を半分に折っていくと、1人の感染者から28日で134217728(2の27乗)と日本の総人口をオーバーしてしまう。(実際はそんなに折れないが、理論的には・・)

 さらに、紙の厚さを0.1mmとすると、42回折ると厚さが約44万kmとなり月(約37万km)にまでいけてしまう。

 感染集団が発生しやすい3密状態(密接、密閉、密集)を避けるために、ゴールデンウィーク明けまでに人との接触を8割減らせば、感染者数が減っていくとのこと。そのためには日本がワンチームとなって不要不急な外出以外は避けることが重要。

  

 知事の要請で企業は在宅勤務の導入、事業主は休業を決断、学校の休業など一丸となって感染拡大防止のために取り組んでいる。

 また、感染してしまった方の回復のために、感染のリスクがあるにもかかわらず、かけがえのない命を救うために全力で業務を遂行している医療関係者には感謝しかない。

 そんな彼らを疲弊させないために我々一人一人ができることは、感染者をこれ以上拡大させず医療崩壊を防ぐこと。

 誰もが新型コロナウイルスに感染したくてなっているのではないのに、いじめのような構造(感染者差別など)が各地で起きているとの報道を聞き、寂しい気持ちになった。

 罪を償い社会復帰をした方たちやLGBTや原発被害者をはじめ本人たちにはどうしようもないことなのに社会の偏見がいまだに存在している。罪を憎んで人を憎まずというように、ウイルスを憎んで人を憎まない社会を実現すべきだ。

 

 残念ながら、医療従事者でウイルスに感染してしまった方が子供など濃厚接触者(待機期間を過ぎている)に対する各種機関の受け入れ拒否にあい、医療現場を離脱せざるを得ないという報道を見た。医学的な対応を終えた感染リスクがない方たちを受け入れない社会はであってはならない。

 今そこにある危機を乗り切るためには、ワンチームで同じ目的(感染を防ぎ、安全安心な社会を取り戻す)にむかって、規律を守り行動することに尽きる。半年前にラグビーW杯で日本代表チームが実現したことだ。今その精神を受け継ぎ、今度は、我々1人1人が目的を実現できるか試されている。

 

 平日は、公務のため在宅勤務は週1回だが、休日は不要不急の用事以外、家にいる。しかし、連日つらいニュースを聞くと気持ちが落ち込んでくる。

 気分転換もかねて、子供のころのスターだったドリフターズや青年期に夢中になったチャップリンやミスタービーンのDVDなどを何十年ぶりに見た。懐かしの名曲でも、いいものは時代を超えて引き継がれるが、お笑もしかり。今見ても色あせることなく、純粋に顔がほほ笑み気分が晴れた。

 また、明るい未来?に思いをはせるべく、これから20年後までの世界や過去の方が見た現在の日本の姿などを調べてみた。

 まずは私が物心ついた時からお世話になったアニメ、ドラえもん銀河鉄道999宇宙戦艦ヤマトでは未来(100年後?)の世界を約50年前に描いた作品。後50年たてば、タケコプター、人間の頭脳を持ったロボットなどは確実に実現するのでは??。

 いつの時代の人も、未来の日本の姿を描いている。

 幕末の志士たちが近現代の日本の姿を思い描いていたのは有名な話。

 

 そういえば、大阪万博が5年を切った。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げており、新型コロナウイルスへの対応で得られた教訓を世界が共有し、ワクチンの開発の世界の研究者が英知を結集して取り組むことなどが期待したい。

 また、最先端企業が結集して未来社会を見据えた技術革新の祭典になるだろう。日本はデジタル化で社会変革を図る「ソサエティー5・0」を産業政策の柱に据える。大阪万博では、「未来社会の実験場」とし、さまざまな実証実験を実際に見ることができるはず。すでに自動運転の車やAIロボットなどは、企業を中心に実証実験を行っている。さらにどんなイノベーションが起きるか今から楽しみ。

 家にいる時間が長いので、これを機会に未来の社会について想いをはせてるのも悪くない。ゴールデンウィークは未来の年表などの本を読んでみるかな。明るい未来になるか、暗い未来になるか、我々1人1人の心持と政治(政策)にかかっている。政治家の皆様、オールジャパンでこの危機を乗り切っていこう!

 

大阪万博

・国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成される社会
・日本の国家戦略Society5.0※の実現
※ Society5.0 : 狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、5番目の新しい社会(超スマート社会)。具体的には、 ICTを最大限に活用し、サイバー空間とフィジカル空間(現実世界)とを融合させた取組により、人々に豊かさをもたらす社会。

会期
2025年4月13日~2025年10月13日
開催地
大阪府大阪市夢洲地区
テーマ いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)
サブテーマSaving Lives(いのちを救う)、Empowering Lives(いのちに力を与える)、Connecting Lives(いのちをつなぐ)
想定入場者数 約2,800万人

 

参考

Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府

https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/society5_0-2.pdf

量子計算機・空飛ぶ車… 2040年に実現する未来技術は :日本経済新聞

イノベーション25 - 科学技術政策 - 内閣府

未来年表 | 生活総研

NRI 野村総合研究所

NRI未来年表 2020-2100 | 野村総合研究所(NRI)