tomohappiestの日々是雑感

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私の韓国ドラマ評など【その2】

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 今をさかのぼること3年以上前、韓国ドラマについての感想等を書いた。
その後も時間を見つけて、とりあえず第1話を見て、これは面白くなりそうだと思ったものを見続けてみた。
 2006年の大長今(チャングムの誓い)の放送が終わったあたりから、日本での韓国ドラマに対するイメージも格段に向上したと思う。
 恋愛ドラマが主流だったが、最近では歴史大河ドラマやサスペンスドラマなども日本で放映されるようになった。
 特に歴史ものは、朝鮮王朝時代の文化、風俗習慣、歴史背景など自然と学べるので、新たな発見がある。また、シナリオが練られていて展開がはやいドラマは、次はどうなるのか・・と先が気になり、ついつい見てしまう。
 フジテレビでも放送された「チュモン」、いまNHKBSで放送中の「イサン」はお勧めのドラマ。だまされたと思って、見てもらうともしかしたらはまるかも!日本のNHK大河ドラマでは、2008年放送の「篤姫」にはまった。
女性が主人公で、幕末から明治維新にかけての複雑かつ日本が近代国家に生まれ変わる過程の歴史も学べ、なおかつ、下級武士の子から御台所になる波乱万丈な人生を送った篤姫の凛とした魅力ある生き方に魅了されたからだろう。途中からチャングムと重なって見えたのは私だけだろうか・・。
 歴史ものには、勢力争い(陰謀、政略結婚、戦)など男性側の視点で描かれる作品が圧倒的に多い。男性主権だった時代なので、どうしても女性の主人公に有名人がいないという理由もあるかもしれないが、視点を変えて、違う立場から見た歴史ドラマがこれからは増えてくると思う。戦ものには飽きてきているのかもしれない。
 是非今度は、明治時代に活躍した女性主人公をとうして、明治国家の始まりから描いた大河ドラマを期待したい。(しかし、プロデューサーとしては、あまりに現代に近かったりすると、歴史的評価の問題など扱いにくい理由もアルだろうが・・) 例えば、荻野吟子(日本初の女医)などいいと思うが、どうだろうか。

 話を韓国ドラマに戻すと、最初の頃はべたな恋愛ドラマが多かったが、サスペンスや人間の醜い面(嫉妬、復讐、いやがらせ)などを描いたドラマが増えたように思う。
 あいかわらず、韓国ドラマの要素である親子関係(確執)や恋愛における障害(病気、記憶喪失、血縁、身分の違い)は、韓国ドラマの生命線ではある。
また、主人公も、正統派の美男美女だけでなく、コメディータッチやシリアスな演技をする女優も増え、ドラマの幅が広がった。
 特に、コメディーでは、「マイガール」主人公、チュ・ユリン役のイ・ダヘの演技は、見ていてとても楽しめた。
 日本でも、上戸綾さんが金八先生性同一性障害の主人公を演じ衝撃を受けたが、その後、ブログにも書いたアテンションプリーズでコメディータッチな主人公美咲洋子を演じたりと、演技の幅が広い役者も出てきている。最近では、私の大好きなドラマ「コードブルー」に出演している比嘉 愛未、戸田 惠梨香に注目している。

 また、人間の存在や品格を問うドラマも増えた。以前、ブログでお薦めの本に挙げた「氷点」や「友情」と主題が近いドラマとして「ラブレター」がお勧め。ドラマ事態も重い空気が流れるので好き嫌いはあると思うが、宗教とは愛とはを考えさせるドラマだった。同じようなテーマでもコメディーとして描かれた映画としては「恋する天使」だが、スターの競演で話題にはなったが、内容としては・・。
 
 日本で「ラブレター」というと、私の好きな小豆島を舞台に15年近い純愛を描いたTBSの昼ドラや韓国でも話題になった、豊川悦司中山美穂酒井美紀柏原崇主演の映画が印象に残っている。
 特に映画は、誤配された恋文からはじまる、雪の小樽と神戸を舞台にしたラブストーリーでシナリオがとても練られていて、物語に引き込まれた。
 主人公の渡辺博子が、山で遭難し亡くなった婚約者の藤井樹への思いから、彼が昔住んでいた小樽の住所へ手紙を出すと、数日後、来るはずのない返事が帰ってくる。 その手紙の主は、彼の名前と同姓同名で、彼と同級生だった女性の藤井樹。やがて博子と樹の奇妙な文通が始まり、中学時代にタイムスリップ・・。これもお勧めの映画なので、是非見てもらいたい。
 
 韓国ドラマのことを書こうと思ったが、ついにほんのドラマに脱線してしまった。脱線ついでに、今注目して見ているのが、コードブルー。救急病棟24時に次ぐ、命の尊厳や救急救命を中心に描いたドラマ。医療現場で実際に起きている出来事をリアルに描いている。これらのドラマを見て、命の重さを痛感し、また生きていることへの感謝の気持ちが沸き起こる。1日1日を大切に生きることの意味を実感した。
 また、視点を変えて、いつ訪れるかわからない死から今の自分を振り返って、残りの時間になにができるのか考えてみると、今の時間を本当に大切にしているのだろか・・。
 また、死の間際で、今までの人生を振り返って、トータルで幸せだったと言えるようこれからの時間を過ごして生きたいと思った。
 そもそも、今ままで紆余曲折はありつつも、生きているだけで幸せだと再認識した。これから、やりたいことができるチャンスがあるのだから・・。

【命の尊さについて考えさせられるお勧めドラマ】
 救急病棟24時
 コードブルー
 RESUCUE 特別高度救急隊

【映画】
 ライフイズビューティフル
 ディアハンター
 アンネの日記


 最後に、独断と偏見ではあるが、第一弾で紹介した以外のドラマで印象に残ったものをいくつか紹介する。時間があったら、見ていただき感想をもらえればこの上なくうれしい。

●お勧めの韓国ドラマ
*イサン(NHKBS2で日曜夜9時から放映中。)
シンデレラマン(コンサンウのコメディー演技に注目)
*太陽の女(フジテレビで放映中。今後の展開が楽しみ。)
*兄嫁は19歳(典型的な純愛物語)
*ラブレター(宗教の戒律と真実の愛との格闘を描く古典的なドラマ)
*グッキ(併合時代から、逆境に負けず夢を追いかけ運命を開拓していく韓国初の女性企業家の物語)
守護天使(ソンヘギョの清楚な魅力が活かされているドラマ)
*復活(他人になりかわって復讐を図る、手に汗握るサスペンスドラマ)
雪の女王(アンデルセンの童話『雪の女王』をモチーフにしたドラマ)
マイガール(主人公を演じたイダヘのコメディーな魅力満載の恋愛映画)
*恋愛時代(ソンイェジン主演の恋愛・結婚に悩む女性の姿を描いたドラマ)
*スポットライト(現在、NHKで放送中。ソンイェジンが清楚なイメージとは違い、髪振り乱して社会の悪と戦う報道記者を演じる社会はドラマ。チャングムでミンジョンホ役を演じたチジニのチーフの演技にも注目!)
*ラブストーリーインハーバード(女性ファンを引きつけるキムレウォンの笑顔ややさしさと天国の階段での意地悪なメージとは真逆の純真な魅力満載のドラマ。こんな留学生活をしたかったと思った。)

 やはり、前回注目していた女優、ハンジミン、キムテヒ、ソンイェジンが演じているドラマがランクインしてしまった。これは好みの問題なのでお許しいただきたい。

*私の韓国ドラマ評【その1】
  http://blogs.yahoo.co.jp/tomohappiest/6757715.html
 
(雑感)
 ドラマを見ていて、人間のやさしさとはなんだろうかと考えることがある。疑問に思ったのでいくつかの本を斜め読みしてみると、人間同士の優しさ、男女間のやさしさ、自分にだけ与えられるやさしさにわけられるとあった。
 男女間のやさしさや私だけへのやさしさなどは、恋人やパートナーへの愛が基本だろう。恋愛中であれば、当然芽生えるやさしさだと思う。
 しかし、人間同士のやさしさ(人道的なやさしさ)は、小さい時からの親の躾や友人関係や社会生活の中から身につくものだと思う。細かいことかもしれないが、席を譲る、人に教える、いじめをしない、相手のことを思ってしかる、お礼を言う、あいさつをするなど当たり前のことかもしれないが、これができない人をよく見かける。
 反面教師として、このやさしさを大切にしていきたいと思う。