先週末、涼を求めて?、地元の図書館に行ってみた。館内は子供たちの宿題の最後の追い込みやら受験生たちでごった返していたが、この暑さのせいか、高齢者の方も多かった。
最近の図書館は、映画が見られたり、休憩場所で飲食も可能だったりとサービスも充実している。また、私の地元の図書館は、蔵書が多く、新刊本も週1回のペースで購入されている。
この本によると、35歳くらいからが仕事や家庭、健康、お金などの分岐点で、データを示しながら今後の歩むべき方向性を指南している。
普段の仕事が忙しく、目の前のことや1年先ぐらいのことしか考えず、自分の長期の将来像まで考える機会がなかったが、この本を読んで、自分の将来設計をシミュレーションすることも大切なことだと痛感した。
内容をいちぶ簡単に紹介すると
①家は買うべきか、賃貸か 購入する場合の頭金は購入額の何割必要か(ローンの返済が無理ないか)
②抜け毛、睡眠への影響、メタボ、病気のリスクなど
③子供を1人育てるための教育費
④これからの人生に必要なお金はどれくらいか(生計、家計、身計、老計、死計に分けて考える)
仕事の資本は、人、もの、金、情報だと教えられるが、人生もこれから起こりうることを、冷静に考えてある程度計画性を持って将来像を描いていないと、後でこんなはずではなかった・・と後悔先に立たずとなってしまうという警鐘を鳴らされた。
もちろん人生は、一寸先は闇?で、なにが起きるかわからないが、備えあれば憂いなしで、まずは、この先どんなことが起こりうるのか「知る」ことが大切だと思う。歴史認識と同じで、誤った認識でいると、今後の人生で誤った選択をすることが多くなり、結果として不幸な人生を送ってしまうことにもなりかねない。
俺の私の人生なのだからほっといてくれ・・という声も聞こえそうだが、人生は、何かを得れば何かを失う「選択」の連続だろう。
選択を誤る可能性を下げるためにも、現実から目をそむけず見つめることも大切なこと。それをもとに、周りの人生の先輩たちとも相談しながら、最後は自分で決断し選択していくのだろう。
転職、結婚、住居、子供・・これらを選択するための元となる貯蓄や健康度など、いろいろな要素は絡むので、選択肢が自然に狭まることはあるが、選択する機会は誰にでもある。責任と結果は自分で負うことになるが。
人生の選択肢を広げるために、今どうすべきかを考えるきっかえを与えてくれる本だと思った。
【参考】