tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

韓流ブーム(歴史)について(私の韓国ドラマ評1)

 日本の地上波のTVに登場したのは1999年にテレビ朝日で放送されたイブのクリスマスだろうか。
アナウンサーを目指す女性二人の仕事と恋のライバル関係を中心に描いたドラマ。
日本の昼のメロドラマのような展開に帰って新鮮な驚きをもって視聴者にインパクトを与えたのだろう。
主役のチェリムとキムソヨンは、韓国でも人気女優に。特に善人役のチェリムはCMに引っ張りだことなった。韓国ドラマブームの火付け役となったことは間違いだろう。

次は、日韓合作ドラマである深田恭子ウォンビン共演のフレンズ。徴兵制度によって引き裂かれる良くありがちな国境を超えた愛を描いたドラマ。
このドラマでウォンビンのスマイルにくらくらする女性ファンが増えたことは確かだろう。

東京MXTVでユンソクホ監督四季シリーズ第1弾の「秋の童話」。ソン・スンホンウォンビン、ソン・ヘギョ(ぶっちあけ私はこのドラマで彼女のファンになりました)主演の3角関係のドラマ。
出生の秘密(血縁関係)や「世界の中心で愛を叫ぶ」のテーマにもなった恋人の病気(なぜかドラマでは白血病が多い)による障害がキーワード。古典的ではあるが、メロドラマを久しく見ていないのでとても新鮮な気持ちになった。
最後が悲劇で終わるドラマは、幼少の時に見た「フランダースの犬」以来。
このドラマの放送後、抗議の電話が殺到したらしい。

視聴率が高かったので、次に放映されたのがチェ・ジウキム・スンウ主演、逆シンデレラストーリの「新貴公子」。
このドラマでチェジウは財閥のお嬢様を演じ、涙の女王のイメージとはかけ離れたヒロイン役として登場。
このときはまさかこの後に日本中を席巻するとは夢にも思わなかった。

次の東京MXTV韓国ドラマは、キムハヌル主演の「ロマンス」。韓国版「高校教師」で、日本人にとっては目新しいことはなくいまいち。日本での視聴率は低かったようだ。
東京MXTVも冬ソナブームに便乗してなのか、今度はペ・ヨンジュン主演の「ホテリアー」を放映。
ここで再び、いい人(貴公子)役の多いキム・スンウ、女性から絶大な人気を誇る秋の童話でおなじみのソン・ヘギョ、そしてペ・ヨンジュンの豪華メンバーの顔合わせが実現。
ホテルを舞台にしたドラマだったが、いまいちシナリオに工夫がなかった。視聴率もそれほど高くなかっただろう・・。
名誉挽回とばかりに、次に放送したのが「ナイスガイ」。
このドラマでは、韓国でもっとも有名な日本の女優、笛木優子さんやエリーと警察官を演じたシン・ハギュン、熱血漢あふれる新米刑事カン・テピョン役のチョ・ハンソン、オ・スンジョン役のハン・ジミンが主演。あまり期待していなかったが、女心がよくわかりとても勉強になった。
特にハン・ジミンはこのドラマで清純で爽やか且つ可憐な女性を演じ、その後「チャングムの誓い」にも出演。彼女もこれから注目度の高い女優となるだろう。

ついにNHKも韓国ドラマの放映に踏み切った。BS2でユンソクホ監督式シリーズ第2弾の大ヒットドラマ「冬のソナタ」を放映。
これが大好評。韓国では視聴率30%そこそこのヒットだったにもかかわらず、日本では、放映開始から大反響!
ユジン役のチェ・ジウ、チュンサン・ミニョン役のぺ・ヨンジュンそしてヨン様のライバル、サンヒョク役のパク・ヨンハ、ユジンのライバル(?)オ・チェリン役のパクソルミなど今をときめく俳優陣とユンソクホ監督が描く甘く切ない感情と美しい風景の織りなす世界に視聴者は酔いしれた。
日本国中のオバさまたちは、若き日の純愛の頃を思い出して涙するものが続出。
冷静に見ると、昔の日本のメロドラマのようだが、シナリオがとても練れていて、次から次に起こる予期せぬ障害を乗り越えていく姿に昔の自分を重ね合わせる人も多かったのではないかな。韓国ドラマの要素である親子関係(確執)や恋愛における障害(病気、記憶喪失、血縁、身分の違い)を描いたドラマの代表格だろう。
次に放映したのが、チェ・ジウイ・ビョンホン主演の「美しき日々」。俳優人は豪華顔ぶれだったが、いまいち内容が陳腐。
起死回生で次にNHK衛星第2が放映したのが、イ・ビョンホン、ソン・ヘギョ主演の「オールイン」。
韓国のハワイ、新婚旅行のメッカである風光明媚な済州島を舞台に男同士の友情と一人の女性への愛に生きる実在のギャンブラーの生涯を描いたドラマ。
洗練された大人の女性として秋の童話ホテリアーに続き再々登場のソン・ヘギョと日本で人気急上昇中のイ・ビョンホン、そして冬のソナタでユジンの恋敵役のパク・ソルミと豪華な顔ぶれ。
しかしいかんせん途中から陳腐なやくざ映画をみているようで、いまいち感情移入できなかった。

しかし、冬のソナタを放映後、大反響を呼び視聴者の反応に気を良くしてか、NHKでは異例ともいえる再放送を決定。注目度が高かったせいか、うわさがうわさを呼んでか、2回目の放送ではさらに視聴率がアップし、ニュースネタになった。
韓国では、日本の人々の反応に驚きつつも、好意的に受け止められた。日韓ワールドカップ以来、日韓関係もスポーツやドラマ・映画・音楽など文化交流を通じて心の距離もとても近い国になりつつあるのは喜ばしい限りだ。NHKが社運を賭けての宣伝と口コミによって、さらに視聴率アップ。
これが引き金になって、ついに地上波での放送が決定。そして今日の冬ソナブームを確固たるものとした。
冬ソナツアーやサイン会など、日本のオバさま方が、韓国まで追っかけをしている姿が連日TVで放送されているのはご承知のとおり。

現在、衛星第2では韓国で視聴率50%を超えた歴史大河ドラマ宮廷女官チャングムの誓い」を放映中。
なんといってもこのドラマの主演女優で透明感ある美貌から酸素美人と称されるイ・ヨンエが数年ぶりにドラマ復帰。
チマチョゴリがとても似合う清純な韓国美人の魅力満載。また、行く手に降りかかる数多の困難を乗り越え宮廷女官のチェゴサングンになるまでの壮絶な人生を描いたドラマで見ごたえ充分。いまいち押しのドラマ。
毎週木曜日の夜10時がとても楽しみ。是非一度ご覧あれ。損はしません。来年の今頃は、きっと「宮廷女官チャングムの誓い」が注目を浴びているだろう・・。

なぜか新鮮さで売りの東京MXTVもヨン様人気にあやかったのかペ・ヨンジュンの原点とも呼べる1999年のドラマ「愛の群像」を放映。準主役のキム・ヘス、日本で大活躍の女優(?)ユンソナペ・ヨンジュンのファーストキスで話題のドラマではあるが、いかんせん男女の3角関係がだらだらと続き、見ていて飽きてしまう。もう少し変化が欲しいと思っているのは私だけではないだろう・・。

○2004年に入って、ついにフジTVと日本TVも韓ドラの放送に踏み切った。
フジTVが放映したのが韓国でも最高視聴率40%台の「天国の階段」のクォン・サンウチェ・ジウ主演でまたもや記憶喪失がドラマのカギ。(冬ソナでもドラマのカギを握っていた)
もう一人、このドラマの主演女優であるキム・テヒはソウル大学在学中の才色兼備。チェ・ジウの恋敵役も様になっており今注目株の若手女優の一人。これからの活躍がとても楽しみだ。
PS:先日、ユンソクホ監督四季シリーズの第3作目「夏の香り」を読み終えました。「秋の童話」、「冬のソナタ」、「夏の香り」、そして最後を締めくくる「春の○○」はいつ公開されるのか、今からとても待ち遠しい。

●これから注目の若手女優(2004年作成)
ハン・ジミン(ナイスガイのオ・スンジョン役)
キム・テヒ(天国の階段のユリ役)
ソン・イェジン(夏の香りのヘウォン役)・・映画『ラブストーリー』で日本でも有名

●これから注目の若手男優
チョ・ハンソン(ナイスガイの新米刑事役)

●私の韓国ドラマ評(★★★★★が最高評価のはずでしたが・・)
宮廷女官チャングムの誓い」★★★★★★
ホテリアー」★★
美しき日々」★★
「愛の群像」★★★
冬のソナタ」★★★★★
「ナイスガイ」★★★★
「新貴公子」★★
「イブのクリスマス」★★★★
天国の階段」★★★
「ロマンス」★
「オールイン」★★
「パリの恋人」★★★★(期待をこめて)・・現在、日本TVで第4話まで放送終了。オードリーヘップバーン主演映画の韓国版。これから面白くなりそうな展開・・。