tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

大学入試センター試験の思い出

今日は大学入試センター試験
 なぜか毎年この時期は、関東地方でも雪が降るなど、交通機関に影響を与えることが多い。
 また、近頃は、風邪よりも強いインフルエンザも猛威をふるい、受験生泣かせだ。
 なぜ、こんな悪条件がそろった時季に試験をするのか・・と腹がたったことを覚えている。(もう10年以上前のことだが・・。)
 大学の授業や試験を円滑に運営する職員体制など内部事情や高校の授業等の関係もあるのだろうが、せめて12月中とかもう少し実施時期を早められないものだろうか。
 
 とはいえ、今年も第一関門である、試験が始まった。今では、語学では、英語のヒヤリング試験や韓国語、中国語、フランス語などからも選択できるようになって、時代に沿って少しずつ変わってきている。

 残念ながら、私は現役、浪人の2回、試験に挑戦したが、国立大学(当時)には縁がなかったようで、あまりいい思い出はない。
 しかし、この試験のおかげ(?)なのか、5教科7科目勉強したので、教養が身に付き、職業選択(公務員)や現在の仕事にも役立っている。
まだ人生の折り返しにも達していないが、今までの人生経験からすると、20歳前後は、感受性が豊かで何でも吸収できる時期だと思う。 試験結果はどうあれ、1年間(もっと長い方も多いか)努力したことは決して無駄だと思ってほしくない。必ず学んだことがどこかで活かされる時がある。

 私は、第一志望は譲れないのキャッチフレーズで有名な某予備校で、1年間、試験科目以外のこと(人生哲学など)も多く学んだ。
 古典は、もっとも苦手な教科だった。というのも、高校時代まで、文法中心で逐語訳を暗記しているだけだった。 
 当時の恩師の1人である高橋いずみ先生から、恋を成就させる方法や習慣が違うだけなので、風俗習慣など時代背景さえ理解すれば、人間の心の動きは今も昔も変わらないので感情移入ができ、古典の面白さを味わうことができることを学んだ。(もちろん文法も、古典を読む上で重要な道具の1つではある)
 
 数学では、ヒッピー姿の秋山先生(今は大学の教授)から、カレーライスが作れる人は数学(数楽)を堪能できる資格がある人だということを学んだ。
 料理をする人は、作る前に段取りを考え、どうすれば一番効率的かつおいしくできるかを創造することができる人だ。掃除も、どこからはじめれば一番効率的か考えるはず。
 計算力はあくまでも問題を解くための道具であり、それを使いこなすマインドがなければ、問題解決は難しい。組み合わせ理論や確率などは、問題発見能力や段取り力がなければ解答が導き出せない。
 この発想は、仕事でも大いに役立っている。時間管理(緊急性のあるもの無いものの仕分けから始まり効率よく時間配分をする計画をを立てる)はまさにこの発想が無いとできない。
 「努力は必ずしも結果が報われるとは限らない」が、努力をしなければ結果はおのずと明白であると思う。

 普段あまり本を読まなかったが、英語の授業では、特に先人たちの人生訓にまつわる題材を読み、国語力が身に付いた。そして、その後の人生にも大いに役立った。中庸について、友情についてなどいろいろな考え方を英語を通じて自然に学べた。おかげで、英語学習を通じて、小説などに興味を持つようになり、読書や映画に興味を持つようになり、人生を豊かにしてくれるきっかけを与えてくれた。


 社会は、地理を選択した。昔から、旅行や地球儀や日本地図、世界地図を見るのが好きで、知らない土地について調べたり、見たりするのが自然と身についていた。特に、アメリカ横断ウルトラクイズやなるほどサワールド(このブログを読んでいる方は知らない方も多いかもしれませんが・・)など小学生でも興味がそそられる番組やボードゲームに影響を受けたことも大きな要因だろう。
 歴史も好きだったが、暗記物が苦手だったので、試験科目からはパスした。しかし、今になって思えば、日本史や世界史は、旅行好きの私にとっては必須科目だったと思う。特に世界史は、基礎的な知識があまりないので、海外旅行や映画を見るとき時、ガイドブックで歴史について一から学ぶことが多い。
 歴史的な背景や世界各国とのつながりを知っていれば、もっとその国や映画を堪能することができるのにと思ったことは数知れず・・。

 えらそうなことを書いているが、私は、予備校でお世話になりながら、努力が実らず、第一志望は譲ってしまった。
 しかし、就職や今の仕事や趣味で大いに役立っているので、将来何になるにしても、教養はあって損することは無い。今はつらいと思うが、人生は長いので、必ず今の努力はどこかで役立つはず。
  
 受験生には、日ごろの実力を出し切れることを祈らずにはいられない。一喜一憂することなく、最後まで努力していってもらいたい。健康管理も実力のうちなので、無理はしない程度に。
  
【今日の格言】
・努力は必ずしも結果が報われるとは限らないが、努力をしなければ結果はおのずと明白である。
・努力したことは、必ず人生のどこかで役に立つ。
・運も体調管理も実力のうち。

【参考図書】
・ハートで古文を読む方法(高橋 いずみ)
秋山仁の数学渡世(秋山 仁)
・数学流生き方の再発見(中公新書 秋山 仁)

閑話休題
「ナンパ必勝術」・・数学流生き方の再発見より
 声をかけた女性には断られないものと仮定した上で、どのような基準で声をかけるかかけないか判断すれば、数学的に高い確率で効率よく魅力的な女性をナンパできるかというもの。
 以下は、掲書からの抜粋引用です。
 順番に出会う20人の女性の誰か1人だけに声をかけるチャンスがあると仮定して、
(1)はじめの5人はとにかく見送る。
(2)6〜10人目は、それまでで最高だったら声をかける。
(3)11〜13人目は、それまでで最高か次点なら声をかける。
(4)14〜15人目はそれまでの3位以内だったら、
(5)16人目はそれまでの4位以内なら、
(6)17人目はそれまでの5位以内なら、
(7)18人目はそれまでの7位以内なら、
(8)19人目はそれまでの10位以内なら、
(9)20人目は後がないのでその人に声をかける。
 この方法なら、「声をかけた女性は、平均して20人の中の3位くらいになる。」
 有名な問題なので、数学的な証明は、WEB検索すれば出ています。興味を持った方は、時間のあるときに検索して見て下さい。