tomohappiestの日々是雑感

日常生活でのふとした出来事から大イベントまでその時感じたことを書いていこうと思っています!!

私の人生に影響を与えたアニメ(青年期編)

【青年期編(中学~)】
 今回は、日本が世界に誇る文化であるアニメ(一部漫画)について振り返ってみるの青年期編。
 
 その中でも印象に残り、今でも深く印象に残っている作品をいくつか挙げてコメントする。
 青年期は、男女の純愛や微妙な機微を描く安達みつる作品やスタジオジブリ作品に影響を受けた。


①タッチ
 上杉達也上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。三角関係の状態のまま、3人は同じ中学・高校へ進む。「甲子園に連れて行って」という南の夢を叶えるため1年生でありながら野球部のエースとして活躍する和也だったが、地区予選決勝に向かう途中交通事故死。そして達也は和也の「南の夢を叶える」という夢を継ぐ。


*一見グウタラな兄に見えるが、やる気がないだけで隠れた実力を持った弟思いでの達也が、弟の死後、意志をついで、高校3年最後の年に南の夢を叶える。優秀な兄弟を持つとなにかと自分とで比較されてしまうが、それぞれ必ずいいところがあると気づかされた。
 少年期までのスポ根ものとは一線を画し、恋愛の要素がたっぷり詰まったアニメ。おそらくこの当時、この作品を見た男性諸氏は、私同様、浅倉南ちゃんに恋心を抱いたことだと思う。高校時代にこんなマネージャーがいたら・・と考えてもしょうがないか。(私は高校時代サッカー部だったが、同学年のマネージャーがいなかった。)

②ナイン
 県下の名門青秀高校への入学が決まった新見克也は、友人唐沢進と共に青秀高校野球部の試合を見学に出かけた。
 試合は青秀高校のコールド負け。「学業では名門でもスポーツは全然だめなのだな」と落胆する新見達の前を美女が落涙しつつ立ち去り、新見達はその涙の前に彼女の涙は見たくない。笑顔が見たいんだ」と入学後の野球部入部を誓う。
 こうして、中学陸上短距離記録保持者の新見、中学柔道県大会個人優勝者唐沢、美女中尾百合(青秀野球部中尾監督の娘)の高校生活がスタートする。
 
*野球漫画は強打者もしくは投手が主人公という設定が多いが、この作品ではセンターを守る俊足1番バッターが主人公。まだこの当時イチローは無名だったと思うが、現在のイチロー選手を髣髴とさせる人物設定。このアニメでは、男1人に女2人の三角関係がメインに描かれている。私の高校時代では無縁の世界だが、もてる男もつらいんだなーと思った。女心の機微が多少わかった。

風の谷のナウシカ
 宮崎駿オリジナルの原作漫画を映画化した劇場用アニメーション。地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。

*自然環境破壊の防止をモチーフに躍動感溢れるアニメ。鬱蒼とした腐森や数々の巨大な虫たちを具現化した映像はインパクトがある。
 このアニメを見て、自然を大切にしないといつか生命が滅びてしまうのでは・・と考えさせられた。


天空の城ラピュタ
 ある日の夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと落ちていった。

 鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと落ちて来たシータを助け、自宅にかくまう。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。そのうちに、パズーはシータがかつて冒険家の父親が見たという空に浮かぶ城「ラピュタ」に住むというラピュタ人の子孫であることと、彼女が持っていたペンダントの石は、ラピュタ人が使用していたという伝説の石「飛行石」であることを知り、ラピュタの実在を確信する。

 シータを再び捕らえたムスカは、シータに、かつて空から落ちてきたという壊れたロボットを見せ、シータがラピュタ王家の末裔である事を伝えると、パズーの命と引き換えに協力を迫る。解放されたパズーは自宅で待ち受けていた空賊ドーラ一家と共に、シータ奪還に向かう。

*このアニメでも、自然破壊をモチーフにしている。しかし、それ以上にパズーとシータの互いを思いやる恋愛感情にはまっていく。
 私は宮崎アニメのヒロインの中でも、世の男性陣の間では人気が高いキャラクターだと思う。

⑤火垂の墓

*この作品を見ると、山崎豊子さん原作の「大地の子」を思い出す。戦争によって引き裂かれた親子および兄妹愛がひしひしと伝わってきて心に迫るものがある。子供に戦争の悲惨さを教えるのにも最適なアニメだと思う。
 
耳をすませば
 読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、彼のことが何かと気になる雫。
 ある日、図書館への道で変な猫を見つけ、その猫を追いかけると、小さなアンティークショップ「地球屋」へ入っていき、雫は店で老人・西司朗と出会う。
 西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を持っていた。
 確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、物語を書き始める・・。

*中学生の男女が繰り広げる淡い恋愛模様を、さわやかなタッチで綴る。思春期の不安や、複雑な乙女心、将来への不安と憧れなど、恋愛ストーリーの定番的要素が盛り込まれている。
 私も、航行の進路を考えるとき将来何になりたいのか明確な目標がなく、不安になった。その当時は、高校に行って基礎学力を身につけながら、将来何になりたいのかゆっくり間がるしかないと割り切っていたと思う。残念ながら、高校を卒業しても、何になりたいのかわからなかった。
 職業体験などは、中学生くらいから行うといいと思う。それを通じて、看護師や介護福祉士になりたいなど将来の職業選択に役立つと聞いているので。


ルパン三世 カリオストロの城
 ヨーロッパの小国カリオストロ公国。ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けるが、彼女は再び連れ去られてしまう。実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていた。ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するのだが・・。
 
*銭形警部が、エンディング近くでクラリスに言った最後のせりふはずっと印象に残っている。映画「カサブランカ」を髣髴とさせるラストシーンに乾杯!

銭形:   くそっ 遅かったか!ルパンめまんまと盗みおって
クラリス: いいえ あの方は何も盗らなかったわ。私のために闘ってくださったのです。
銭形:   いや 奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。


海がきこえる(原作 氷室冴子)
 高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。その後、はじめての夏休みに同窓会のために故郷・高知へと帰省する道中、拓はその高校時代を思い起こす。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子の存在を振り返っていく。

*少し陰があるが、放っておけないような女性がクラスに1人ぐらいいるという設定で、恋愛ドラマの定番といえば定番。やがて恋愛関係に発展するが、つかず離れずの関係が続く・・。
 最近では、TBSの昼ドラで「ラブレター」や「砂時計」などが放映された。私はこの手のドラマに弱いようだ。
 お互いを思いやっていれば、障害があればあるほど、乗り越えようとして絆が深まるということを描いていたが、やや暗いイメージも付きまとった。その点、このアニメでは、さらっと恋愛感情が描かれていて、一服の清涼剤のようだった。