中学校に上がるまでは、毎日友達とサッカーや野球に明け暮れるどこにでもいる少年(小僧)で、英語や海外のことについてはまったく関心を抱かない環境で過ごした。
中学に入学して、初めて英語の授業で外国語に接した。一部の外国人が漢字に神秘性を抱くように、私は筆記体などにあこがれ、ノートで一生懸命練習した記憶がある。
This is a penにはじまる受検英語と部活(サッカー)にどっぷり浸ったが、中学3年生のときにTVで見た「ローマの休日」が英語を勉強したいと思った最初のきっかけだった。オードリーのキュートさとグレゴリーペックの紳士な大人の世界にあこがれた。
しかし、高校生活もサッカーと受験勉強に明け暮れ(残念ながら恋愛には縁遠かった・・)、映画に本格的にはまるのは大学生になってからだった。
浪人が決まった頃、ちょうど街中を歩いていて聞こえてきた曲がデビーギブソンの「LOST IN YOUR EYE」だった。
ちょうど意気消沈していたときだったので、歌詞の意味はよくわからなかったが、曲調に共鳴した記憶を今でも鮮明に覚えている。
特にバラード調の曲にはまり、カイリーミノーグ、ホイットニーヒューストン、ティファニーなど数え上げればきりがない。好きなメロディーを何度も聴いていると、この洋楽を歌いたいという衝動に駆られた。受験勉強そっちのけで、歌詞カードの歌をノートに写して曲を聴きながら、一人カラオケをして洋学の世界に浸った。そして、ある程度歌詞を見ずに歌えるようになるとどんな歌詞なのか知りたくなった。
想像していた内容とはかけ離れたい身だったりしたときは気恥ずかしかったが、意味までわかっている人は周りに少なかったので気にする必要もなかった。
特に、大学時代に影響を受けたのが、ホイットニヒューストンの「The greatest love of all」、「All At Once」、「Saving All My Love For You」、」「Didn't We Almost Have It All」、映画ボディーガードの「I Will Always Love You」、「I Have Nothing」など。
さらに、もう1人世界中に多くの熱狂的ファンを持つマイケルジャクソン。華麗なダンスやポップ調のミュージックで世界を席巻したが、私は彼のバラード調の曲が好きだった。「You Are Not Alone」、「Heal The World」、「We Are The World」。 今でも、曲が聞こえると思わず口ずさんでしまうほど脳裏に焼きついている。
英語や洋楽が好きになったなったきっかけを与えてくれ世界観が広がった。また、音楽の力で生きる喜びを実感している。
数々の名曲を世(私)に残していただき、この場を借りて感謝!! ご冥福をお祈りいたします。