5月は新茶の季節。今日は夏も近づく八十八(立春の87日後の日)で、お茶の産地では新茶のイベントが開かれる。
この時節になると一面に広がる茶畑と新茶の香りと茶摘み娘の姿が重なり、童謡「茶摘み」のフレーズを思い出し歌いだしたくなる。いつまでも残したい日本の香り風景だと思う。
♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか あかねだすきに菅(すげ)の笠♪
一番早い鹿児島から我が地元の狭山茶までどの地方も独特の製法で伝統の味が受け継がれているが、物心がついた時から(狭山)茶に親しんで育ってきたので、新茶のおいしさは格別!!
抗菌作用で消臭効果があったりビタミンCやカテキンもたっぷり含まれ体にやさしく長寿になるといわれている。
子供のころ学校でインフルエンザ対策としてお茶が出る水道水でうがいをした思い出がある。
最近では、新茶の葉を使ったてんぷらやアイス、ビール、お菓子など新茶を使った商品が出ている。
新茶はその年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことで、若葉のさわやかですがすがしいかおりが特徴。また、新茶は「二番茶」「三番茶」に比べて苦渋いカテキンやカフェインが少なく、旨み、甘みの成分であるアミノ酸が多い傾向にあり、新茶を飲むと、一年間無病息災で元気に過ごせると言い伝えられているそうだ。
新緑や彩花は視覚だけでなくかおりも我々に癒しを与えてくれる。日ごろから、バスタブ(温泉)や部屋の中でお香をたくなどしてアロマテラピーをしている方もいるだろうが、この時季はお茶やハーブティーなど自然の植物の恵みがさらに家庭の食卓に癒しをもたらしてくれることだろう。
我が家では手塩にかけて育てているハーブも青々と茂ってきており、午後の紅茶の代わりにハーブティーにしてかおりの癒し効果の恩恵にあづかっている。ゴールデンウィークは新茶も加わり日ごろの疲れもさらにとれるだろう。
(参考)
★ かおり風景100選(かおりにちなんで・・)
★ 過去の私のブログ