梅雨が明け、このところ猛暑日が続いている。
とはいえ、家にいても熱中症になるので、避暑対策を毎年考える。山の上、滝、プール、海、高原・・など思いつくが、どこも混んでいたりアクセスが悪く気後れしてしまう。
ここ数年は休みがなかなか取れないので、日帰りで手間やお金をかけずにさらに知恵がつけば・・と近所の図書館で思いを巡らしていたら、美術館、博物館、工場見学などの本が目に飛び込んできた。
美術館、博物館、コンサートもいいが、結構お金がかかる。
小さな子供が一緒だと、なかなかハードルも高い。
そこで、子供たちが夏休みに入るこれからは、工場見学がねらい目だと気が付いた。
工場見学といってもいろいろなものがあるが、子供が興味を持ったものや地元の企業などがあれば、夏休みの自由研究のヒントにもなるかもしれない。
普段商品としてしか見ることのない製品がどうやってできるのか、原材料が何からできていてどこから仕入れ、同加工して、どこへ集荷しているのかなど普段あまり考えないがとても大切なことをわかりやすく教えてもらえる。
しかも、予約が取れればほとんどのところは無料で体験できる。そして、館内は涼しい。体験後は、ひと回り成長している自分に出会えるかもしれない。
私は一足早く、たまたま平日に休みが取れたので、鉄道会社の企画で、お口の恋人というフレーズで有名?なロッテ狭山工場に行ってきた。
何を隠そう?、小学校の時の工場見学で訪れて以来、数十年ぶりの訪問。その当時、最後にビスケットをもらってうれしかった記憶しかない・・。まさに数十年の時を経て、新たな自分に出会えるかもとひそかな期待を抱いて参加した。
工場内は、髪の毛一本入れないよう細心の注意が払われており、我々見学者も帽子着用で見学。
まずは、案内係の方から工場内の施設の説明や工場の歴史の説明があった。
最初の質問が、ロッテという社名の由来だった。
今まで考えたこともなく思わす考え込んでしまった・・。
ほとんど機械化されており、作業している人は皆無で、機械のおもり役として数人配置されていた。
1日3交代で土日祝日を除き24時間稼働しているそうだ。
日本国内はもとより世界各国にもこの工場から集荷されていることや、歯にいいといわれるキシリトールの原料が白樺の木からとれること、ガムには賞味期限はないが(通常の保管方法をした場合)、トクホをとるためには賞味期限をしてしなければいけないため、キシリトールガムのみ1年としていることなど初めて知った。
さらに実験として、砂糖とキシリトールをお湯に溶かすとどちらが冷たいか?
紙コップに触れると、キシリトールのほうがヒヤッとし、吸熱作用があることが分かった。
衣服等に付着して工場内に破片を持ち込む可能性があるため、事務室内ではガラスは使用しない決まりがあることも付記しておく。
最後に、お約束?のコアラのマーチとキシリトールガムと工場で出来立てほやほやのチョコパイをいただき、約90分で終了。小学生の夏休みの課題にも役立ち、とても人気の工場見学だそうだ。大人でも十分楽しめるので機会があればぜひ参加してみて!!
【参考】
★ 工場見学や歴史
★ お口の恋人ロッテ