私と、ラテン音楽との出会いを振り返ってみたい。普通は、リッキーマーチン(郷ひろみが彼の曲を日本語でアレンジした、♪アチチアチ♪で有名なリビンダビダロカ)の歌やサルサやサンバなどの明るい踊りたくなるような陽気な曲調を思い浮かべる方が多いと思うが、 私が最初にラテン音楽のとりこになったのは、『ルイスミゲル』のアルバム「ROMANCE」だった。
しかし、その当時日本ではあまり知られていなかった。たまたま、大学の交換留学生から借りた1枚が彼のCD。
実際に聞いてみると、スペイン語だったので意味はよくわからなかったが、曲調といい、彼の歌声といい一瞬にして魅了された。
もともと、バラードが大好きで、カラオケでも後半は、バラードを熱唱するタイプだったことも影響しているのかもしれない。
ROMANCEは昔の歌手が歌っていた曲のカバーだったが、伝統の中にも彼の歌声と重なって、より一層曲を引き立てていた。*ボレロとの衝撃的な出会いとなった。
次に発売された、ARIESでは、現代風の歌をバラードで歌い上げ、2度目のグラミー賞を獲得。
そして、満を持して1995年に発売したボレロ「SEGUNDO ROMANCE」で3度目のグラミー賞を獲得。何度も、CDを聞いて、自然と歌詞を口ずさむようにまでなったことを記憶している。
すると、自然に歌詞の意味が知りたくなり、スペイン語の辞書を片手に調べた。今考えるとこれも立派なスペイン語学習になっていたと思う。
次に出たEL CONCIERTOも、彼の魅力を存分に堪能できるバラード。
アルバムのとどめは、ROMANCES。特に、「DORMIR CONTIGO」は、甘いムードに浸れる私お勧めの*ボレロ! 意味は、・・・。
歌詞の意味がわかると、さらに感情移入しやすくなる。その当時(今も?)、カラオケでは、彼の歌は登録されていず、歌えなくてがっかりしたことを覚えている。
社会人になってからは、アジアの音楽(特に韓国・中国のバラード)にはまっていたので、自然とCDを聴く回数も減っていた。
そして、月日が流れ、昨年末の大掃除で、倉庫からカセットテープや歌詞を書いたノートが出てきた。10年ぶりくらいに曲をかけて先日聴いたが、今聞いてもすばらしい歌声と曲だと思った。
今は、YOUTUBEからも視聴できるので、このページにアクセスした人には是非聞いてもらいたい。(余計なお世話だとはわかっているが、感動を共有できたらとてもうれしい)
*ボレロ:キューバ発祥、ラテンアメリカから世界へ広まった4拍子のスロー・バラード。恋人やパートナーと一緒に聴くと最高なロマンチックなムードに浸れること間違いない・・と私は思う。
【ルイスミゲル】
スペイン人の父親(Luis Gallego)とイタリア人の母親(Marcela Basteri)の子として、1970年プエルト・リコのサン・フアンSan Jorge病院で生まれ、メキシコで育つ。成長してからメキシコ国籍に帰化し今はメキシコ人。(本名 Luis Miguel Gallego Basteri)
1982年12歳で、「1+1=2エナモラードス」でデビュー、14歳の1984年にはシーナ・イーストンとデュエットし翌年グラミー賞受賞。1985年、「PALABRA DE HONOR」で日本デビュー。1991年の「Romance(ロマンセ)」からアイドル歌手からボレロ歌手に、以後「Segundo Romance」(1994年)、「Romances」(1997年)とリリースしていく。
1999年9月14日、「AMARTE ES UN PLACER」をリリースし、翌30歳、「ラテングラミー賞」で三冠を獲得。
■『ロマンセ』、『アリエス』『セグンド・ロマンセ』、『ロマンセス』はボレロを堪能するのにお勧めのアルバム。
★dormir contigo
http://www.youtube.com/watch?v=o4hOIW8TtAc
★contigo aprendi
http://www.youtube.com/watch?v=CziO9PVVIlk
★El Dia Que Me Quieras El Concierto
http://www.youtube.com/watch?v=QvyIG57knJI
★Hasta Que Me Olvides
http://www.youtube.com/watch?v=mjCzD11RJmM
★Pensar En Ti El Concierto
http://www.youtube.com/watch?v=piOggaASEU4