日本国内は、お正月モードに入っているが、遅ればせながらちょっと前まで世間を賑わせていたのが「クリスマス」。日本は宗教の自由が保障されていて、過ごしやすい国だなーと実感する。無宗教でも、なんら不思議ではなく(逆に言えば信仰心がないともいえなくはないが)過ごせるのは、居心地がいい。海外では、宗教について聞かれることが多かったが、無宗教というと信じられないという顔をされるので、仏教とか神教とかキリスト教徒か使い分けて答えていた。
そんな無宗教な私なので、クリスマスも正月も、教会や神社やお寺にとこの時期は何かと忙しくなる。
クリスマスは、仕事であることが多かったが、今年は休みだったので、若者のクリスマスの過ごし方を見るのも世間勉強だと思い、横浜に続いてお台場へ行ってみた。
まず驚いたのが、アジアからの観光客が多いということ。あちこちで中国語や広東語やハングルなどが飛び交っていた。おそらく、羽田空港の国際化も影響しているのだろう。お台場へのアクセスも空港から30分くらいなので、すぐに来られるようだ。
たまたま行きのバスで一緒になった台北からの来た両親と東京在住の娘さんに始まり、最後の大江戸温泉まで、アジアの言葉を聴かないときはなかった。語学を勉強している方は、ハトバスツアーやお台場観光をお勧めする。
今回は、ショッピングなどの定番の台場コースではなく、お台場散策をした。
お台場に到着後、まず初めに東京税関を見学した。入り口からものものしい警備員の荷物チェック。空港に来たみたいだった。館内は、事務所で普通に職員が働いていたが、2階には税関の展示室がありさっそく見学した。きれいな建物で、おそらくお台場に来てここに来る方はそんなにいないだろう。税関の歴史からワシントン条約、関税など海外旅行に行く方は「知っていて損はない知識も満載。子どもでもわかりやすく学べるビデオや今流行の「ゆるキャラ」などもあり、退屈はしないだろう。窓の外からは羽田空港へ向かう飛行機や品川倉庫など、お台場の違った一面も見られる。
まだ時間は1正午前だったが、お腹もすいたので税関の食堂で食事した。まず、食券を買うカードを購入し、そのカードで食券を買うという2重構造になっている。初めての体験で戸惑うことも多かったが、お昼前でお客が少なかったので、食堂の方が親切に教えてくれた。
定食500円を頼んだが、量もありおいしかった。お台場ではもっとおいしいお店はたくさんあるが、チープで景色もいいので悪くはなかった。
お腹も満たされたので、無風で天気もよかったので、体重減らしとばかりにお台場の海岸線を歩くことにした。
潮風公園内は、人も少なく見渡すかぎり青空と芝の緑が目立った。
しばらく潮風に当たりながら、歩くと船の科学館前に着き、宗谷が停留していた。
そんななか、海浜公園の白砂を楽しげにじゃれ合う1組の高校生カップルの姿は微笑ましかった。と同時にうらやましかった。高校時代ずっとこういうシーンにあこがれていたが、まったく無縁だったので・・。、居心地がいいのだろうか、カモメヤカモがたくさんいた。
第3台場に着くと、数組のカップルだけで寂しかったが、考えてみればここまで歩いてくるだけでも20分はかかるので、アクアシティーお台場や東京デラックスビーチが見えるとはいえ、なかなか来ることはないと想像に難くない。ここは昔、ぺリーの黒船の来航により、江戸を守るために作られた砲台が置かれたところ。坂本龍馬も品川の警備にあたった。その影響もあるのか、テレビの取材クルーが訪れていた。
(参考)
お台場の名前の由来がわかるHP